トラちゃんの<のんびり行こう<

在宅介護老老介護予備軍、元長距離トラックドライバー・元自衛官・元調理師。現在は妻の介護と自らの疾病の治療に専念する。

トラちゃんの自叙伝

2016-06-27 20:37:36 | 日記
さて・・・

このような運送屋故に、毎月の走行距離は基本1万キロ。

およそ9000キロ~11000キロは仕事で走るわけで、もらう給料も上と下では

5万円くらいの差が出るのです。

つまり、年間12万キロは走破しないとノルマを達成したとはいえず、必然的に必死になるわけで・・

むろんトラック自体、会社からリースするような形をとっているので、走らないわけにはいかず

その分、無理な過労運転で事故を起こすドライバーが後を絶たないのです。

ある日、仙台のトラックステーションで休憩していると、石巻から鹿児島の枕崎漁港行の荷物が出て

ちょうど金曜日だったので、荷卸しは月曜日の予定で積み込みに行ったら、

なんと!荷物はマグロ漁船の「網」…総重量も水を含んでいたせいもありおよそ5トン。

カンカン(重量計)に乗るわけにはいかないので、速攻で出発。仙台から国道48号に入り

山形から13号~113号線と乗り継ぎ7号~8号線に入り、そのまま、一気に敦賀まで走り

敦賀から27号線、舞鶴から175号線を少し走り福知山から9号線。

福知山の24時間スーパーで食料を調達して養父の道の駅「但馬楽座」でビール一本と

お刺身(吾輩のトラックには冷凍冷蔵庫を積んでいるので)を食し、しばし、仮眠。

この時の時間が午前2時前、つまりは出発が金曜午後1時だったので23時間、無休で

走った計算になる。とはいえ未だ半分程度しか走ってないので、3時間ほどの仮眠で出発。

5時半、速度90キロ維持で鳥取を抜け、渋滞する7時ころには鳥取県の大栄町の道の駅に到着

ここでも、即仮眠、軽く?昼食をとり、昼間なのでペースは60~70キロで走行。

山口県の津和野に着いたのが夜7時頃。

路肩にトラックを止めて午後9時ころまで仮眠、そして、9時に起きてから時速80~90キロで一気に下関から関門トンネルを超える。

北九州で都市高速の馬場山まで乗り国道200号へ入り筑紫野から国道3号をひたすら南へ走らせ

土曜日の午後5時に無事、枕崎港到着。

カツオ・マグロの本場故に楽しみは新鮮なお刺身・・・のはずだった・・・

やみくもに走り、500円とはいえ高速利用が・・

肝心の財布の中身は1500円( ゚Д゚)

これで二人が食事?できるはずもなく、コンビニでビール2本を買い、100円の缶詰2個と

食パンを購入し、ささやかながらの夕食を取り。

・・・・爆睡・・・・日曜日の12時まで荷卸しする船が返ってこないので・・・

会社に電話する「金送れ!」…結局3万前借したものの阿久根の道の駅までUターン。

今回の走行距離約3000キロ。売り上げ20万(30%が給料)。

火曜日に川内から広島の尾道の三菱までの荷物を、強引?に引き受け朝8時に川内で荷積み。

日通の仕事であくる日卸、つまり800キロを関門トンネルだけの利用で水曜日6時着。

帰りも来た道を逆にたどり、水曜5時尾道着。

日通さんの心遣いもあって朝食にと1000円もらい、広島のバイパスのPAで次の荷物の連絡待ち。

      >また明日<


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