徒然じゃない日常

日々起こるできごとをあくまで私的見解で書いちゃいます。

菊池寛

2006-05-05 18:00:19 | Theater

GWいかがおすごしですか。

4月に見た舞台の話。
シアタートラムでやっていた『父帰る』と『屋上の狂人』を見ました。
どちらも菊池寛氏の戯曲です。
実は菊地寛氏は地元ゆかりの方。
子供の頃からふつうに読んでいる作品で、親しみやすい本でした。

シアタートラムは200人ほどの小さな劇場。
すごい立見もでていて驚きました。

感想を書こうと思ったのですが、すでに語られている劇評みたいになりそう
なので、違う視点で書いてみます。

『父帰る』では演者の所作に感動しました。着物をたたむ、食事をとる、
ひとつひとつがこだわってるんだろうなぁと思ってみました。
印象的だったのが、火にかけられたやかん(?)からでる蒸気の音。
芝居が静かなんです。
そこにず~っとしゅんしゅんって音が流れていてすごく好きでした。

『屋上の狂人』はなんといっても主人公の笑顔と空がよかった~
空は当然本物ではないんだけど、自分も屋根の上で空を眺めていたくなる。
こちらは屋根の上でも下でもドタバタ動きがあって、笑いも満載なんだけど、
胸にくるものがあって、一緒に笑いながらも泣ける芝居でした。

讃岐弁のお話しで、演者はイントネーションとか大変だったんではと想像します。
独特の方言もあって、東京の方にはわからないことばもあったのではないかと。。
でも、言葉が暖かかったですね。
おたあさんの「おかえり」とかきゅ~んときましたもん。

ますますお芝居にはまりつつある今日このごろでした。


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