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私の好きなものについて

映画 ■■ソウルガールズ■■

2014年01月31日 22時40分04秒 | 映画
たまにはマイナーな映画も観なくては
ということで
渋谷のヒューマントラストシネマズ行ってきました
迷ってしまって
時間ギリギリだった



映画 ■■ソウルガールズ■■



☆☆

Yahoo映画の評価(2014年1/29現在) 4.24(5点満点)



実話に基づいて作られた映画

最近、多いな~



21世紀になって過去を振り返ってみると
たとえ60年代という、つい最近のことでも

現実世界では
信じられないことが起きていたんだと
今になって分かる

現実は、小説よりも奇なるストーリーに満ちていて
おとぎ話よりもはるかに残酷

だからこそ
フィクション以上に目が離せなくて
驚きがあるんだろうな



60年代の物語
私はもう生まれていた

オーストラリアでは
アボリジニが居留地に追いやられて
オーストラリアの市民とは認められずに
暮らしていて

アメリカでは
キング牧師が黒人の市民権を求めて
活動していた

それが60年代



劇中で、デイブが言っていたんだけど
「カントリーミュージックは
失った物をひたすら嘆き悲しむ歌だけど

ソウル・ミュージックは
失った物を嘆きつつ
そこでへこたれず
なんとかそれを取り戻そうとする歌なんだ」
...と



60年代を象徴する音楽
ソウル・ミュージック

あの力強い歌声
躍動感あるリズムは
丸ごと時代の空気を象徴している

まさにあの時代に生まれた音楽
虐げられた人達が
諦めず、前に進もうとする音楽

人々は失った物を
取り戻そうともがき
無我夢中で突き進んでいた



改めて感じた
エンターテイメントというものは
食べ物や着る物
安全な家と同じくらい
生きていくために、なくてはならない必需品なのだ

どんな状況になっても
人々は音楽を求めている

迫害を受けても
生命が脅かされても
音楽は人を励まし、勇気をくれる



私は最近
音楽を習うのも
楽器を買うのも、メンテナンスするのも
本当にお金がかかるし

音楽を嗜むということは
お金持ちの道楽で
裕福層に与えられた特権だと
感じていました

そうして
裕福層に生まれなかった私は
音楽を楽しむ機会を逃してしまったと

人生はフェアじゃない...と
感じていました



しかし、しかし
考えてみれば
当たり前のことですが
音楽というものは
本来、誰でも平等に楽しめるものなのですよね



映画の中では
市民権さえ得ていなかった
虐げられていた
貧しかった人達の中から
輝かしい、力のみなぎる音楽が生まれ
世界中の人が魅了されていました



どうも私は
失った物を嘆いて泣き続ける
カントリー・ミュージックのタイプなのね



ソウル・ミュージックのスピリッツを
見習わなくては...
なんて思いました

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