評判が良かったので
ずっと気になっていたのだけど
作品の描かんとしていた所は
全く感じることは出来なかったみたいよ
残念!
Hulu ■■ぼくのエリ 200歳の少女■■
☆☆
Yahoo映画の評価(2013年9/21現在) 4.09(5点満点)
映画館で観てたら
全然違う評価になっていたろうなあ
家で見ると、宅急便来たり
洗濯物たたんだり
止めたり、巻き戻したりと、集中しない
そして映画館で観たら
もっともっと怖くて
逃げたくなっただろうな~
スウェーデンの映画なのね!
とっても新鮮
バンパイアものとか
血しぶきが飛び交うものは
あまり好きじゃないから
好感は持てなかったし
最後のプールのシーンも
ネット上では「非常に美しかった」
と絶賛の嵐なんだけど
私はそこまで思えなかった
映画館で最初からずっと集中して観たら
全然違ったかな
何よりこの映画は
邦題が、ミスリードしているとか
ストーリー上とても重要なシーンに
世界中で日本だけ、なんと、「ぼかし」を入れてしまって
大切な設定を見ることが出来ないまま終わってしまうとか
とんでもないことになっているらしい
と、いろいろ検索して分かりました
検索して得た情報を加えて考えてみると
ガラッと印象も変わります
孤独な者同士
わけもなく惹かれ合う
広い世界の中で、たった一人だけ
周波数が合って
話せるのは一人だけ
痛みを分かち合えるのは一人だけ
でも、同じ世界に住む住人ではない
同じ時間を生きたり
「普通の生活」を送ることは出来ない
エリとオスカーの関係は
スウェーデンの雪のようにピュアで
でも、とても残酷
大切な人に巡り会えた幸福と背中合わせの
無慈悲な運命
そんなギリギリの関係が
スウェーデンの凍てつくような空気の中
雪に覆われた白い世界の中で
更に研ぎ澄まされたように痛いくらいに伝わってきました
ネタバレ感想
私は、エリとオスカーの
幼い心に生まれた、ほのかな恋心...
と、感じたのですが
原作によると、エリは男の子なんですね!
しかも、「ぼかし」のせいで日本人には分からないのだけど
性器は切り取られているとか...
つまり、男の子でも女の子でもない
中性的な存在なのだ
それをオスカーも
エリが着替えているのを覗いて見てしまうから
オスカーはエリが女の子ではないと知っている
それでも、唯一無二の友達と思う気持ちは変わらない
私は、「オスカーはエリが女の子ではないと知っている」
という事実が分からなかったので
最後、2人で逃避行に出るシーンも
「小さな恋のメロディ」のように
小さな恋人達の逃避行だと受け止めたのだけど
これは、なんですかね
オスカーは
男と男の友情と感じていたのか
それともやっぱり惹かれる気持ち、恋心はあったのか
つまり、オスカーはゲイなのか???
(そして生き血の調達人だったホーカンも???)
いやいや、エリは男の子でも女の子でもない
中性的な存在だから
性を超越した、純粋な友情で結ばれていたのかも知れない
最後、エリがいじめっ子達に復讐するシーンは
直接、エリに惨殺される場面は出てこないで
「美しい」とも思える描き方をしている
そして、プールに沈められ
死の恐怖から這い上がってきたオスカーの目の前には
エリの美しい笑顔が
(血みどろになっているであろう口元は映らない)
それを見つけたオスカーの
本当に無垢で可憐な、心からの笑顔
多くの人が、ブログに「とても美しかった」と
賞嘆しているけど
(いじめっ子とは言え)子ども達が
凄惨なやり方で殺され
目の前には、血まみれになっているエリが立っている
それを見て、満面の笑みを浮かべられる...というのが
私はゾッとしてしまった
でもまあ
そうしないとオスカーは死んでたかも知れないからね
正当防衛なのよね
「殺されかかっていたところを助けてくれた!
死ななかった!
まだ生きてる!」
という喜びの笑みなのかな?
そういう
嬉しいけど、怖い
命を守ってくれたけど、残酷
...っていう背中合わせの感情を
実に上手く描いていた映画だと思いました
ずっと気になっていたのだけど
作品の描かんとしていた所は
全く感じることは出来なかったみたいよ
残念!
Hulu ■■ぼくのエリ 200歳の少女■■
☆☆
Yahoo映画の評価(2013年9/21現在) 4.09(5点満点)
映画館で観てたら
全然違う評価になっていたろうなあ
家で見ると、宅急便来たり
洗濯物たたんだり
止めたり、巻き戻したりと、集中しない
そして映画館で観たら
もっともっと怖くて
逃げたくなっただろうな~
スウェーデンの映画なのね!
とっても新鮮
バンパイアものとか
血しぶきが飛び交うものは
あまり好きじゃないから
好感は持てなかったし
最後のプールのシーンも
ネット上では「非常に美しかった」
と絶賛の嵐なんだけど
私はそこまで思えなかった
映画館で最初からずっと集中して観たら
全然違ったかな
何よりこの映画は
邦題が、ミスリードしているとか
ストーリー上とても重要なシーンに
世界中で日本だけ、なんと、「ぼかし」を入れてしまって
大切な設定を見ることが出来ないまま終わってしまうとか
とんでもないことになっているらしい
と、いろいろ検索して分かりました
検索して得た情報を加えて考えてみると
ガラッと印象も変わります
孤独な者同士
わけもなく惹かれ合う
広い世界の中で、たった一人だけ
周波数が合って
話せるのは一人だけ
痛みを分かち合えるのは一人だけ
でも、同じ世界に住む住人ではない
同じ時間を生きたり
「普通の生活」を送ることは出来ない
エリとオスカーの関係は
スウェーデンの雪のようにピュアで
でも、とても残酷
大切な人に巡り会えた幸福と背中合わせの
無慈悲な運命
そんなギリギリの関係が
スウェーデンの凍てつくような空気の中
雪に覆われた白い世界の中で
更に研ぎ澄まされたように痛いくらいに伝わってきました
ネタバレ感想
私は、エリとオスカーの
幼い心に生まれた、ほのかな恋心...
と、感じたのですが
原作によると、エリは男の子なんですね!
しかも、「ぼかし」のせいで日本人には分からないのだけど
性器は切り取られているとか...
つまり、男の子でも女の子でもない
中性的な存在なのだ
それをオスカーも
エリが着替えているのを覗いて見てしまうから
オスカーはエリが女の子ではないと知っている
それでも、唯一無二の友達と思う気持ちは変わらない
私は、「オスカーはエリが女の子ではないと知っている」
という事実が分からなかったので
最後、2人で逃避行に出るシーンも
「小さな恋のメロディ」のように
小さな恋人達の逃避行だと受け止めたのだけど
これは、なんですかね
オスカーは
男と男の友情と感じていたのか
それともやっぱり惹かれる気持ち、恋心はあったのか
つまり、オスカーはゲイなのか???
(そして生き血の調達人だったホーカンも???)
いやいや、エリは男の子でも女の子でもない
中性的な存在だから
性を超越した、純粋な友情で結ばれていたのかも知れない
最後、エリがいじめっ子達に復讐するシーンは
直接、エリに惨殺される場面は出てこないで
「美しい」とも思える描き方をしている
そして、プールに沈められ
死の恐怖から這い上がってきたオスカーの目の前には
エリの美しい笑顔が
(血みどろになっているであろう口元は映らない)
それを見つけたオスカーの
本当に無垢で可憐な、心からの笑顔
多くの人が、ブログに「とても美しかった」と
賞嘆しているけど
(いじめっ子とは言え)子ども達が
凄惨なやり方で殺され
目の前には、血まみれになっているエリが立っている
それを見て、満面の笑みを浮かべられる...というのが
私はゾッとしてしまった
でもまあ
そうしないとオスカーは死んでたかも知れないからね
正当防衛なのよね
「殺されかかっていたところを助けてくれた!
死ななかった!
まだ生きてる!」
という喜びの笑みなのかな?
そういう
嬉しいけど、怖い
命を守ってくれたけど、残酷
...っていう背中合わせの感情を
実に上手く描いていた映画だと思いました
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