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Petite Diary

カナダに暮らすわたしの毎日。
食べること、庭のこと、そしてはたらくこと。

バンクーバーに6000人の日本人?

2004-07-10 | はたらく
今年に入って日本人の旅行者が増えてきたそうだ。これはバンクーバーの住民にとっては喜ばしいことで、素直にうれしい。去年は旅行会社でもリストラがすごかったし、つぶれていくお店も多かった。観光が大きな財源になっている都市なので、これで生計をたてている全ての人が一息ついていることだろう。

そして昨日くらいから大きなツアーが来ているらしい。聞いた話だと2000人だか6000人の団体だそうで、本当に街中に日本語が溢れている感じ。

そして私の勤めるブティックにもたくさんの日本人旅行者がやってくる。
ある同僚は「sayoriは始めたばかりなのに、よくやってるわ。でもあなたはラッキーよ。英語のお客さんだけじゃなくて日本人のお客さんに売ることができるから」そうか…今や日本語をしゃべれるっていうのは私の武器のひとつなんだね。

そして私はその武器を使うべく、にこにこしてお店に立っているわけなのだけれど、昨日と今日だけで、なんだかぐったり。日本人ってこんなにマナーが悪かったっけ?もちろんいい人もいるし、カナディアンだってマナーの悪い人はいるけど…。

店に入ったらまず、あいさつ!これは基本でしょう。別に声を出さなくてもにこっとするだけでもいい。たぶん、買わないで申し訳ないという気持ちがあるんだろう。でも入った全ての店で買い物をするわけにはいかないんだし、堂々と「Hello!」と入って行くだけで店の人も自分も気持ちいいと思う。こそこそしているように見えるのは同じ日本人として悲しい…。

ツアーが忙しすぎて余裕がないせいもあるかもしれない。でも、一人だとそうでもないのに、団体になると急に大声になるのはどうしてなんだろう。買うつもりもないのに、やたら触るのもどうかと思うし…。

買い物道も極めるのはむずかしい…。回数を重ねて、経験していくしかないのかな。

新入りの私にも公平に…

2004-07-07 | はたらく
今日仕事場に着くと、商品の買い付けに海外に出張中のマネージャーからFAXが。そこには今月の各自の目標金額が書いてあり、それを見て同僚が大騒ぎしている。もちろん販売目標は月毎に設定されてはいるのだけれど、それは店としての話で、個人の目標が細かく出されたことはなかったからだ。

それで昨日、今月は誰が何時間働くかを同僚が計算して報告していたのかと納得。「今月はsayoriはフルタイムみたいね」と言われて喜んでいたのに(苦笑)。その目標は一目瞭然、長時間働く人が高く、休みが多い人が低い。ある意味公平といえば公平だけれど、そう簡単なものじゃないよな…とちょっと釈然としない私。なんだよ、6人いる中で、上から3番目に高いじゃないの!ひえ~。

だってさ、1年めの人と8年もしている人じゃあ、持ってる顧客の数が違うよね。しかも人気でほぼ予約販売のようになっている高額商品があるんだけど、それは私が入社する前にリストは打ち切られている…。うー、めずらしく愚痴っぽくなっちゃうけど、ちょっと厳しいっす。

私が「じゃあこれから私は毎日、****ドル以上売らなきゃだめなんだ」とへこみながら計算していると、「Don't worry, sayori. I don't care.」。気にしないって言われてもねえ…。

まあ、地道に働くしかありません!でも今日、よく働いたけどCD$500位の売り上げだった…道は遠く険しい(笑)

ラメに注意!

2004-07-03 | はたらく
久々に雨が降って、ちょっと肌寒い一日。そして今日もお仕事。

いつもの月例会メンバー(taji家に来ておいしく楽しく料理を食べる会)のMちゃんとひさびさにBLENZでお茶。彼女は何か物を頼む時に色々と細かく注文をつける人で、そのせいもあってどこでもすぐ、顔なじみになってしまう。

今日も「一番小さいサイズのカップで、カフェラテ。ノーフォームであんまり熱くしないでね。」とオーダー。注文を受けたのはワーキングホリデー中の新人の日本人の女の子。すっかりびびっている…(笑)恐かったのかしら。

顔ってその人の性格や歴史が現れるけど、たまに全然違う人もいるよねっていう話題で盛り上がる。本人いわく「顔はこわいけど、優しい」のだそうだ。ふむふむ。

そして…いつも脳天気に明るい同僚のWは今日もすごかった。
休憩中にリップグロスを買って、つけようと封を開けると、なんとそこにあるのはラメきらきらのグロス。しかもそれはCD$5くらいの中学生がつけるようなチープな感じのグロスだったから、もう大変。ラメ全開、きらきら光りまくっている。オフィスから「Oh! no~」という叫びが聞こえ、手にラメリップを持った彼が…。そこにいた全員で大爆笑。彼には女装の趣味はなく、さすがにラメリップはつけないらしい。

結局、そのラメリップは中学生の娘のいる同僚の手に。そして性懲りもなく、彼はまた買いに行ってました。「今度は10回くらい、ラメが入っていないか確認しちゃったよ」…無事にラメなしを買って来た様子。よしよし。

なかなかいろんな人がいて、楽しい職場でしょう? 結構、気に入ってます。


今日はお休み…のはずだった

2004-06-27 | はたらく
9時過ぎに起きてみるともう太陽がぴかぴかと照っている。気持ちいい!早速庭に出て、コーヒーと果物、そして最近すっかりお気に入りのデザート豆腐を食べながらゆったりまったりしていた。

今日はまずユーロ2004を見て、それから買い物だね…と夫と話していると電話が。この時間にかかってくるのは、ほとんどが会社からなので、ちょっといやな予感がしつつも電話に出る。

「Hello sayori, How are you? 今日、Wが病欠なんだけど、代わりに来れないかしら?」

やっぱり、そうだったか!同僚Wは天気のいい日や週末に休みが多い…ような気がする。基本的にはもっと出勤時間が増えたほうがいいので、そういう電話はうれしいんだけど、こう天気が良くて、休みを満喫しようとしている時にそう言われるのはちとつらい。後ろ髪ひかれつつも、ぱたぱたと支度をして会社へ。

今日はなんだか忙しい。メキシコからの旅行者が多くて、ネクタイがたくさん売れる。なぜだか知らないけど、メキシコのお客さんはとにかくネクタイが大好き。世界中にお店がある中でメキシコのブティックがネクタイの売り上げナンバーワンなんだそう。国民性が出ておもしろいなあ。

マネージャーのSは仕事の後にブラインドデートだそうで、ひまだったらメイクしてねと言われていたんだけど、ついにできなかった(笑)。友達とその男友達が集まって庭でバーベキューをするんだって!なんだかデートもカナダっぽいなあ。


カナダにはたくさんいます…

2004-06-01 | はたらく
2つの仕事を持っていることは前に書いたけれど、ブティックのセールスはパートタイムで毎週日曜日は必ず働く。それ以外は誰かが休みの時など、人手がもっと必要な時に働くようになっている。だいたい1ヶ月間のスケジュールを先にもらえるので、それから化粧品の仕事を入れるのだ。

カナダの化粧品のカウンターで働く人はだいたいが時給にプラスしてコミッション(売り上げ金額の数パーセントが自分に入る歩合制)をもらっている。たくさん売れば売るほど自分に返ってくるしくみだ。

私はフリーのメイクアップアーティストとして登録していて、コミッション制ではない。私が作った売り上げはカウンターの人に配分される。なので、メイク技術が高いほうがいいにこしたことはないけれども、たくさん売る人が喜ばれる。
そりゃあ、そうだよね。自分の給料に直接はね返ってくるんだもの。

日本ではメイクアップアーティストというと、雑誌で活躍しているようなごく一部の人を思い浮かべるだろうけれど、こちらでは、メイクの学校を卒業してすぐの人でも「私はメイクアップアーティスト」とか豪語している位なので、とにかくたくさんの自称メイクアップアーティストがいる。

この間、登録している人の名簿をこっそり見せてもらった。名前の横には印がつけてあり、コメント欄には…15分遅刻とか、文句が多いとか、アジア系のメイクができないとか、もう色々書いてある。
私のところは…と見ると二重丸がしてあった。はーよかったー。

その二重丸の成果(?)と怪我で休んでいる人がいたせいもあって5月は順調に(というか十分すぎるくらい)仕事があった。6月はというと、ちょっとのんびりできそうな感じ。

今月は庭仕事をしたり、家の中の模様替えをしたり、今まで我慢していたことをやるぞー。

日本語はむずかしい

2004-05-29 | はたらく
今日もまた某化粧品カウンターにてお仕事。
日本語を教えてという同僚との会話。

「your welcomeはなんて言うの?」
「どういたしまして」
「ドウ イタシマシテ」
「そうそう」
とここまではよかった。

「じゃあ、I like spending time with you. は?」
「んー、そういういい方は日本語ではあまりしないんだけど…
あなたと一緒に過ごすのが好きです。かなあ」

「I think you are gorgeous.」
「あなたはゴージャスだと思うわ…かな」
「I thing you look sexy.」
「日本ではあんまりゴージャスとかセクシーって言わないんだけど…
セクシーね。で通じるよ」
彼女はフィリピン出身のカナディアン。ゴージャス、セクシーが一番の褒め言葉なのだ。

「Do you want to have dinner with me?」
「私と夕食を一緒にしたい?…だね」

「I like the way you kiss.」
「ん?ちょっと!新しいボーイフレンドは日本人なの?」
「違うけど…」
「じゃあ、いつ使うのよ(笑)」
さすが情熱の国出身。知りたい言葉も情熱的。

ぴったりの日本語にするのって、けっこうむずかしい。ただ訳すと誰も使っていないおかしな日本語になっちゃう。そういう言い方はしないっていうのが文化の違いってことなんだろうね。
でも、つまっていると"フェイクジャパニーズ"って言われちゃうし(笑)
英語があまり進歩していないのに、日本語の能力だけが低下してるんじゃ、割にあわないよ…。

遅番

2004-05-28 | はたらく
今日の私のシフトは12:00 - 8:30、某化粧品カウンターでのお仕事。

木曜日と金曜日はたいていのお店やモールは遅くまで営業している。
でも、カナディアンは仕事が終わったら、とにかく家に帰る。同僚とお酒を飲んだり、ショッピングをしたりっている習慣があんまりないようで、店はがらがら。
7時をすぎると本当にぱったりと客足が途絶えてしまう。
そうすると、やることないんだよね。掃除をするっていっても、さっき拭いたばっかりだし…。

まわりのみんなは何をしているか…まあ、集まってしゃべったり、自分の顔をメイクし直したり、他のカウンターの化粧品を試したり…とそんな感じ。
「あめ食べるー」とか結構ゆるーい空気が流れている。それはそれでいいんだけど、営業的にはどうなんでしょう(笑)

明日も遅番。



トレーニング

2004-05-21 | はたらく
私は同じ百貨店の中で2つの仕事を持っている。
ひとつはハンドバックや洋服、革小物などを扱うブティックのセールス。もう一つはフリーランスのデモンストレーターで、おもにメイクアップや香水のイベントの時に化粧品会社から依頼を受けて働いている。

百貨店と言っても主にファッションを扱うこじんまりとした店で、カナダの中ではハイクラスと言われている(まあ、3つくらいしか百貨店がない中での話…)。
どこもそうだと思うけど、カスタマーサービスには細かい決まりがあり、それに従って年に1、2回トレーニングがある。

今日はそのトレーニングの日だった。
お題は「CLIENTELE DEVELOPMENT」。
まあ、どういうふうに常連客を作っていくかっていう内容ですね。

どんな方法があると思う?こういう場合はどう?とみんなに考えさせて、正しい方法を導くっていうスタイルで、一方的に教えるって感じではない。
とってもカジュアルで、みんなもコーヒーを飲んだり、チョコレートを食べたりしながらなごやかに進む…。

後半は6人がペアになってロールプレイング。
商品購入後、30日以内に必ず電話をする決まりがある。それぞれセールスと顧客役になって電話の練習。
返品したいという人にどう答えるか…とかね。

まあ、今日はみんなよくしゃべる人たちばっかりだったので、わかる時だけちょっと発言して、なんとか終わりました。はー。

なんて答えよう…って必死に考えている間に次の話になってたりするんだけどね。つかれました(笑)