政治をあきらめない

都民に透明性のある政治を

生かそう1947教育基本法!練馬連絡会議

2007年03月10日 | Weblog
3月8日(木)夜、練馬区役所交流会室で開催された「生かそう教育基本法!練馬連絡会議」総会に参加した。
昨年12月15日「改正」教育基本法が成立した。この会では、学習会開催、中央集会参加、署名集め、のほか独自ポスター4000枚作成、駅頭宣伝(のべ60駅)、宣伝カーによる情宣などを繰り広げたという。
現在は、他の団体と共同して卒入学式での国旗国歌強制反対を区内の国立・都立高校、区立小中学校の校長あて要請をやっているそうだ。
その他、区内3地域(おおむね中学の校区の範囲)で教育懇談会を日常的に開催している。
現在、区立小中学校での問題としては、2年前から実施された学校選択制、今年から強制導入される2学期制、4月24日(火)に実施予定の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)がある。
以下、会場で出た発言で、印象に残ったものをピックアップする。
○卒入学式での国旗国歌強制反対要請書を都立高校各校に持参した。受取拒否の学校や名前を聞いても名乗らない無礼な副校長もいた。これに対し国立は話をよく聞いてくれた。都立高校の締め付け体制をまざまざとみたように思う
(区立中学では、「国旗国歌の問題」と用件をいっただけで、保護者でさえ面接拒絶の校長もいるそうである)
○駅頭ビラ配りの際、販売チラシを配布している青年に「君が代は悪いんですか」と質問された。「君といっても、『友人』の意味ではないのよ」とていねいに説明したところ「わかりました」と言って去っていった。ほのぼのとした気分になった。
○区立中学で各地の方言で「9条」を教える教育実践をする先生がいた。25年間やってきたのに、昨年は校長と何度も押し問答をしたにもかかわらずプリントは「発禁処分」にあった。
○孫が通う小学校ではクラスの半分が私立中学を受験するという。友達といっしょに公立に進学できないのでわたしも私立へ、という生徒もいる。成績上位は私立、下位は公立という二極分化が進展しているようだ。
○子どもが大きくなると、教育問題と関係がなくなり、たとえ問題があってもリアリティを感じなくなってしまう。本当は、教育は国民全体の問題なので、どう突破するかが課題だ。いっぽう現在子どもを学校に通わせている若い世代と、どのようにすれば関係を築けるかということも大きな課題である。

☆わたくしは、この会には2回ほど区民集会に出たのと、昨冬署名に協力したくらいで、どういう会か詳しく知らず参加した。しかし地域密着の地道な活動を継続しておられるようで感心した。
名称を「生かそう1947教育基本法!練馬連絡会議」と改称して、今後も活発な活動を続けるとのこと。
☆はじめて区役所20階から夜景をながめた。夜景はいいのだが、文京区役所に負けず劣らずの豪華庁舎だった。