さやえんどう21のお部屋

何かものをつくろうと考えたり、作ったり、修理したりするのが好きです。いろいろなことについて書いています。

京極夏彦を読む 自分流の京極読み 京極きたーっ!

2024年05月15日 | 本の感想

京極夏彦の小説を読む。

まずはページを繰りながら京極ワールドにじっくり浸る。

そして、「ところで、あなたはもう死んでますよね」のような、京極お決まりのびっくりどんでん返しの展開になると、

「京極きたっーーーー!」と心の中で一人絶叫する。

酒を用意しながら、一人乾杯しながら心の中で絶叫する読み方もあります。

これが自分の京極夏彦の読み方です。

プロレスを観て、お気に入りのレスラーが期待通りのパフォーマンスをしたときに、一人盛り上がるような感じと言えばわかるでしょうか。

「冥談」「幽談」はこの読み方をしました。

 

「虚談」については、前半はこの読み方で読めましたが、途中から本のタイトルも「虚談」であることから

「どうせ、これは真実ではないって、最後はいうんでしょ」という感じで先読みができるようになり、

後半の話は、京極先生も、自分のような読者がしているような先読みを、いい意味で裏切ろうとしてか、かえって何をいいたいのかわからない話に仕上がっていいました。

 

はっきりとした落ちがない、あの湿っぽい文章を読んでいるだけで、京極ワールドに浸ることができて満足です。

先日も図書館で読み返しました。

 

明日は雨ということで涼やかな風を部屋に入れて、いま窓を開けながらラジオを聴きながら、ブログを描いています。

静かな夜です。窓の外は漆黒が広がるばかりです。

ラジオからは浜崎あゆみの曲が流れています。「ばいばいばい、ばいばばいばい♪」という曲です。

イラストは題して、ホームセンターで、紅あずまを眺める、紅あずま女子です。意味なく描きました。