どんな内容かまとめてみました。
簡単に言ってしまえば、このような筋書きですが
最後に國分先生は結論に至る過程を熟読してほしい、と言っています。
人間が退屈を感じるようになった理由については
「狩猟時代(移動)から農耕時代(定住)へ移行し、移動の際に変化に対応する為に活発に使われていた大脳が、定住することにより使われなくなりもてあまし退屈を感じるようになった。」
「有閑貴族の特権であった暇が、現代人にも享受されるようになってきたが多くの人は暇の使い方がよく分からなく退屈を感じている。」などの推論を述べています。
動物が退屈を感じない理由についても、常に定型行動をとっているため、人間と違って大脳が変化に対応する必要がなく、そのため退屈を知覚しないとの事が書いてあります。
◆自分について…現在の仕事が嫌いではないですが、同じことを繰り返していると退屈を感じて、他のことをやってみたいとか、違うところに行ってみたいとか、他の仕事もやってみたいとか感じる理由は これか とこの本を読んで気づきました。
そもそも脳が変化に対応して闊達に動いていないと退屈する仕組みなだったとは…。
それを意識できるだけでも、脱退屈にたどり着きやすいかなと思いました。
自分の場合は、お金を掛けずに脳に変化を与える方法としては、図書館から借りた本を読んで、感想を書いたり、イラストを描いたりですかね。
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