ワルシャワからバスでクラクフへ。
クラクフはワルシャワと同じく街並みが世界遺産に登録されていて、
とてもきれいな街。ワルシャワに比べると観光地化している印象。
その近郊には世界遺産に登録されている塩の炭鉱所もあったりする。
炭鉱の様子はこんな感じ。
ちなみに市内の様子
そんなクラクフ市内でゆっくりするのも良いけれど、ここに来る人の多くは
バスに乗って、数時間ほどかけてとある場所に行く人が多い。
その場所はアウシュビッツという強制収容所。
世界最大級にユダヤ人の殺戮が行われた場所。
うちらもアウシュビッツまで足を伸ばした。
働けば自由になると書かれた入り口の門。
今現在アウシュビッツは博物館となっていて、
その当時の様子を伝える建物や写真が残っている。
ここには起こった出来事の一部を知るには、十分なほどの資料が置いてある。
殺されたユダヤ人のプール一杯分ほど詰まれた髪の毛、メガネ、カバンなどの遺品。
ただ人を殺すためだけに作られたガス室、そこで使用された毒ガスの空ケース。
死の壁と呼ばれた銃殺場。
優秀な人種を作るために行われた人体実験の様子。
当時の暮らしを伝える収容人の骨と皮のように痩せ細った身体の写真。
収容人の遺影写真も。
ユダヤ人はドイツナチスにとって下等な人種とみなされ、
淘汰するためアウシュビッツを代表とする強制収容所に送り込まれた。
そして送り込まれた人々の9割以上は病気や過労、または毒ガスで殺された。
実際はナチスはユダヤ人のことを怖いと思っていたのかもしれない。
そこで全員が一致団結する前にどうにかしようと考え、やった行為かもしれない。
その被害は甚大じゃない。
数は二転三転してはっきりとしてはいないけれど、
亡くなった人は今日ではアウシュビッツだけで150万人以上と言われている。
アウシュビッツのもう一つの収容所。ビルケナウの様子。
この線路を走った列車に乗って、ユダヤの人は収容所に送り込まれた。
ビルケナウにある慰霊花。
世界でも過去にさまざまな戦争があり、今この瞬間も争いがある。
戦後に生まれた日本人にとってはそういった出来事の現実を、
本当に自分のものとして知るきっかけとしては良いところだと思う。
ポーランド自体も良い国なので、ぜひ機会を作って行ってもらいたい。
きっと良い意味で普段考えなかったことについて考える良い機会になると思います。
この後はポーランドを抜けて、
ナチスの歴史があるドイツ。そのベルリンへと向かっていきます。
今日も読んでいただきありがとうございました:)
はし