つい先日子供が生まれた。
どこにって僕にである。
僕が生んだわけではないが僕の配偶者が生んだ子は僕の子になるという考えてみれば不思議な日本の風習に従って言うところの僕の子が生まれたわけである。
性別は女の子なのだが生まれた時から不思議と女の子らしい顔をしていた。
ただ耳と背中にすごい毛が生えているのが気になるのだが聞いてみるとこれはそのうち抜けてしまうのだそうだ。
「剛毛少女」などと呼ばれてイジめられると困るので早いところきれいさっぱり抜けてほしい。
今のところ寝て起きて泣いて飲んで寝て起きて泣いて飲んでという場末の演歌のような繰り返しなのだが当然その間にはウンコもオシッコも垂れ流しである。
目覚めている合間に話す言葉は「ダゥ」「アゥ」「ウォム」といった喃語ばかりだが妻は泣き声のパターンで飲むのか垂れ流したのか判るようだ。
僕にはまだよくわからない。
男に乳が出ないというのは非常に不公平だと思うのだがとりあえず僕には泣けば誰かが世話をしてくれるという状況が羨ましくて仕方がない。
我が子には飽き飽きするようなこの世のしがらみに屈託を感じながら長い人生を生きていってほしいと思っている。
どこにって僕にである。
僕が生んだわけではないが僕の配偶者が生んだ子は僕の子になるという考えてみれば不思議な日本の風習に従って言うところの僕の子が生まれたわけである。
性別は女の子なのだが生まれた時から不思議と女の子らしい顔をしていた。
ただ耳と背中にすごい毛が生えているのが気になるのだが聞いてみるとこれはそのうち抜けてしまうのだそうだ。
「剛毛少女」などと呼ばれてイジめられると困るので早いところきれいさっぱり抜けてほしい。
今のところ寝て起きて泣いて飲んで寝て起きて泣いて飲んでという場末の演歌のような繰り返しなのだが当然その間にはウンコもオシッコも垂れ流しである。
目覚めている合間に話す言葉は「ダゥ」「アゥ」「ウォム」といった喃語ばかりだが妻は泣き声のパターンで飲むのか垂れ流したのか判るようだ。
僕にはまだよくわからない。
男に乳が出ないというのは非常に不公平だと思うのだがとりあえず僕には泣けば誰かが世話をしてくれるという状況が羨ましくて仕方がない。
我が子には飽き飽きするようなこの世のしがらみに屈託を感じながら長い人生を生きていってほしいと思っている。