泡 music.

某黄色いCDショップ元バイヤーによるNo Music No Lifeなブログ♪

Midnight Only Pt.1

2008-12-12 12:45:32 | Weblog

ちゃっちいタイトル付けちゃいましたが完全夜仕様のMellowでエロいアルバムを紹介特に冬向き
00年作Erykah Baduの2ndですD'angeloを筆頭とする、いわゆるニュー・クラシック・ソウル(現ネオ・ソウル)の女性代表って感じで、97年のデビュー作ではHip Hop Jazz BandなThe Roots一派も演奏に絡んでてグラミーまで獲ってメジャー、アングラ問わず絶大な支持を得ますこのジャンルはオーガニックでJazzy、Mellowなサウンドが魅力特にこの2ndは②~⑤の流れが鬼CoolでSexyです②は故Jay Deeがプロデュースってのもポイントっすね(アルバム自体James Poyser,?uestlove,Jay DeeによるSoulquariansプロデュースなんですけど)で、色んな女の子系コンピによく収録される「Bag Lady」、激エロです前半おとなしいですが、中盤から盛り上がってグッと二人の距離は縮まって…な展開は確実に落ちます。ちなみにCommonの元カノで、何回か一緒にやってますリスナーもかぶってるとこあると思います

Mama's Gun

Kedar

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エロさは劣りますが、1st『Baduizm』はアルバム通してより徹底したCool & Jazzyさで、中でも代表曲「On & On」は必聴

Baduizm

Universal Japan

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Madlib,9th Wonder,Sa-Raといったアングラ・オールスターズをプロデューサーに迎えた最新作もOnly Oneな圧倒的世界観でサイコー

極上ピアノ・ループ

2008-12-11 13:41:21 | Weblog
Common/Resurrection,Kero One/In All Wrong Placesで有名な「Dolphin Dance」(Herbie Hancockのカヴァー)はじめ数々の名ピアノ・ループを生んだJazzy Hip Hopリスナー必聴の一枚 アルバム自体も小粋なピアノでステキです

The Awakening

Universal/Impulse

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では収録曲順に使用例の一部と収録アルバムを紹介

「The Awakening」
Shadez Of Brooklyn/Change
grooveman Spot/One World Is...

LOST&FOUND

OCTAVE/REWOR

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全曲通してぬくもりMellowな↑に2曲とも収録このアルバムは買いです(いずれ紹介するかも)

「I Love Music」
Nas/The World Is Yours

「Dolphin Dance」
Common/Resurrection
Common/Resurrection'03
Kero One/In All The Wrong Places
Starving Artists Crew/Organic Chemistry
Jemini The Gifted One/Story Of My Life

ウインドミルズ・オブ・マイ・ソウル

Pヴァインレコード

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Jazzy Hip Hop人気盤Kero Oneの1st

「You're My Everything」
Lone Catalysts feat.All Natural/Renaissance
Funky DL/You Really Love That

メロウ・ビーツ・スピリッツ&ウィズダム
ノエル・ザンカネラ
Pヴァイン・レコード

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Jazzy Hip Hop最高峰コンピ『Mellow Beats』シリーズ4作目でLone Catalysts入ってます

思いつくところこんな感じですかねネタ本とかサイトとかで簡単に調べられるんで他にも気になる人は調べてみてください で、一番言いたいのはCommon/Resurrection'03これはgrooveman SpotのRemixなんですが、当時Common/Resurrectionの「Dolphin Dance」と同ネタ別パート使いってことで話題になりましたこれが入ったアナログ『grooveman Spot ep』、Mix Tape『grooveman Spot a.k.a. DJ Kou-G』共に今や伝説で、Kero Oneが同じループ使ってKero Oneばっか話題に挙がるので、「う~ん…」てなります

ド頭の写真は3年前にCD化された『grooveman Spot a.k.a. DJ Kou-G』です

It’s 1994!!

2008-12-10 19:53:25 | Weblog
ドHip Hop Pt.2ビギー編に続いて今回はHip Hop当たり年1994まずは説明不要のクラシック、誰もが名盤に挙げるNasの1st『Illmatic』DJPremier,LargeProfessor,Pete Rock,Q-Tipといった現在のHip Hopシーンではあり得ないトップ・プロデューサーたちによるN.Y.の粋が詰まったトラックはもちろんやっぱNasのラップがカッコイイ個人的にはPete Rock Works最高峰の「The World Is Yours」がベストブットくシリアスな極上ピアノ・ループはJazzy Hip Hopファンも必聴元ネタのAhmad Jamal「I Love Music」を聴いたときはさらにPete Rock天才って思いましたで、2年後同曲をJay-Zが「Dead Presidents Ⅱ」の声ネタで絶妙に使用(この曲も鬼切ないピアノ・ループがサイコーです

Illmatic

Sony

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そして↑と並ぶ一品がコチラN.Y.ハーコーHip Hop最強のクルーにして最強のJazzネタ使い集団D.I.T.C.の燻し銀ラッパーO.C.の1st当時はNasの華々しいデビューによってあまり評価されませんでしたが、現在は『Illmatic』と同等に語られることが多いです。これぞハーコーな激太激重「Time's Up」は全B-boy必聴の男気クラシック「Time's Up」以外にもアルバムの大半を手掛ける、同じくD.I.T.C.のBuckwildによる激シブ鬼クールなJazzネタトラックもO.C.のフロウと相性バツグンちなみにココに収録の「Born 2 Live」は同年作にしてJazzy Hip Hopの教本(もちろんこれを超えるアルバムはありませんが)Pete Rock & C.L.Smoothの2nd収録の「Take You There」と同ネタ

WORD... LIFE (初回限定盤DVD付)

OCTAVE / LOST & FOUND / NEXT MILL

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この他にも以前書いたビギーはじめ、Jeru The Damaja,ウェッサイですがWarren Gなんかもデビューしてる当たり年1994の一部でしたm(__)m

雨のメロディ

2008-12-09 12:30:44 | Weblog
うちのまわりはまだ降ってませんが…
説明不要の名盤ですMarvin Gayeはよく知らなくても「What's Going On」という曲は一度は耳にしたことがあるのでは数年前車のCMにも使われた「Mercy Mercy Me」も収録ヴェトナム戦争の反戦の象徴として語られることの多いアルバムですが、他にも環境汚染、貧困、子ども…と現在にも通じる様々な社会問題を取り上げた作品です。重たいテーマだからこそなのか、心に響くとても柔らかくて優しい楽曲が並びますまた、展開もすばらしく、流麗なオーケストレーションとmarvinの全てを優しく包み込むVo.に、自然と身も心も癒されます疲れてるときの運転のお供にも最適です リリースから37年の月日が経っても全く色褪せることのない永遠のメロディ、これぞ不朽の名作

ホワッツ・ゴーイン・オン

ユニバーサル インターナショナル

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やわらかな夜

2008-12-08 13:51:35 | Weblog
J-PopリスナーからCafe Music Loverまで幅広い層に受け入れられたオレペコの超名作1stアルバム通して優しい日差しを感じることが出来ます中でもこの時期オススメなのが「やわらかな夜」ヴィブラフォンの優しい音色とアコースティック・ベースのぬくもり溢れる響きが一体となってまさに「やわらかな夜」を演出してくれます寒い冬の夜、今はなき地元のレコ屋でこの曲がかかった時は心が温まりました他にも「この場所でなきゃ 君とでなくちゃ ありえなかった only love life」って歌詞がたまらん「LOVE LIFE」とか愛がいっぱい詰まったアルバムです 春が来るまでこのアルバムで二人の愛を温めて的な一枚マジPeaceful

Organic Plastic Music
orange pekoe,Tomoko Nagashima,Kazuma Fujimoto
BMG JAPAN

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ご一緒にジャケのアートワークを手掛けたカンバラクニエさんの作品集もどうぞ

ECHO
カンバラクニエ
フォイル

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Family

2008-12-06 04:14:42 | Weblog
たぶん一番好きな歌「Family」収録のMondo Grosso 2ndアルバム大沢伸一がかつてJ-Waveで「赤ちゃんのジャケに惹かれて聴いたらめっちゃ良くてカヴァーした」みたいにゆーてましたその通り、ユニヴァーサルな愛を感じるめっちゃえぇ歌です初めて英語の曲を《歌》として聴いて、歌詞に感激したのを覚えていますMondo Grossoバンド形態ではラストアルバムとなり、次回作『Closer』から大沢伸一のソロ・プロジェクトに。今作の魅力は大沢さんの抜群のメロディ・センスとClub Jazzシーンではオナジミ吉澤はじめの芸術的なキーボードですかねサウンド的にはAcid Jazzと当時のN.Y. Hip Hopが混ざった感じでスタイリッシュ「Do You See What I See」と「Give Me A Reason」は美しすぎる名曲

Born Free

フォーライフ ミュージックエンタテイメント

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↑から2年後の97年に大沢伸一のソロ・プロジェクトとして生まれ変わったMondo Grosso 3rd。洗練された都会的なGrooveがたまらん極上R&Bアルバムですここ何年かエレクトロ路線の大沢さんですが、この頃はUA/リズムやChara/Junior SweetといったJapanese R&B史に残る歴史的名作を残している時期でもあり、脂ノリまくりの大沢サウンドが味わえますNeil Sedaka/Laughter In The Rain、Hall & Oates/I can't Go For Thatの絶妙なカヴァーに加え、涙なしには聴けないドMellow & Smoothな「Shoulda Been Lovin' You」などAcid Jazz上がりのMondo GrossoらしいUK R&Bのエッセンスを持った、Barが似合うアルバムDJ KOMORI好きにもオススメ


CLOSER
MONDO GROSSO,Shinichi Osawa,Neil Sedaka,Sara Allen,Monday Michiru,Stephanie Cooke,Hajime Yoshizawa,ダリル・ホール,John Oates
フォーライフ ミュージックエンタテイメント

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余談ですが同年リリースTowa Teiの2nd『Sound Museum』ではHall & Oatesの超名曲「Private Eyes」をボッサタッチでラウンジーなカヴァーに仕上げています


Spring Rain

2008-12-04 14:45:10 | Weblog
あの電気グルーヴ/Shangri-Laのネタとして知られる名曲「Spring Rain」収録ウィスパーな女性コーラスと、あの胸が張り裂けるような哀愁のストリングス、ピアノとが絡み合うことによって、まるでフランスに迷い込んだかのような上品かつメロディアスな一曲となっていますアルバム通してちょっぴり切ない都会の空気感が見事に表れていて夕方~夜のコーヒーのお供に最適です 「Spring Rain」は冬の夜の冷たい空気にもピッタリです(Spring Rainなんですけどね)☆

スプリング・レイン(紙ジャケット仕様)

EMIミュージック・ジャパン

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ジャケもステキな↑と併せて持ってたいのがコチラ眺めているだけでウットリな美ジャケを集めまくったその名も『ジャケガイノススメ』ホンマ眺めているだけで優雅なひとときを過ごせます

ジャケガイノススメ―Beautiful Covers
土橋 一夫,高瀬 康一
毎日コミュニケーションズ

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戦メリHip Hop & 春よ、来いR&B

2008-12-04 02:37:22 | Weblog
今年の4月バカ売れっつーかバカ売りました遊び心満載のわかってらっしゃる大ネタ連発でよく正規リリースできたなと感心したアルバムですアルバムの冒頭を飾るのはまさかのドラクエⅢ/不死鳥のテーマ続いてはDragon Ash/Grateful Daysでオナジミ、クラシックのカノン使い、そして3曲目が戦メリHip Hopって頭の3曲だけでもブッ飛びますが、B-Boy的にはSoul Scream/ひと夜のバカンス、Buddha Brand/人間発電所、JazzyクラシックDilated Peoples/Pay Attention、Jay Dee,Kenny Dope etcサンプリングされまくりのMinnie Riperton/Inside My Love、Pete Rock & C.L. Smooth/I Get Physical,In The Fleshや、アナログ万超えArtifacts/It's Getting Hot(K-Def Remix)、Count Bass D/7 Years、さらにはダンスクラシックI.O.U.といった超大ネタ揃いの恐いもんなしアルバムネタを知ってる人も知らない人も楽しめる一家に一枚盤

Volta Masters At Work

インディーズ・メーカー

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もひとつおまけに「春よ、来い」R&Bカヴァーも紹介仕掛け人は↑のVolta Masters,DJ IchikawaでSierra(シエラ)って女性です原曲のピアノそのままに絶妙のアレンジでJazzyファンから純粋な歌ものファンまでトリコにすること間違いなし久石譲でオナジミ平原綾香/いのちの名前カヴァーも収録さらにここでもB-Boy的にヤバいトラックがSouls Of Mischief/93 'Til Infinity、Big Pun/Still Not A Player(さらにNelly/Dilemmaの替え歌をフックで)、Eric B & Rakim/Know The Ledgeといった特大クラシック使いにさっきの「いのちの名前」×Da Grass Roots/Dramaなんてブッ飛びトラックまで交え、Diana Ross/I'm Still Waitingカヴァーも入ってる激ヤバな一枚

Heavenly U

インディーズ・メーカー

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Hip Hopの大ネタ使いまではよかったんですが、その後のJ-PopやクラシックのしょーもないJazzyカヴァー乱発はここから始まったと思います(彼らはオモロイんですけどね)

Mysterious Vibes

2008-12-03 15:32:12 | Weblog
祝再発この作品はいわゆる“フュージョン”と呼ばれるジャンルに属するものですが、ここに収録の「Little Sunflower」はDJやクリエイターに超人気の一曲中毒性の高い幻想的なストリングスが用いられているんですが、この曲をサンプリングして生まれたトラックにハズレなし

ラヴ・コネクション
フレディ・ハバード,クラウス・オガーマン,チック・コリア,ジョー・ファレル,チャック・ドマニコ,オスカー・ブラッシャー,チェスター・トンプソン,スヌーキー・ヤング,ユマ・サントス,ルーベンス・バッシーニ
SMJ(SME)(M)

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まずはエレクトロニカ系のPepe Bradock/Burning(98年作)シンプルなビートにひたすらストリングスのフレーズをループさせてるんですが、最初コラージュがかってて徐々に音がクリアになってくのでだいぶヤラれます…

続いて同年作Hip HopファンにはオナジミA Tribe Called Questのラストアルバムにしてオレ的には最高傑作『The Love Movement』収録の「The Love」 アルバム通してユルめのBPM(速度)ですがこれだけちょっと高めでビートがクソカッコイイこの2曲が同じ年に発表されたことの意味はデカいと思います。そしてQ-Tipやっぱ天才 前作からJay Deeって大好きなこちらも天才がトラックに絡んでるんですけど、またどっかで書きま~す(なのであえてリンクは付けません)

The Love Movement

Jive

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で、この4年後、偉大な日本人が同ネタでシーンに衝撃を与えましたその名はDJ Mitsu The Beats。レペゼン仙台のHip HopグループGagleのトラックメイカーとして、今や世界レベルのトラックを発表し続けてますそのGagleの1stフルアルバム『3 MEN ON WAX』収録の名曲「雪ノ革命」がそれですこないだこのインスト7インチが限定で出てたんでDJはそちらもチェキっすね~ちなみにMitsu The Beatsもトライブの最高傑作は『The Love Movement』って言ってましたよ

3 MEN ON WAX
GAGLE,川村光児,山形心,山本雅也,川村光利,芦田大輔,佐々木祐治
ファイルレコード

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A Tribe Called QuestもMitsu The Beatsも“Jazzy(それぞれ初期)”“Mellow”といったサウンドを語る上でハズせない人らなんでビギナーは要チェックや by彦一

至福の一枚♪

2008-12-02 09:51:49 | Weblog
Made In Franceの男女混成コーラスグループによる幻のアルバムオリジナルのアナログは10万は下らないと思いますリリースから40年経ちますが、おそらくJazz/Loungeというジャンルにおいて最高峰の一枚であることは間違いないですフランス語のエキゾチックなVocalに絡む上品なヨーロピアンJazz、さらにソフトロック・フィーリングまで兼ね備えた無敵のオシャレ・サウンドフランス産のブラジル音楽ってことで「フレンチ・ブラジリアン」と言われますが、数あるヨーロッパ産のブラジリアンものでも最高峰に位置します
ブラジリアン・サウンド

ヴィヴィッド

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ちなみにレコード番長と呼ばれるこの手の音楽トップDJ須永辰緒(Sunaga t 'Experience)はかつて↑収録の「Il Faut Tenir」という曲をカバーしようとしてコード進行が難しすぎてギブしたなんて語ってましたそんな須永さん作同曲収録の激オシャレMix CDもピースフルでオススメ

Organ b. SUITE - A Tatsuo Sunaga Live Mix

カッティング・エッジ

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朝からおもっきし晴れると、コーヒー片手にJazz/Lounge系の幸福感溢れる音楽を聴きたくなります