東京都美術館で、【ゴッホ展 巡りゆく日本の夢】と、【上野アーティストプロジェクト「現代の写実―映像を超えて」】を見ました。
ゴッホ展は大きく二つのテーマに分かれていて、ゴッホの作品に影響を与えた日本の作品を絡めた内容、後半はゴッホを慕った人々との交流と記録、です。
ゴッホ展は、過去に3回行ったことがあります。
横浜美術館、Bunkamura、東郷青児美術館です。
今回、いちばん素敵だと思ったのは、《ポプラ林の中の二人》 1890年です。
油彩・カンヴァス ・シンシナティ美術館蔵・(メアリー・E.・ジョンストン遺贈) 日本初公開
ゴッホの死後、日本では武者小路実篤、斎藤與里、岸田劉生、児島喜久雄らによって紹介がされたとの事で、人気の厚みを感じました。
ゴッホの作品からは、絵を描くという行為より、色彩に感覚を乗せる行為、という印象を受けます。
上野アーティストプロジェクト「現代の写実―映像を超えて」は、どの作品もサイズが大きく迫力があり、力作が並んでいました。
中でも印象的だったものは、下記になります。
〇元田久治氏。
象徴的建物と退廃の同居がバランスを取っていました。
〇橋本大輔氏。
デジタルな映像ですが、絵的というか、物語的で好きでした。