山本君が東京に行きました。最後に引越し手伝いができて良かった。東京行ったら遊んでな。本当にいろいろありがとう。
仏教で1番良くないことは、自他の区別だ、と本で読んだ。自分と他人を区別するな、ということらしい。僕なんかはかなり区別してしまうし、世の中に、実際に自他の区別をしないでいる人などいるだろうか、と考えてみたら、一人だけいた。ジャイアンである。ジャイアンは言う。「俺のものは俺のもの、お前のものも俺のもの。」すごい。偉い。感動である。まったく自分と他人を区別していない。これこそ仏教の神髄である。僕なんかはやはり自他の区別をしてしまうので、僕のものは僕のだし、誰かのものは誰かのもの、と思ってしまう。小学生にして、仏の境地に入ろうとしている男、剛田タケシ。通称ジャイアン。彼がいつか、世界に平和をもたらすのかも知れない。
「永遠」というものを、中国の言い伝えでは、「天女が千年に一度舞い降りてきて、三千畳ほどの大きさの岩を羽で一掃きして、その岩が擦り減ってなくなるまでの時間」と定義付けしている。永遠と無限とは違うのだ。途方もなく「永い」、気が「遠く」なるほどの時間の流れを「永遠」と呼ぶ。そう考えてみると、僕が、B'zの松本よりもギターがうまくなるまでの時間も、永遠、と呼べそうで残念だ。