早苗を植える月、新緑の月がやってきました。私の一番気に入りの月です。ここサンタフェも、すべてが生命力で輝いています。
信州の学校では五月の終りに一週間くらいの休みがあって、今でこそ「春の中間休み」と言っていますが、昔は「農繁休暇」だったと聞いています。私の学校に専業農家は、たしか宮坂君という一年下の人の家一軒だけでしたが・・・あの茅葺きの屋根を維持できたのか、見てくるのを忘れました。
ディネの人たちはこの月をタッアー(冠詞のようなもので意味はないらしい:先月意味がわからないと書いたのと同じ語)ツォー(大きい)「大きな葉・イーグルの大きな羽」と呼びます。ここのところ何度か続けて、悠々と空を舞っている姿を見かけました。
先月は「旅人になれた月」でした。まぁ、帰郷しただけですから大げさですが。去年ぐらいから、ふつふつと湧きはじめた望みが叶えられて、うれしくありがたい気持でいっぱいです。そして、この旅がまた次の旅へとつながりそうな予感がしてなりません。
このブログも知人には誰にも話さずひとりぽっちではじめましたが、これを通して知り合った方が増え、ここでやっとカムアウトして昔からの友人、実家のご近所さん、友達の友達などが加わり、いろいろな方の励ましでここまでやってきました。知らぬ間に半年以上経っていたんですねぇ。一人では生きていかれないと去年やっと気づいた人間にしては、随分大きな変化です。みなさん、ありがとう!
里帰りしてパワーアップしました。ただコンピュータの前に座っているだけではなく(これが病みつきなんですが)動きますよ。信州の山を思いながら、ゆっくりのペースで動いてゆきます。(思い込みが激しくて猪突猛進で悪名の高いわたしには、この「ゆっくり」がミソなんですが。)
ところで、どうしてインディアンのお話をやめちまったんだ!と不思議に思っていられる方もおられるかも知れません。インディアンのお話の季節は冬。暖かくなったらしないことになっているんです。わたしもそのしきたりに倣い、また秋が深まってくるまではインディアンのお話は当分おあずけです。日本のお話は紹介しますよ。
改訂のお知らせ
<写真を加えた日記>
3/25 菜の花畑
3/27 水郷佐原
4/02 信州の珍味
4/04 伊那の谷
4/25 衣がえ
<少し改訂したり追記が加わった日記>
4/27 病は気から
4/28 移民法改正案の波紋