金属で鎖を作る。まずは時々焼きなましながら、ローラーの四角い溝にかけて細長い棒を作る。段々小さくなるローラーの溝に一回かけると、1/4ミリずつ細くなる。希望の太さに近くなったら、丸い穴がいくつも空いているプレートを通して引く。少しずつ小さい穴へ移動して行く。こちらはひとつ穴を通す度に、1/10ミリずつ細くなる。やがて棒は、細く長いひもになる。よい太さになったら、また焼きなましてやわらかくし、ちょうどよい棒に巻き付けて、コイルを作る。これに糸ノコで切り込みを入れると。ばらばらになって口のずれた輪が幾つもできる。このうち半分は、口を閉じて溶接し丸い輪を作る。もう半分は少し口を開けて輪が通りやすくする。これがつなぎ=コネクション。輪と輪をコネクションを使ってつなげ、コネクションの口をねじって閉じ、溶接する。これが基本の手順。
ひとつひとつの輪がきれいにできていること、確実に閉じていることが大切。後は忍耐力だろうか。何十回、何百回と同じ作業を繰り返して行くわけだから。目標の長さにするには幾つの輪が必要か(つまり目標を)見極めたらあと幾つ残っているかを考えてため息をついたりせず、「今までにどれだけできたか」を振り返って、たまには自分をほめたりする。作業そのものを楽しめると尚よい。今、火があたっている「この輪」に常に集中し、急がずに、ていねいに、心を込めて、楽しみながら。これが基本の態度。
こうしてできた鎖は、触ると何だか温かい、ただのアクセサリーよりはもう少し意味のあるモノのような気がする。
目に見えぬ鎖を作っている時も、この基本の態度に従ってみよう・・・
ひとつひとつの輪がきれいにできていること、確実に閉じていることが大切。後は忍耐力だろうか。何十回、何百回と同じ作業を繰り返して行くわけだから。目標の長さにするには幾つの輪が必要か(つまり目標を)見極めたらあと幾つ残っているかを考えてため息をついたりせず、「今までにどれだけできたか」を振り返って、たまには自分をほめたりする。作業そのものを楽しめると尚よい。今、火があたっている「この輪」に常に集中し、急がずに、ていねいに、心を込めて、楽しみながら。これが基本の態度。
こうしてできた鎖は、触ると何だか温かい、ただのアクセサリーよりはもう少し意味のあるモノのような気がする。
目に見えぬ鎖を作っている時も、この基本の態度に従ってみよう・・・