「さてっ! 過ぎ去る2024年 & 迎える2025年」
どうだった
そして
どうする
2025年 元旦
年の瀬になり……
寒い寒いと言いながら
布団に潜り込んで、身体が温まってくるのを待つ時間……
ふと、頭に過ぎる物がある
「今年はどんな年であったか?????」
となるものだ!
そんな事を繰り返し、いよいよ大晦日となると……
「来年はどんな年になるだろう???」
とか
「どんな年にするぞ!!!!!」
とかに、なるが……
「還暦を過ぎると、やはり、健康で1年を過ごせれば何も要らない」
に、たどり着く
待て。待て。
夢も希望もない生活も寂しすぎる
「その考えは、還暦では一寸早すぎるのではと・・・ 『健康』+『夢』があっても」
そこで、
ひとつや、ふたつ何か夢を叶えたいと言うことで
昨年を振り返りながら今年のことも考えてみることにした
『朝日に浮き出た富士』 ・・・・・北アルプス鷲羽岳山頂より

【仕事】
先ずは、仕事となるが、風と共にスルーしよう
ひと言で表現すると「踏みとどまった」
後は、仕事の手帳が物語る…
【“仕事終わり”のジョギング】
私の健康法は、平日はジョギング、週末は家庭菜園で身体を動かすことだ。
走りに行くのをサボりたい気持ちが常にあるのが正直なところだが、ジョギングの効果があまりにも絶大過ぎて私の背中を押してくれるので日課として続いている。
余談になるが、友人で365日/年、宮沢賢治の『雨ニモマケズ』ではないが走り続けている奴がいる。こうじ君と呼ばれて、愛されるキャラクターの持ち主だ。「6年2か月10km走り続けた記録が途絶えた」と言ってきたので、「北アルプス“雲ノ平テントサイト”で走る奴を見たかったが出来なくなったな」と返信してやった。
記録を途絶えさせないために、登山中でも夕方にテントサイトで走ってから幕営・就寝すると豪語していた。その事を思い出したのだ(笑い) 「登山者は体力を絞りきって目的地にたどり着く物で、テントサイトで走る奴は想像できない…… 実は、それが見たくて奴をテント泊登山に誘っているのだが……」「やはり、雲ノ平の台地の木道を走って貰いましょう」
宮沢賢治『雨ニモマケズ』の詩
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋(いか)ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
……
一行、一行、読むに連れて、「背筋がぴーん、そして、ぴぴっと」と来る
素敵な言葉が綴られていますね
一年間、この精神で過ごせられれば
👍
本題に戻るが
ちなみにジョギング効果とは、
・生活をしていて身体が軽い
・カロリー量を気にせずに口に運べる
・免疫力が強くなる
・五感が研ぎ澄まされる
・眠りの質が良くなる
最後は個人的な課題となるが、「山に登るために走る」
そして「まだ見ぬ風景、一枚の写真を観付けるために走る」
以上の効果を日常嫌というほどありがたく感じているので、毎日走らずにはいられなくなるわけである。
これは、まさしく走っている人しか実感がわかないだろう
さて、昨年の走りの課題は「左右バランスの取れた走り」だった
「左右バランスの取れた走り」とは、普通のランナーが意識せずに普段走っているフォームで、単に左右の足に均等に体重をかけて交互に走ることだが、
「それが出来ない」
何故かというと、左足かかとの骨と筋肉との疲労炎症で、永らく左足をかばって走っていたら、右足で走っているようなフォームになってしまった。そのことは、登山の下山中に左足の踏ん張りが効かないことに気づいて分かった事だが、そこで、左足に重心を乗せるように走りを変えたら、今度は右足に体重がかけられなくなり…
「シーソーゲームだ!」
「昨年、バランス調整しながら意識して走ったが、これが難しい」
「身体に染み付いたものを治すことの難しさを痛烈に感じており、修行の世界と言えるかな」
課題は、今年に持ち越しだが、多分、「春迄にはバランスが取れる」と踏んでいる。
【読書】かげろう本屋さん
魔女のおかげで読書を1年間満喫できたが、最近は”作家伊坂幸太郎のギャングの世界”で攻め込まれたので、奇妙な現場に遭遇したとき「ギャングが出て来るかな…… 」なんか脳みそから湧いてくる。これって、かなり洗脳されているな! 「魔女はギャングが好きなようだ!!!」(笑い)
「静かな部屋で、本を読む」素敵ですよね!
「ページをめくる内に、本の中に溶け込んでしまう」
本は、ボケの予防になるのではないかな…
座って(テレビなど)見る生活「うたた寝をしてしまうような生活」は、あまり頭を使わないので脳みそにはお勧めでないようだ。
ラジオは、意識して耳から取り込み、言葉を理解した脳みそが映像に替えるので脳みそには良いようだ。
更に良いのが、読書となる。読んで、登場人物を理解し、内容を頭に叩き込みながら先を読む為、自然と神経は研ぎ澄まされる。
その上を行くのが、「書く」である。試行錯誤を伴いながら文章を作る過程が追加されるので、極限的に頭は使われる。残念なことに、パソコンで書いてしまうと辞書を引く頻度が落ちるし、漢字も忘れてしまう。
やはり頂点は、「自筆で書く」
日記帳を書いている方は、文字と対峙している脳みそは真剣勝負だ!
私の友達で小説を書いてコミュニティーサイトに投稿している奴がいるが、生涯書き続ければ、ボケないだろう。
以上、読書を例にしたが、読書にかかわらず頭を常に緊張感を持って使うことが重要だ。
☕☕☕☕☕
本の話題になったので、昨年意外な事実を知ったので記述したい。
「夕刊連載小説『折れた岬』を読んでいます」ストーリーより判った事ですが、作家には、担当編集者(出版社の社員)が付いてサポートしていると言う意外な現実を知りました。
「小説は作家が一字一句書き上げる物だと思っていましたが、編集者が介在していたのです」執筆中は文献の調査、ゲラが出来たら、校正は勿論、ストーリーの変更助言等、出版社として依り売れる本にするために本の中身まで口を挟んでいる事に驚かされました。(魔女から届いたある作家のエッセイにも同じようなことが書いてあります) ☕☕☕
【週末の家庭菜園】
一昨年の暑さは記録的なものだと言われていたが、昨年は更に輪をかけて猛暑のようだったので野菜の出来が悪かった。
・玉ねぎ:収穫したそばから腐り、保存が全くできず
・長ネギ:太く育たない(成長しない)
『昨年のさつまいもは、猪の被害に遭った』
4年に一度位ある頻度の話だが、猪一家が“畑の囲いガード”を潜り抜けて侵入され、サツマイモ畑を食い尽くされる被害にあった。かろうじて、今年の種芋くらいにする量は残ったので安堵した。
昨年は、形の良い「紅はるか」をメインに育てたが、今年は、「沖縄でよく作られている生地が紫色の紅芋」を遊び心で少しばかり作ってみようと考えている。目で楽しむサツマイモだ!
「アップルパイ」のリンゴを紅芋に変えた「紅芋パイ」を石窯で焼く
作り方はネットで出ているが、一般的なサツマイモを使用している
紅芋を使ってみる
とにかく色が鮮やかな深い紫で…
目で楽しめる逸品だ
砂糖と混ぜて練りこんだものをパイ生地に詰め込めばよいようだ
元勤務していた労組の書記さんが詳しそうなので聞いてみようかな……
『敷地内の果樹園計画について』
順調に成果が表れてきている。
ピックアップしてみると
・実生から育てた梅:幼少なので、昨年は数にして二桁程度の収穫だったが、今冬は、一回り大きくなった枝に沢山の花芽を持ったので春は豊作となるだろう
・柑橘苗(温州、清美、はっさく、日南、甘夏):実をつけるほど成長した
・柿:新種の渋柿で甲州百目の苗木を植えた。3年後の干し柿作りが楽しみ
・ポポー:恐妻家の友人から苗木を頂き植え付けた
・ゆず:10年たっても大きくならない変なゆずだが、ここにきて葉の光沢がよくなったような気がする
昨年から、イチジクに力を入れている。
「単純に好きだから」
「完熟したイチジクは生産者しか食べることができないから」
何故なら、イチジクは収穫した時点で熟すことが止まる。成長が停止する。追熟しないと書かれている。
例えば、バナナは青いうちに収穫されて日本に空輸されてくるが、その時間軸上で熟されて黄色く変化する。それが、追熟と言うやつだ。
追熟しないイチジクを完熟したイチジクとして食べるには、木で完熟した実を収穫して食べなければならない。
『昨年、ぶどう畑の親父からあまーいイチジクを食べさせて頂いた』
完熟したイチジクは畑で収穫して食べているのだが、昨年更においしい品種のイチジクをブドウ畑の親父が食べさせてくれたのがきっかけで、更に力が入ってしまった経緯がある。
そのイチジクをネットで調べたら、「ビオレーソリエス」と判明し、特徴は
・ねっとりとした甘み(口に運んだ瞬間に驚いた程…)
・皮が薄い
・熟しても先端が割れない(これはすごい特徴)
・完熟期間が短いので市場に出回りにくい
これ、ブドウ畑の親父と、春に挿し木をして増やす計画で今から楽しみにしている。
【登山と写真】
昨年一番印象に残った登山は、北アルプス双六岳・三俣蓮華岳・鷲羽岳縦走になる。写真も年を追う毎に充実感を感じているのでお気に入りを載せてみる。(夏山)
『タカネ二ガナと蜂』
鏡平と弓折岳手前で黄色の花「タカネニガナ」をみつけ、槍ヶ岳をバックに撮れるポジションだったのでロウーアングルでシャッターを押したら、蜂がうまい具合に参加してくれた。ハエだったら写真の価値は下がるが、「光り輝いた花と、あたかも俺の花だと旋回する蜂」最高の組み合わせではないか
写真の蜂だが……
飛んでいる位置的にはベストポジションだと思う(ラッキー)
・
考えさせられるのは……
蜂の飛んでいる向きだ!
悩ましいところだ
・
右側を見て飛んでいる(考え込む…… )
正面を向いている状態は、勿論、一番悪いポーズだ(正面でなくて良かった⇐安堵)
左側を見て飛んでいるポーズの方が良かったかな???(考え込む…… )
注:「良かったかな」とか言っているが、撮影中は、
向きを意識する余裕などない状態で、偶然に右側を向いていた物が撮れただけ
・
花・槍ヶ岳が左寄りで
葉が右より
バランスを考えれば、蜂は右向きで良しとするか

『天空の滑走路』
双六岳山頂付近に広がる台地にある登山道を撮影したものだが、巷では「天空の滑走路」と呼ばれている。双六岳山頂を背に向けて撮影しているのだが、この道がまっすぐに双六岳山頂まで続いているので、振り返れば同じような光景となる。人気のある「槍ヶ岳」に向かっているアングルなので一躍有名になった台地である。実際にこの登山道は、槍ヶ岳まで続いていて、「裏銀座登山道」の一部分となる。
丘に消えるまっすぐな一本の登山道と丘越しに見える山塊が何とも言えない構図となっているところが気に入られている要因だ。
幸いなことに、登山者が入っていなくて救われた。人が写っていたら「天空の滑走路」が台無しで、写真の価値がゼロになっていた。逆に、人が入った事で良い写真になる場合もあるけどね!
それは、振り返って双六岳を写すとき……
後ろ姿が凄く様になるんですよ!
「双六岳山頂に向かう一人の男!」
勿論、写真に収まる登山者の数は……
「一人だけ」
山塊も申し分のない連中が雁首を並べている。
左端「常念岳」・中央「槍ヶ岳」・「南岳」・大キレット・「穂高連峰」
何といっても「スケールの大きさと知名度はピカ一だ」そして、色のバランスが良く、落ち着いた雰囲気があるので壁紙に使っている。

振り返った写真である。双六岳2860m山頂と目指す登山者
静かな山域だ

『夏の北アルプス』
双六岳山頂から撮った写真だが、夏の北アルプスが凝縮されている写真だ。手前に雪解け後に一斉に咲くハクサンイチゲのお花畑、登山道のわきに雪渓が残りアクセントとなっている。そして名山が並んでいる。
左から薬師岳・三俣蓮華岳・水晶岳(中央一番高い山、別名「黒岳」)・鷲羽岳
水晶岳左奥は、立山・その左奥が剱岳
たまらない風景だ「思わず、唾をのむ」
「風の中に…… 」
「土の匂いに」
「もおいちど」
「日本を見つける。」
・
「私を見つける。」

『輝く稜線』 ⇐ サブタイトル『ビック5揃い踏み』
鷲羽岳の山頂より日の出を待って撮影した写真だが、槍・穂高連峰の西側からの撮影になるため、朝日が稜線上を照らすのみとなった。その照らされた「稜線の凸凹」が浮き出た瞬間に感動が走った。
山塊の地肌が濃厚で重量感溢れ、斜行してきた朝日によって、グラデーションが強く浮かび上がり魅力を感じる。
「山肌を、光をまとった柔らかい空気がほんのりと包んだ」
実は、左端奥にうっすらした三角形は「富士山」なんですよ! 私は、ちいさくなればなるほど、富士山に対する感動度が上がるので、
「これ、まさしく超感動モノの富士山です」
更に、富士山3776mの右側奥にわずかに出ている三角形は、日本で2番目に高い「南アルプスの北岳3193m」です。ワンツーそろい踏みだと今書き込んでいたら…
とんでもないことに気が付いた!
北岳のすぐ隣にある「間ノ岳3190m」が3番目に高い山
右端の陽がよく当たっている山が「奥穂高岳3190m」が同じく3番目
中央槍ヶ岳3180mが5番目
これはすごいと”今”気が付きました!
1位から5位まで勢ぞろいで見られたようだ
今年の登山では、意識して撮影することとしよう。
もう少し
構図を左に振って
富士山がしっかり入るようにする
そして
わずかに見える間ノ岳も意識してとらえる
登る目的が一つ増えて楽しみだ
下記の写真は、解像度を粗くしているので、富士山、北岳、間ノ岳がはっきり見えていないが、巻頭の写真のように見える。(巻頭の写真参照)

30代前後の時は、会社の同僚とグループを組んで登山に出かけたが、今は寂しいことに誘う相手が居ない。山の登山スタイルはそれぞれ特徴が有り全て好きだ。
『グループ登山』
兎に角全行程が楽しい。
・登山計画:会社の昼休みに自然と集まりが出来て、山の予定を話すのも👍
・登山行程:わいわいしゃべりながら進む・登る・背中を押す・突き飛ばす・何でもありだ👍
・テントサイト:金がなかったので、担ぎ上げたビールを飲み交わす👍
『数人の登山』
登山仲間が減り、自然とこの形に落ち着く。
・兎に角、友が近くに居るので安心である
・日程がきちんと決まる
『単独登山』
現在はこのパターンとなる。登山日程の決め方は、
・天気予報:晴れ予報でないと行かない主義である。苦労して山頂で景色が見られない事は避けるためと、写真映えする日を選ぶ
・生活の都合:仕事は勿論、家庭菜園の作業など
・健康状態:これは最近気になるところで、身体にガタが来ているので「止めとくか!」のケースが発生する。「疲れが溜まって居る?」とか、「霜焼けが悪化している?」、「足を痛めた」些細なことなんですが、登山なので年齢を考えて大事を取らざるを得なくなる。
以上のような制約があるので、事前に友達を誘えない。山友達には大変申し訳なく思っている。今年は、写真の景色を山友と「風の中で共有したい」 登山予定を最終的に決めるのは、天気予報でok、コンディションokと2日前となる。
ただ、最近は根性がなくなってきて、「寒い」「暗い時間帯に歩きたくない」とかの理由で出かけるのが億劫になってきた。この問題を解決できる特効薬は、「友達と行く」である。約束を組んでしまえば、弱気な気持ちがなくなる。ひとりでナイトハイクは危険なので避けたい気持ちがありありだが、友と居れば解消される。
「私にとって、ナイトハイクは基本だ」
日の出・日の入りの1時間は、大気が踊り出す
「祭りの始まりだ」
が、
「山友達は好かないようだ!」
今年も北アルプスには出かけるので、山友達には頭に入れておいてほしいものだ。
確定は、
・双六岳→鷲羽岳→水晶岳:今年は梅雨明け早々に予定
・爺が岳→鹿島槍ヶ岳:8月予定
友よ、都合がつけば声をかけてくれ「写真の世界が君を待っている」……と思う
【〆の言葉】
〆に掛かるかと腕を組んで目を閉じた
頭に浮かんでくる単語は
「健康」
それに続く単語は決まり文句になる
歳を考えれば当たり前だ
気を張ってやりたいことを書き込んできたが
意地を張っていないかと自分のことながら心配になる
「夢を追え!」
「身体を動かせ!」
と、格好付ける事が出来る歳でもない
が
新たなことを
ひとつやふたつ…… ・ ・・ ・・・
「やってやろうじゃないか」
・
「ずいぶん挙げたけど」
「大丈夫なの?」
・
「肩の力を抜いて、それなりにやるとするか」
・
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋(いか)ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル