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まずは何をしよう

ファイル No1「大根成長記録」

野菜の作り方を保存用にbookファイル化するためにまとめた物です。
今回は、「大根」です。
記述してある日時は、神奈川県里山付近での作業日となります。

ーーー 目次 ーーー
1⃣8/20種まき編
2⃣9/4除草・土寄せ編
3⃣9/11害虫駆除
4⃣9/17間引き作業編
5⃣10/8防虫対策のネットを外す作業編
6⃣11/19収穫
 
 大根を蒔くとなると秋を感じますね!
 毎年、まき時をずらして2回に分けて蒔いています。2回に分ける理由は、沢庵を2回に分けて漬けて、新鮮な漬け物を長く食べるためです。蒔く時期を3週間ずらしているので、2回目は成長が遅くなるため漬ける時期は1ヶ月ほどずれます。

【第1回8/20種まき編】

本日の作業工程
①畝を作る
種をまく
③土を被せ、水をまく
④ネットを被せる

作業ポイントの説明
 沢庵を毎年漬けるので、定番の品種「本漬け大根一番」となります。当初は、神奈川県名産「三浦大根」でしたが、先端が丸太りするので均一に成長する本品種に替えています。
 種まき時期としては、この地域としては10日間ぐらい早めかな?
 煮物にも使えるので、作る品種はこれだけで、青首大根も作りません。



①畝を作る
 幅1mの畝を作ります。何時もは、腐葉土を必ず入れていますが、大根が大きくなりすぎてしまうため、大根だけは収穫まで肥料を一切入れません。

 幅1mの畝が完成です。(2畝造りました。3週間後に右側に1畝追加します)畝を平らにする最終手段は、長さ約90cm厚めの平板を使っています。

種をまく
 2列/畝、蒔きます。30cm間隔2粒セットで種を落としていきます。最後に親指(人差し指)を使って、種の上から1cm位押し込んで、周りの土を軽く被せて軽く手のひらで叩いて終了です。
 例年、3粒セットで蒔いていましたが、今年は種の1袋の容量が少なく足りなくなりそうだったので今年は2粒(2粒の間隔は5~10cm)に急遽変更しました。(インフレの影響が出ていますね!) 大根の発芽率は良いので大丈夫と判断しました。ただ、発芽率の良さは、発芽までに雨が降ることなので、天気予報を見ながら蒔くタイミングを計ることが重要です。

 下の写真の「白いひも」は、まっすぐな畝を作るために使っている物ですが、30cm間隔でこぶ結びを付けています。種を蒔くときに目安になるので、蒔くときにも畝の中央に置いています。45cm、60cmにも応用できます。(マーカーだと、色あせてしまうのでこぶ結びなら永久に存在します)

③土を被せ、水をまく
 蒔いたところを軽く手のひらで叩いて、水をまきます。
2日以内に雨が降ることを祈って、たっぷりと水をまきます。(毎日、畑に来ることが出来る人は天気を気にすることはないのかな…… 水まきができるので!)
 何故そんなに天候に過敏になるかと申しますと……
・週末にしか畑に来ないので、水くれが出来ません。
・直まきなので、日よけをしなければならない面積が大きすぎて日よけ材料がたりません。

④ネットを被せる
 最後に、防虫対策のためネットを被せます。
下の写真は、仮のネットかぶせといった感じです。自然に囲まれた畑なので、ダイコンシンクイムシ対策にネットは必需品となります。ちょっとの隙間からでも侵入して成虫が卵を産みますので、ネットの端は土で目張りが必要です。
 発芽して、土寄せが済んだ時点で土の目張りを行います。今週末かな……
(最初から土寄せして目張りをした方が良い。発芽後の土寄せ時には、片側の目張りを外せば良いので!)

 過去の失敗談:発芽後(種まき1週間後)にネットを被せたら……
種まき2週間後にはダイコンシンクイムシが全株に発生していたので蒔き直しをしました。卵を産み付けていたようです。発芽する前にネットは被せねばなりませんから必ず種を蒔いた直後に被せる必要があります。



以上で、本日の作業は終了です。

次回は、発芽後の土寄せです。





【第2回9/4除草・土寄せ編】
 
本日の作業工程
①除草作業・土寄せ
②未発芽箇所の追加種まき
ネットを被せる

作業ポイントの説明
 種を蒔いて2週間経ち順調に育っています。
①除草作業・土寄せ
 前回の作業から2週間しか経っていないので除草作業は楽です。畝全体の表面を引っかき回すことが重要です。なぜならば、発芽しようとしている草たちも一網打尽となるからです。
 そして、さらさらの土となっているので、土寄せもスムーズです。
土寄せした後の写真となります。
 土寄せ前は、根元が露出していてぐらぐら状態ですが、根元を覆うように土を被せます。大根の芯(中央部)には、決して土が入らないように土寄せするのがポイントです。


 土寄せ作業をしながら害虫のチェックも同時に行います。大根の幼少期の大敵は、ダイコンシンクイムシとなります。ネットを被せていないと必ず居ます。(自然に囲まれた私の畑だけかな…… )
 大根の芯を食べ尽くしますので、大根が生長できなくなり物になりません。本日もネットを被せていたにもかかわらず一匹発見して駆除しました。

②未発芽箇所の追加種まき
 発芽していない箇所が数箇所あったので、種を蒔きました。(後から蒔いた苗は成長する段階で成長負けして物にならないことがあります。それを考えると無理して追加蒔きをする必要がないかな)

ネットを被せる
 最後にネットを被せます。ネットの端(土と接触している部分)に隙間が出来ないように、鍬で土を被せる作業をして本日の作業は終了です。
 
 ダイコンシンクイムシが一匹居たことが後ろ髪を引かれるんだよね……
 次回は、害虫対応にならないことを祈って……




【第3回9/11害虫駆除編】
本日の作業工程
害虫駆除

作業ポイントの説明
 先週、ダイコンシンクイムシが一匹いたので注意深く害虫のチェックをしてみました。
害虫駆除
 葉が食べられていたので、周辺をチェックしたところハスモンヨトウが2匹地べたを張っていました。虫を分かりやすくするために葉の上に載せて写真を撮りました。

 これは、ネキリムシの被害で、根元から茎が切断されていました。株の周囲10cm位を深さ10mm程度ほじくると出てきました。葉の上に載せて撮影です。


 以上で終了です。今回は気になっていたダイコンシンクイムシはいなくてホットしました。捕獲した害虫は、何処から現れたのでしょうか……

 以上で本日の作業は終了です。(今回、2回目の種まきを1畝新設して行いました。)





【第4回9/17間引き作業編】
本日の作業工程
①間引き作業

作業ポイントの説明
 種を蒔いて一月が経ち大分大きくなったので間引き作業に取りかかります。


①間引き作業
 種を2粒蒔きしていますので、1株を間引く形となります。毎年同じ種を購入しているのですが、物価高騰の影響で今年の種は容量が減量されており、今年は3粒蒔きから2粒蒔きに変更していますので、間引き作業も楽です。大根の発芽率は相変わらず良くて、2粒蒔きでも十分でした。
 下の写真は、2株の内の1株を抜いたところです。優劣がはっきりしている株については躊躇無く間引くことが出来ますが、優劣が同じ株については…… 悩みますね!
 間引いた株が、下の写真のように「真っ直ぐな大根の形」になっていると、失敗したかなと想い、残した株は、又割れになっていないだろうかと不安になります。(逆に、間引いた株が又割れになっていると…… しめしめと思います。)


 間引き作業と同時に
  ・除草作業
  ・害虫チェック
を行います。
 除草作業は、先日行ったばかりなので2mm位の草しか生えていません。従って、土の表面全体を道具によりかき回せるだけです。
 害虫チェックは、どちらの株を間引くか悩んでいるときに害虫チェックをします。不思議なことに、3mm程のダイコンシンクイムシを一匹だけ見つけて退治しました。
  ・何で1匹だけなの?
  ・何処から入ってくるの?
 産卵するには親の蛾がネットに侵入するしかないが、ネットは隙間無く塞いであります。3mmの幼虫がネットに侵入してくるのは無理だし
 何時も不思議に思います。ネットを外して作業している間しか隙は無いので、作業中に侵入してくる???

 永遠の疑問を抱えながら……
 本日の作業は終了です。

 次回は、害虫除けのネットを外す作業になりますが、このタイミングが凄く重要で上手くいくことを願います。何故かは「害虫」と「益虫」との関係です。詳しくは、次回に記述します。


【第5回10/8防虫対策のネットを外す作業編】
 今の所順調に育っており、大根の太さは直径30mm程です。2回目に蒔いた大根の間引きを同時に本日行いました。(写真奥3列目ネット掛かって居るのが該当畝です。ネットで密閉されているのにダイコンシンクイムシが一匹居ました。不思議ですね????)
 
《肝心の何故ネットを外すかですが!》
 私の過去の経験でネットを被せたままで居ると、中でアブラムシは苗から苗に伝染して大繁殖し大根の苗を壊滅状態にします。(成長が止まり物になりません)
 何故アブラムシが大繁殖するか私なりに推察した結果、天敵のテントウムシなどからネットによりアブラムシが保護されているためと推測しました。以上の理由によりできるだけ早い段階でネットを外しています。(以上、個人的な見解です)

本日の作業工程
①防虫対策のためネットを外す作業

作業ポイントの説明
①防虫対策のためネットを外す作業
 アブラムシが繁殖しないためにネットを外すタイミングは
・ダイコンシンクイムシが付いても成長できる大きさになっていること
・ダイコンシンクイムシの産卵のピークが過ぎていること
この2点が条件です。
以下の写真ぐらいに育っていればダイコンシンクイムシに対して対応力ありと判断しています。
 また、産卵ピークですが神奈川では10月に入れば過ぎていると判断しています。
 従って、本日ネットを外しました。
 アブラムシ対策として「銀色テープ」を園芸ポールに取り付けて数カ所に挿しています。写真参照


以上で本日の作業は終了です。



【第6回11/19収穫】
 2週間前から収穫していましたが、今回は沢庵用に収穫します。

本日の作業工程
①収穫作業

作業ポイントの説明
 今年の出来映えは「良」といったところです。
①収穫作業
 沢庵用に43本収穫しました。
 この時期までは、大根の芯の部分の柔らかな葉は食べることが出来ます。

以上で大根成長記録は終了です。
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