ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

東京は最悪、周産期システム

2008年10月24日 | 周産期医療
またまた起きた、周産期患者搬送受け入れ拒否事件

今回は、書きたくなかった。
声を上げても厚生労働省や自治体、医療機関は、まったくもって「他人のこと」である。自分に火の粉がかかっても燃えなければいいという姿勢である。
これまで何度も声を上げてきたが、真摯に聴いてもらったことはない。

この搬送拒否が東京で起こったから毎日毎日、マスコミは面白おかしく取り上げる。
それに乗じて、猿回しの猿が踊る。
この猿は、チンパンジーと違って「ねずみざる」である。臆病者でシステムを改善するために身をもって動くことはない。
紙の上だけのプランを書くだけで、やります。と言って幕引きで終わり。
また同じようなことが起こります。

さて、この搬送拒否事件にはどのような問題点があるのだろうか。
まず、第一の問題点は、主治医の病状を把握する能力になるのではないだろうか?
頭痛がするということは、脳の疾患を疑うべきではないか。特には分娩時の脳内出血を疑い、搬送先を探すときに緊急性を判断すべきである。
それを搬送先に伝えれば受け入れてもらえたと思う。

医療知識の不足があったのではないでしょうか?
あくまでも個人の独断ですが。間違っていたらお許しを請いたい。

言いたいことは、いくら医師の数を増やしても医療トラブルは軽減しない。
かえって増加する。
頭数だけそろえればいいのではない。高給をもらえるから医師になる、点数だけをとる学業依存症が医師になっても困る。

いい医師をそだてるには時間をかけ、「いい医師」が教育していくしかない。
大学で教わることは、基本的なこと。病気の対処だけしか教わらない。
正常で健康な身体については学ばない。
正常がわからないから異常を見つけられない。
このことが大学教育には欠落している。

次に、今の周産期医療センターとは名ばかりで、一人当直などは、個人病院でもやっている。
そんな形だけ名ばかりの周産期センターを何十億もの金をかけていることは、ちゃんちゃらおかしい。笑止千万である。
東京都の場合は大切な税金の無駄遣いの一語。
ハードだけつくってソフトがない。
無責任な東京都である。議員も立ちが悪い。もっともっと勉強せい。

ひげ爺は政治屋を全く信用していない。
何故ならば、知識や行動力がないからである。無責任きわまりない。
勉強不足でアホな人種である。

私が知っている個人開業医は、搬送先の病院と常に、情報交換をして万が一の事態に備えている。
また、病院とも連携して、個人開業医も応援のためにサポートする。
これらのシステムやマンパワーが常に確保されているからこそ安心して、医療を受けられるのです。
個人病院はそこまで努力している。応援するから、いざというときに助けてもらえるのである。
助けてもらうだけではいけない。
患者の命をすくうためには、医師も努力をしているのである。

うまくいっている県もある。
大学病院の医師が中心になって作り上げた周産期システムは上手く機能している。
個人開業医や病院、周産期センターが一体になって365日機能している。

そのシステムを構築し実行したのは、素晴らしい「教授」が熱意を持って作り上げたから上手く機能しているのである。
その県に住む妊婦や赤ちゃんは幸せである。

分娩で死亡事故をゼロにすることは不可能である。

だからこそ、命を任すことのできる施設をさがすことが重要である。
大学病院や周産期センターがあるから安心ではない。
患者を診る力を持っているところを探すことにつきる。

毎回、このような事件が起こる度に悲しくなる。
私たちが変わらなければ、医療は変わりません。
国や医療を変えるのは我々国民です。

何もかも人に頼るのはやめようよ。自分の健康は他人に守ってもらうのではなく「自己責任」です。

健康な心と体をつくろうよ。

爺は、20年間、健康診断を受けていません。
嫌な検査で体を傷つけられるのがいやだからです。
自分の命は自分守る。食生活や日常生活で悪いモノは避ける。
死ぬときは死ぬ。仕方がない。
だから生きている間は「楽しむ」



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする