猿山政治論

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東日本大震災の300人委員会「世界人間牧場計画」的解釈(1)

2011-04-25 14:35:31 | 東日本大震災
 これまでユダヤ陰謀論関連の様々な資料に目をとおしてきたが、今回の東日本大震災及び福島第一原発事故についてはいろいろと引っ掛かりを感じている。

数回に分けての投稿となることをお許しいただき、本稿ではユダヤ陰謀論の大家・故太田龍氏の邦訳による「300人委員会(英題THE COMMITTEE OF 300)」(ジョン・コールマン著)の中で語られている所謂「世界人間牧場計画」の立場から、事件の「意味」を解釈してみたい。

第一回目の今回は「300人委員会」について簡単に説明する。

 まず「300人委員会」という著作について簡単に紹介する。本著は、英国MI6の元情報将校でユダヤ陰謀論に関する多数の著作で知られるジョン・コールマン氏の代表的業績で、近年のユダヤ陰謀論者が必ず目を通す重要な著作と位置づけられている。

 また日本におけるユダヤ陰謀論に関する議論の深まりは、故太田龍氏のジョン・コールマン及びデイビッド・アイク著作の一連の精力的な翻訳によるところが極めて大きい訳であるが、やはりその業績の中でも最も重要な地位を占める翻訳といえよう。

 ジョン・コールマンと太田龍の絶妙なるコンビは、我々日本人が理解する「この世」の決まり事とは全く異なるおどろおどろしい論理により「この世」が動かされているという事実に気付かせてくれたのである。

 さて、ここでいう「300人委員会」とは何か?

 コールマンによれば、バビロン捕囚期より連綿と続くルシファー崇拝教徒の末裔であり、現在ではユダヤ教組織の中核を占めるカバラ派悪魔崇拝主義者を構成員とする秘密組織を指す。なお、悪魔崇拝主義者(大統領を輩出し露出度が高くなりすぎてしまったがエール大学のスカル&ボーンズなどは一例)は、長い時間をかけてユダヤ教内部に浸透したものであり、普通のユダヤ人が信心するユダヤ教は別物であると捕らえなければならない。

 コールマンはこの著作の冒頭において、ドイツ・ワイマール期の外務大臣ヴァルター・ラーテナウの次のような証言を紹介している。

 「わずか300人が集結し、ヨーロッパの運命を握っている。その後継者も自分たちの側近から選出する。彼らは国家の形態を不合理と考え、これを廃棄する手段を手中にした。300人からなる委員会が存在し、その実体はメンバーが知るのみである。彼ら300人が世界を支配している。」

 なお、ラーテナウはこの後極右組織に暗殺されており、この暗殺者も翌月警察に射殺されている。

 そして現在の「300人委員会」は、驚くべきことに、国連・各国王族・各国情報機関(CIA・モサド等)・RIIA(王立国際問題研究所)・フリーメーソン諸団体(イルミナティ等)・ローマクラブ・外交問題評議会・ビルダーバーグ会議・・・など様々な機関・支配者を束ねる巨大な存在となっているとうのである。

 もちろんジョン・コールマンとてこの巨大なヒエラルキーの末端(英国MI6の情報将校)に「自覚もなし」に連なっていたに過ぎず、また手にすることのできる文献も時代的・地理的に極めて限られたものであったはずであるから、ここで列挙した組織相互間の正確な位置関係を正確に著述しているとは思えない。事実「300人委員会はコールマンの妄想」「ローマクラブの方がエライ」「ビルダーバーグ会議に重心は移っている」といった相応の根拠を持つ批判は数多ある。

 ただ、軸足がぶれてしまっては、ユダヤ陰謀論から見た東日本大震災及び福島第一原発事故の解釈が判りにくいものになってしまい、この投稿をお読みいただく皆様の「直観」をインスパイアするという目的が果たせなくなってしまうため、ここはひとまずコールマンの主張を全面的に受け入れた上で論を進めたい。

 では、その「300人委員会」が企てているという「世界人間牧場計画」の内容は?ということであるが、コールマンはそれを21箇条にまとめている。その内容については次回で。


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