3.高橋洋一氏逮捕前後の「政府紙幣発行議員連盟」の動き
「政府紙幣」については以前から渡辺喜美議員あたりが提言していたわけですが、以下、「政府紙幣発行議員連盟」メンバーの田村耕太郎参議院議員の公式ブログをもとに追っていきます。今年2月3日になって田村耕太郎議員らが高橋氏の構想に乗って、菅義偉氏を巻き込んでの「政府紙幣」構想をぶち上げました。
その後、日銀や財務省に軽くあしらわれ、与謝野氏・津島氏あたりからは肩透かしを食いながらも、麻生首相からリップサービスを受けた勢いで、3月末を目標に提言をまとめる予定でした。
日銀だけでなく、霞ヶ関でも永田町でも「分かってる人」から見れば、最初からつぶされるのは明らかな「ムリ筋」の政策だったでしょうし、何でもご存知の与謝野氏・津島氏あたりが取り合わなかったのも当たり前ですか。
ところが、その直前期の3月24日に「高橋氏逮捕」となり、怪しいことに3月26日に田村耕太郎議員が朝日新聞の船橋洋一氏と面談しています。
この時点では、まだ「高橋氏逮捕」は報道されていません(主要メディアで報道されたのは3月31日でした)。船橋氏から事前に因果を含められたのでしょうか・・・。
船橋洋一氏は、我国と宗主国や国際金融資本との関係を語る上で、欠くことのできないキーマンですので、記憶に留めておいた方がよろしいかと思いますので以下簡単にご紹介します。
現在は、朝日新聞社の主筆(編集・論説部門のトップで長い間空席だったらしいのですが、朝日は敢えて船橋氏のために復活させました)を務めておられます。
社内の主流ではなかったらしいのですが、活動の中心としていた米国でアメリカ総局長まで務めてから日本に戻り、現職に就いたとのことです。
ここまでなら普通の大物経済記者なのですが、船橋氏は日米欧三極委員会のメンバー(マスコミ系の日本人は、現在この方だけだと思います)でもあるという点で並みの大物とは一線を画しております(「主筆」というのも、これに見合ったポジションを朝日が用意したということでしょう)。
米国民主党系シンクタンクのブルッキングス研究所の客員研究員もしておられたようですので時流にも乗ってますし(最近オバマ批判で忙しい元NHKの日高義樹氏が共和党系のハドソン研究所だったのと好対照)、国際金融資本としても使い出があるのでしょう。
話を元に戻しますと、その後4月7日の「政府紙幣・無利子国債の発行を検討する議員連盟」の会合に、わざわざ自民党税調の小委員会の日程をぶつけてもらって会合を中止することで逃げ口を確保した後は、関係議員はずっと沈黙したままです。船橋氏が出てくるあたりで真っ黒ですね・・・。
国際金融資本は、ワーテルローの戦い(1815年)をきっかけとしたネイサン・ロスチャイルドによるイングランド銀行支配以来「独占的紙幣発行権」の上に成立する権力ですので、日銀という大きなシマを荒されるのを黙って見ているはずはありません。
高橋氏にしてもそうしたからくりはよくご存知だったでしょうに・・・。一本気な方だったのですかね・・・。
個人的には、日銀がFRBに負けじと一万円札をもっと刷って我々貧乏人に直接ばら撒いてくれてもいいように思います。
我々貧乏人には外貨投資する余裕はありませんので、必ず国内消費に回ります。独立行政法人の意味不明の基金に死蔵されてしまった4.3兆円よりは、よっぽど経済波及効果は高いのではないでしょうか。日銀がそれをしないのであれば「政府紙幣やむなし」というのは正論でしょう。
4.結論
高橋洋一氏は、「政府紙幣」を抜きにしても、「財務省官僚は計算が苦手」「日本は本当は財政危機ではない」等発言により、財務省筋の怒りを買っていたようですし、「日本経済復活の会」では、竹中氏を呼び捨てにしており、竹中氏との関係も希薄化しておりました。
それらが集約された結果が、ブレーンとして都合よく利用された者の悲しい最後に繋がってしまったのではないでしょうか?
思うに、積極的に発言すれば、植草先生のように味方してくれる人も出てくるかも知れませんし、高橋先生も清水の舞台からひとつ飛び降りてみてはいかがでしょうか?
このまま小さく縮こまって余生をお送りになるのもひとつの選択肢でしょうが、神様が、高橋先生にそれだけの明晰な頭脳を与え、世に出るよう計らった意図は、絶対にそのようなことではないと思います。
死を恐れるな!! 私たちはあなたの真実を知りたい。
$猿山の疑問$
ソルジェニーツィンのいう収容所列島とは日本列島のことだったのでしょうか?
筆:猿山太郎
「政府紙幣」については以前から渡辺喜美議員あたりが提言していたわけですが、以下、「政府紙幣発行議員連盟」メンバーの田村耕太郎参議院議員の公式ブログをもとに追っていきます。今年2月3日になって田村耕太郎議員らが高橋氏の構想に乗って、菅義偉氏を巻き込んでの「政府紙幣」構想をぶち上げました。
その後、日銀や財務省に軽くあしらわれ、与謝野氏・津島氏あたりからは肩透かしを食いながらも、麻生首相からリップサービスを受けた勢いで、3月末を目標に提言をまとめる予定でした。
日銀だけでなく、霞ヶ関でも永田町でも「分かってる人」から見れば、最初からつぶされるのは明らかな「ムリ筋」の政策だったでしょうし、何でもご存知の与謝野氏・津島氏あたりが取り合わなかったのも当たり前ですか。
ところが、その直前期の3月24日に「高橋氏逮捕」となり、怪しいことに3月26日に田村耕太郎議員が朝日新聞の船橋洋一氏と面談しています。
この時点では、まだ「高橋氏逮捕」は報道されていません(主要メディアで報道されたのは3月31日でした)。船橋氏から事前に因果を含められたのでしょうか・・・。
船橋洋一氏は、我国と宗主国や国際金融資本との関係を語る上で、欠くことのできないキーマンですので、記憶に留めておいた方がよろしいかと思いますので以下簡単にご紹介します。
現在は、朝日新聞社の主筆(編集・論説部門のトップで長い間空席だったらしいのですが、朝日は敢えて船橋氏のために復活させました)を務めておられます。
社内の主流ではなかったらしいのですが、活動の中心としていた米国でアメリカ総局長まで務めてから日本に戻り、現職に就いたとのことです。
ここまでなら普通の大物経済記者なのですが、船橋氏は日米欧三極委員会のメンバー(マスコミ系の日本人は、現在この方だけだと思います)でもあるという点で並みの大物とは一線を画しております(「主筆」というのも、これに見合ったポジションを朝日が用意したということでしょう)。
米国民主党系シンクタンクのブルッキングス研究所の客員研究員もしておられたようですので時流にも乗ってますし(最近オバマ批判で忙しい元NHKの日高義樹氏が共和党系のハドソン研究所だったのと好対照)、国際金融資本としても使い出があるのでしょう。
話を元に戻しますと、その後4月7日の「政府紙幣・無利子国債の発行を検討する議員連盟」の会合に、わざわざ自民党税調の小委員会の日程をぶつけてもらって会合を中止することで逃げ口を確保した後は、関係議員はずっと沈黙したままです。船橋氏が出てくるあたりで真っ黒ですね・・・。
国際金融資本は、ワーテルローの戦い(1815年)をきっかけとしたネイサン・ロスチャイルドによるイングランド銀行支配以来「独占的紙幣発行権」の上に成立する権力ですので、日銀という大きなシマを荒されるのを黙って見ているはずはありません。
高橋氏にしてもそうしたからくりはよくご存知だったでしょうに・・・。一本気な方だったのですかね・・・。
個人的には、日銀がFRBに負けじと一万円札をもっと刷って我々貧乏人に直接ばら撒いてくれてもいいように思います。
我々貧乏人には外貨投資する余裕はありませんので、必ず国内消費に回ります。独立行政法人の意味不明の基金に死蔵されてしまった4.3兆円よりは、よっぽど経済波及効果は高いのではないでしょうか。日銀がそれをしないのであれば「政府紙幣やむなし」というのは正論でしょう。
4.結論
高橋洋一氏は、「政府紙幣」を抜きにしても、「財務省官僚は計算が苦手」「日本は本当は財政危機ではない」等発言により、財務省筋の怒りを買っていたようですし、「日本経済復活の会」では、竹中氏を呼び捨てにしており、竹中氏との関係も希薄化しておりました。
それらが集約された結果が、ブレーンとして都合よく利用された者の悲しい最後に繋がってしまったのではないでしょうか?
思うに、積極的に発言すれば、植草先生のように味方してくれる人も出てくるかも知れませんし、高橋先生も清水の舞台からひとつ飛び降りてみてはいかがでしょうか?
このまま小さく縮こまって余生をお送りになるのもひとつの選択肢でしょうが、神様が、高橋先生にそれだけの明晰な頭脳を与え、世に出るよう計らった意図は、絶対にそのようなことではないと思います。
死を恐れるな!! 私たちはあなたの真実を知りたい。
$猿山の疑問$
ソルジェニーツィンのいう収容所列島とは日本列島のことだったのでしょうか?
筆:猿山太郎