茶都杭州見聞録

中国杭州での留学・生活・お茶情報を発信

水 「天与地」

2005年08月31日 | お茶関連

中国では水道の水はそのまま飲めないので、ボトルに詰めた水を飲みます。店には、ミネラルウォーター(矿物水)や純浄水が売っています。

ミネラルウォーター
コカコーラ「天与地」1.5L 2.3元

成分
Naイオン 1.0mg/L
Kイオン 3.4mg/L
Mgイオン 3.2mg/L
Clイオン 4.6mg/L
SO4イオン 12.7mg/L

日本茶が中国の水ではどんな味になるのか試していきます。お茶は京都・椿堂の上煎茶・清香を使用。青みのある香りがあり、渋みと旨味のバランスが程良いお茶です。

この「天与地」では、渋みはあまり出ませんが、旨味は十分出ていました。水色は少し濃いめ。もっと偏った味になるかと思っていましたが、意外にええ感じで、これなら普通に飲める。

プチ国際交流

2005年08月31日 | 浙江大学・寮生活
試験の合間の昼食は、留学生食堂でとりました。この時期、ほんまに人が多いです。相席も当然。私が座ったところでは、ニューヨークの男性と韓国の男性と一緒になりました。お互い中国語で話すのですが、どこから来たの?への回答は、中国語で言う地名より英語の方が通じます。大阪なんて「だーばん」になるもんね。「おーさか」の方がずっとわかりやすい。

アメリカの人は暑いのがとにかく嫌。かなり参っている様子です。欧米人が暑いのがかなわん!と言うのをよく聞きます。私は暑いのは平気な方なので、このぐらいなら余裕。

私はその時、魚香肉糸を食べていたのですが、辛すぎるのは嫌いなので、唐辛子を避けて食べていました。するととなりの韓国人に「辛いの嫌い?」とつっこまれました。確かに韓国じゃ、唐辛子を避けるなんてあり得ない光景よねえ。

クラス分けテスト

2005年08月31日 | 浙江大学・授業
今日はクラス分けテスト(分班考试)の日。午前に面接、午後に筆記。

〈面接試験(口试)〉
時刻と場所が張り出されていますが、受験会場の部屋がいくつかあって、何か部屋毎に指定があるのかもわからない。その日も1Fロビーで登録手続きをしていたので、テストを受けようとしている人は、ほとんどそこの先生に聞きに行っていた様子。張り出す用紙にもっと詳しく書いておけばいいのにね。

試験会場は留学生寮がある建物の教室で、3~6Fのどの教室で受けてもよい。行ってみると、もう何人か並んでいました。試験を待つ人相手に話しかけてお友達作りを試みている人もいました。

教室では、先生一人と簡単な質問を受け答えします。その答え加減で次の筆記試験の何班を受けるかが決定。話が弾んでいれば上の方の班。イマイチ話が弾んでいない私は、実際に使っているテキストを見せて質問しながらどの班にするか考えていたようでした。入学手続き票に次の筆記試験で何班を受けるか記入されて終了。3班でした。試験時間は10分ほど。早々に終わってヒマなので、学内探索に向かいました。


〈筆記試験(笔试)〉
班毎に分かれて教室に入って筆記試験。
試験は選択問題もあったけど、記述式が多かったなあ。

【内容】
・単語 ピンインを漢字にする
・空所補充
・文法 選択問題
・"把"を使って文章を書き換える
・文章の間違いを直す
・指定単語を使って作文
・出来事を作文(150字ぐらいで)

前半は簡単でしたが、書き換えとか作文はがんばってひねり出しました、という感じでした。試験時間は十分たくさんありますが、さっさと終えて出ていく人が多数。私は作文でがんばって、最後に退出。150字の作文なんて初めてしたかも。文章の長さが、中検のリスニング問題ぐらいかな、と思ったので、そんな感じの起承転結にしてみました。我ながらよく書いたよな、と自分に感心。

後から聞いた話では、早く退出した人の中には、作文がもう全然だめであきらめて出た、と言う人もいました。なーんだ、みんなすぐ解き終わって出て行ったんじゃないんだ。


延安路へお買い物

2005年08月30日 | 中国暮らし
Fさんが寮の部屋にテレビがないので、テレビはどこに売っているのかと尋ねたところ、百貨店へ行けと言われたそうな。そんなわけで、百貨店が集まっている延安路へ。

杭州百貨、銀泰百貨などの百貨店へ行くには、
28路線 浙大→武林広場 のバスを利用。

百貨店はもうそれは小綺麗で、日本の百貨店とあまり変わらない様子。テレビは売っているが、主流は液晶やプラズマテレビ。日本と同様。小さめブラウン管の物で600~800元。ちょっと気になったのがパンダの形をしたテレビとDVDプレーヤーが一体型になった物、1180元。

銀泰百貨の上の階にあるフードコートで昼食。
たくさんの種類の料理があり、一品10~20元ほど。ものすごく人が多くて、座るところを確保するのが大変。

もっと安いテレビを求めて徒歩で南へ。途中、雨が降ったりやんだり。雨が降り出すと、たちまち道に折り畳み傘を売る人が出現。街を見渡しても、ほとんどの人が折り畳み傘を差していて、長い傘は見かけない。道行くチャリンコは色とりどりのカッパ姿。

途中本屋発見。外文書店。入ってすぐに店員に止められた。荷物をロッカーに預けよとのこと。中国では万引き防止のために、ポシェットぐらいより大きい荷物はロッカーに預けさせるところがよくある。

【鍵無し小銭不要ロッカーの使い方】
1.ロッカー全体の中央にある「存」と書いてあるボタンを押す。
2.どこかの扉が開いて、用紙口から番号の用紙が出てくる。
3.番号用紙は無くさないように持って、荷物を開いたロッカーに入れて閉める。
4.荷物を取り出すときは、番号用紙にあるバーコードを読み取り部にかざす。
5.扉が開くので荷物を取り出して、扉を閉める。

外文書店は1Fが主に芸術関連書籍とカード類、2Fは語学関連書籍と文具。HSKの問題集もあり。

書店を出てかなり南に歩いた。途中携帯屋さんが多数。服屋さんも多い。でも、電気屋は無い。それっぽいところにも欲しいテレビはなかった。結局カルフールまで歩いた。遠い・・・。

カルフールは延安路・開元路の西南角に有り。
ここも入る前に荷物を預けなければならない。

【鍵無し小銭必要ロッカーの使い方】
1.ロッカー全体の中央にある表示で「満」表示がない物を探す。
2.表示パネルのところに1元硬貨を入れる。硬貨は素通りしてすぐ出てくる。スイッチ代わり。
3.どこかの扉が開いて、用紙口から番号の用紙が出てくる。
4.番号用紙は無くさないように持って、荷物を開いたロッカーに入れて閉める。
5.荷物を取り出すときは、番号用紙にある密碼(暗証番号)を入力する。
6.扉が開くので荷物を取り出して、扉を閉める。

カルフールはとにかく広かった。そして人も多い。ロッカーもほぼ満杯。荷物を取り出す人に付いていって、開いたところを狙うのが一番。

寮の給湯器のお湯はまずくてどうしようもないので、電気ケトルを買うことにした。値段は様々で30元ぐらい~100元台まで。何が違うのか店員に聞いてみたら、蓋を開けて中身が違うことを教えてくれた。安い物は金属の輪が鎖のように二つ組み合わさった物が湯沸かし部、高い物はケトルの底全体が平らな湯沸かし部。当然底全部が熱源になっている方が早くて確実にお湯が沸く。店員も今日は安い!としきりに薦めてきた99.9元の電気ケトルにした。

映画のVCDもDVDもとても安い。やはり海賊版に負けないためだろうか? 「七剣」買ってみた。

カルフールから西へ進み、突き当たりを南へ下った所のバス停から帰る。
102路線 涌金門→古蕩

初バス乗車

2005年08月30日 | 中国暮らし
到着日に共に路頭に迷ったFさんと延安路へお買い物。
初バス乗車。

【杭州バス案内】
杭州には長距離鉄道の駅はありますが、市内を行き来する電車はありません。そのためバスが主要な交通手段です。日本と違って、乗車賃が安い! どこまで乗っても大体2元。K21などのKがつく路線と、付かない路線がありますが、その違いは空調があるか無いか。付いていない物は0.5~1元ぐらい安くなります。

<乗り方>
1.地図などで目的地に近いバス停の名前と路線を調べる。

2.バス停で行きたいバス停がある路線を探す。

3.バス停に時刻表はない。始発と終発の時刻表示のみで、待っていればその内来る。早くて2、3分、遅くて15~30分。混み具合や、路線にもよる。

4.バスの前から乗車。乗車口近くに運賃箱があり、そこにお金を入れる。お釣りも両替もないので、乗る前に小銭を用意しておこう。地元人の多くはICカードを利用していて、カバン毎リーダーに押さえつけている姿をよく見かける。

5.慣れないうちは、バス停がよく見えるところに立つ又は座る。立っている時は、急停車に注意。周りに無理な運転の車が多いため、よく急停車する。

6.目的のバス停に着いたら後方のドアより下りる。日本のような「次降りますスイッチ」は無い。バス停は必ず停まる。しかし、もたもたしていると、すぐ閉められる。

バス停の案内アナウンスは流れていますが、機械音声のため、何を言っているやらさっぱりわかりません。

寮の設備や暮らし方

2005年08月29日 | 浙江大学・寮生活
【部屋関係】
・部屋は自分で掃除する。部屋のゴミは、廊下の端にある赤いゴミ箱に捨てる。

・1、2号棟には1階以外の各階に自炊室がある。ただ、調理していい空間があるだけで、コンロはない。自分で電磁調理器を買わねばならない。(各自の部屋では自炊禁止)
冷蔵庫はあるが、分厚い霜が付いているし、お約束のキムチがたくさん入っていて、使えない。
給湯器があったが、とても湯温が低い。(たぶん夏だから) そしてお湯が臭う。

・廊下の入り口に近い方に各部屋の電気メーターがある。メータ表示は3種類の数値(使用量累計→最近買ったかもらった電気量→残量)が順に切り替わって点灯する。一人部屋は毎月60度無料でもらえる。


【洗濯指南】
・洗濯機は3号棟(留学生食堂がある建物)地下にある。階段を下りて左方向へ進む。使う時は、予め2階の購買でチケット(使用料は1回3元)を買っておき、それと洗濯物、洗剤を持参。係のおばちゃんにチケットを渡す。

一見容量が小さそうだが、結構入る。私は5~6日分まとめて洗っていた。40分ぐらいで洗濯は終わるので、その頃を見計らって取りに行く。混んでいるときは、次の人が使えるように、おばちゃんが洗い終わった洗濯物をテーブルに出していることもある。

利用時間帯は、12時~になっているが、それより早くても開いている。しかし、早すぎると、洗濯機の電源設定がされていなくて、電源が付かない。そんな時はおばちゃんに洗いたいねん、と言おう。(でも早い時間帯はおばちゃん達は掃除作業に出ていて、居ないことが多い)

物干し場は、2階の教科書を売っている所近くから出た所と、5階の留学生事務所の目の前。タイミングが悪いといっぱいだが、うまく行けば、大抵干すことができる。部屋干しにしている人が多いんかなあ。

留学生食堂

2005年08月29日 | 浙江大学・寮生活
昨日は両替騒動で疲れていたし、とても客が多そうに見えたので行かなかった留学生食堂。今日行ってみました。入ってみると、うーん、何からしていいのやら。「初めて来たんだけど、どないすんの?」と聞いてみたら、入って右のカウンターの左端に案内された。そこには、ピンイン付きメニューと料理の写真があった。おお、留学生向け。

【留学生食堂利用方法】
1.カウンターで料理を注文。一品ずつ料理名と値段が書かれた札が壁に掛かっている。売り切れになると札が外される。係員が伝票に料理名記入。これが読めないんだな、走り書き風で。たまに暗号にしか見えない時もある。そこで支払いも済ます。現金のみ。ご飯は1杯0.5元。
飲み物が必要な人は、カウンター隣の所で購入。水、ジュース、ビールがある。ジュースはカップサーバーのものもあり。

2.伝票を持って適当な席へ行く。座る前にそこらにいる係のおねいさんに伝票を渡す。おねいさんが伝票にテーブル番号記入。

3.先に取り皿・割り箸・紙ナプキンのセットが来て、そのうち料理がやってくる。ご飯は料理が来てから後に来る。たまに忘れられるので、来ていなかったら「まだご飯が来ていない」と言う。言わないと永遠に来ないかも。

しかし、留学生食堂という割には、圧倒的に中国人が多い。しかも親子連れとかいるんですけど。そして中国人達は、コーラやQooを飲みながら飯食ってます。うーむ。

入学手続きと寮費支払い

2005年08月29日 | 浙江大学・寮生活
T/C両替ですっかり疲れた状態で寮に戻ると、入学手続きで1階ロビーはにぎやかだった。予めもらっているA5サイズの入学手続き票を持って、入学手続きの受付へ。

1.学費支払い
申込費50$は日本からの申込時に払っているのだが、リストには払っていない事になっていた。入学手続き票には払っている方にチェックが入っていたので、払っていると信用してもらえたが、このような手違いは往々にありそうなので、領収書は持っていった方がよいと思った。支払い票みたいなものをもらって、支払い部屋へ行き、人民元現金を渡す。半年で学費9000元也。

2.寮費支払い
押金は昨日払っているので、寮費だけ、と行ってみると、押金払えと言われた。そっちに払った控えあるやろーが?と思ったが、私が持っている領収書を持って来いと言われる。部屋に取りに行って再びフロントへ。入念に領収書と控えを確かめていた。ようやく信用してもらって、寮費の支払い。何ヶ月済むかを告げる。頼りない中国力の私、聞き間違いでとんちんかんな答えをしていたら、フロントのおねいさんは怒り気味対応。怖いよう。

一人部屋は50元/日、二人部屋は120元/日(一人当たり60元)
一人部屋は、一度に4ヶ月分以上支払うと5%引きの特典有り。
5ヶ月分払った。7125元也。

3.入学申込
その辺にあった入学登記表に記入。
予めもらっている「JW202表」と「入学通知書」、パスポートのコピー、写真6枚、さっき書いた入学登記表を受付に渡す。

「JW202表」と「入学通知書」にあるサインと日付の欄、ビザを取るときには書いていなくていいと言われていて、いつサインすべきなのかと思っていた。書かずに受付に渡したらそのまま受付が終わりそうだったので、サインはしなくてもいいのか聞いてみたら、あったほうがいい、と言われた。・・・そんなもんなのか。サインしたよ。あ、ちなみに受付の人は日本語ができる人だったので、その後の説明も日本語で聞けました。


ああ、ここまで長い道のりだった。やっと落ち着ける。