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南青山なでしこ日記

南青山なでしこ(撫子)の音楽業界漂流事情日記

フィッシュマンズのあの頃

2005-05-31 11:51:02 | Weblog
曇っているね。
でも、昨日の雨のおかげで、つたの葉っぱに雨つぶがのっかって可愛い。
デパペペ、凄いなあ、いきなり売れてる。
ギターのデュオ、けっこうロハスな感じのメンバーだったな。
bonobos、フーん、フィッシュマンズが大好きだったんだろうなあ。

フィシュマンズチルドレン、もう出て来ても不思議はない。
私は彼等のデヴューのころはジャケットのコーディネートなどの仕事をした。
あの頃、ジュンスカが売れていて、不思議の入ったジュンスカ狙って彼等のジャケットなどのデザインに関わっていた女性にアートディレクターをノミネートしてもらった。
やってきたのが無口のオシャレなキツネ君みたいな、セントラル69の木村君だった。

スーパーカー、林檎ちゃんのジャケットで今は彼もチョウ一流になったが、当時はSMCというソニー関係の新米のデザイナーだった。
彼は私とも口は聞かなかったが、すぐにフィッシュマンズの佐藤君とは打ち解けたようだった。
才能が出会った瞬間だった。
もう私はあんまり用事がなかったが、そこから彼等は友達になっていった。
佐藤君たちと撮影で、こどもの城のすぐ裏にある公園で写真を撮った。
あそこを通るたびにまだ21才くらいだった彼等を思い出す。
洋服のセンスは悪かったし、たぶん貧しかった、音楽だけで。
若い時にありがちな雰囲気で、年よりも、老けていた。
そしてエンジニアのZACK,その後世界的にも活躍するザックと出会い、佐藤君はmarimariと出会う。
シアターブルックのタイジがメジャーデヴューする新宿のリキッドのライブが始まる前、天使のような女の子が見えて目で追っかけたら、隣に佐藤君がいて笑顔で紹介してくれた。
バッファロードーターを見に来たんだと二人で並んで私を見た。
二人ともオシャレで小さくて可愛い、かっこいいカップルだった。
彼女と出会って佐藤君はどんどん素敵に変化していった。
名作アルバム「空中キャンプ」、「ロングシーズン」などの後、苦しくなっていったのだろう。
レベッカのノッコに「フレンズ」を超える曲を待っているわ、とパーティーで冗談まじりに言ったら「無理だわ、だってあれは本当の事なの、そういう曲はめったに出来ないの」と軽く答えてくれた。
アルフィーの高見沢氏は「毎日が期末考査みたいな生活なんだよ」と言っていたし、小田和正氏も「アルバムが完成したら、もう二度と作れない、これが最後のアルバムって思うよ」とも言っていた。

みんな続けていく事が、今よりもっとはるかな場所へ、この気持に自分自身が応えきれなくなっていく事に怯えて、それでも戦ってものを創って行く。
ああ。

そうそうこのブログを読んでいてくれている人ならわかると思うけれど、あの奇妙に壊れた時計は結局1日に5時間以上遅れるようになり、やっぱり壊れてしまいました。

それでも飾っておく事にしました。
みんな壊れないように活躍して下さい。

岡村靖幸は再び壊れたようですが。
事務所もファンクラブもレコード会社からも消えたみたいです。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown ()
2005-05-31 13:33:59
岡村靖幸さん、また消えちゃったんですか・・・。にしてもベスト版がほしいです。
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Unknown ()
2005-05-31 13:34:03
岡村靖幸さん、また消えちゃったんですか・・・。にしてもベスト版がほしいです。
返信する