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『プロメテウス』を観に行きました。
@新宿ピカデリー
リドリー・スコットのSF作品ということだったので、
ブレードランナーを期待していたら良い意味で裏切られました。
エイリアンの前日譚だったのね。
なので気持ち悪いのがダメなカップルとかは観に行っちゃだめ。
H.R.ギーガーがデザインに携わっていたり、
シャーリーズ・セロンが出ている(『ノイズ』とかわりと好きだった)クレジットをちゃんと見れば良かった(苦笑。
◆途中から映画に思いを馳せる
途中から「あ、これエイリアンやん」ということに気づいたのでなんだか懐かしい気分で楽しんでました。
エイリアンの第一作はそれこそリドリー・スコットが監督をしていて、彼の出世作。
1979年の作品です。
1977年に「スター・ウォーズ」が公開で大ヒットして、その直後にもエイリアンもヒット。
70年代前半~後半の社会派映画が(「タクシードライバー」「狼たちの午後」とか)隆盛になるかと思いきや、
特殊効果を使ったSF映画ブームになっていく。
リドリー・スコットもここから商業的な監督になりそうなんだけど、
次の作品が「ブレードランナー」。ここらへんはさすがメッセージ性を強く打ち出すような広告の人っぽい。
(ITの人はジョブスがなくなったときに多く見たであろうAppleのMakintoshの広告「1984」は彼が監督)
1984 Apple's Macintosh Commercial
その後2000年代まではやや不調(「テルマ・ルイ-ズ」とかは好きだけど)で、
いきなりまたも映像美を見せてくる(“銀残し”を多様した『グラディエイター』とか、揺れまくるカメラワークの『ブラックホークダウン』とかやっぱり特殊メイク系の『ハンイバル』とか)。
スピルバーグもそうだけど、作風が多様なところがこの監督のすごいところ。
映画のメインロードを歩いてきた人だからこそ、映画好き語らせてしまう。
世の中に何か功績を残すってのは、大衆に語らせる人なんだね。
今日は駄文。
ではまた。
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