サフィ 風の囁き

このゲーム、絵柄もいいですが、内容的にもいい感じです。

背景:PC「ことのはアムリラート」より

PS2「ワンダと巨像」

2009-12-30 19:40:38 | ゲームレビュー
発売日は2005年10月27日。
例によって、発売日に購入したまま放置していたゲーム^^;
以前1度開始しようとして、最初の巨像にすらたどり着けず断念しました……(汗)

内容に関してですが、巨像との戦いは本当にすごいです。
ただ、マイナス要因も多い、とっつきにくいゲームという印象。
なので、最初から攻略サイトなどを見ながらプレイする事をお奨めします。

まず、操作が結構複雑です。
掴まって移動したり、掴まりジャンプでガケなどを登って行ったり、
背面ジャンプを使ったり、いろいろとアクションを駆使する場面が出てきます。
最初の巨像までの道のりで、チュートリアル的になってはいるのだけど、
天の声?が聞こえる以外、説明がないので、なかなか大変です。
その後、最初の巨像にたどり着いたとしても、倒し方が分かりづらいです。
最低限ここまでは、攻略を見ながら、巨像に掴まって登っていく感覚を身につけるのがよいかと。

また、映像的な効果というのはあると思うのだけど、基本的に色彩が地味で暗い感じ。
草の生えている道とか、実が成っている木とかでも、鮮やかな色は全く使ってません。
そして、マップが広い上に、次の巨像の場所までのナビも無いため、
どこに行けばいいのか分からない、というのも問題です。
最初に「声」がヒントっぽい事を言ってはいますが、それだけでは分からないかと……。
巨像を探して闇雲にマップを走り回るのは無駄なので、攻略サイトなどを見るのを推奨します。

操作は少々難しいですが、ゲーム自体はとてもシンプルです。
木の実でHPを、光る尻尾のトカゲで腕力を上げる、という要素があるものの、
それ以外は、スタート地点から巨像の出現場所へ行って倒す、の繰り返しです。
全16体の巨像を順番に倒していくゲーム、と、1行で表現できる内容とも言えます。

さて、ここまでほとんどマイナス要素ばかり書いてきましたが。
このゲームは、ほんとにこだわって作られた、すごいゲームだと思います。
特に、巨像との戦いは、他のゲームでは味わえない楽しさがあります。
主人公の何十倍もある敵によじ登り、弱点(数ヶ所ある)を探して倒す。
この感覚は、実際にやってみないと分からないです。
ただ、倒し方も分かりづらいものが多いので、やっぱり攻略サイトなどが必須かもですが^^;

なお、巨像は16体もいますが、いろいろなパターンがあり、
巨人タイプだけでなく、水に潜ったり、空を飛んだり、小型で素早く走り回ったりします。
しかもそれぞれ倒し方が違っていて、地形なんかも使って倒す、という場面すら出てきます。

それと、このゲーム、リアルタイムデモにもこだわっているようです。
通常のゲームだとムービーにしているようなデモも全て、リアルタイムデモになっています。
ムービーと言われても納得するくらい綺麗なデモはなかなかすごいかと。
(テクスチャがチラチラするのが若干気にはなりますが)
ムービーと思われないためなのか、右アナログスティックで、デモ中いつでも、
カメラの向きを少し移動できるようになっています。
(エンディングも含めて、全てリアルタイムデモでした)

クリア時間は、13時間弱といったところ。
なんか、もっと長くかかったような気がするのだけど。
面倒な部分も多々あって、状況によってはすぐにゲームオーバー、という事もある
なかなかシビアなゲームでもありますが、独特な雰囲気と緊張感のある戦いは一見の価値ありです。
なお、クリア後にハードモードが出現しますが、そこまではやりませんでした。

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