“心の水”はとかく楽なほうへと
流れたがるが・・・
たとえば、雪山で吹雪に遭ったと
します。ものすごい風速で粉雪が
飛んできて、息ができなくなる
ほど苦しい。
雪の中に穴を掘って首を突っ込
む。呼吸が確保できるようにな
って、「ああ、助かった。これで
生きられる」と、ほっとする。
穴を大きくして、その穴の中に
収まると、居心地のよい極楽
のような場所になる。
三十分もすると、氷がゴツゴツ
して寝心地が悪いとか、風が
吹いてテントが騒がしいとか、
いろいろな不満が出てきて最
低の場所になる。
そこで、次の日、ベースキャ
ンプまで下がってくると、そ
こでは電気がつき、エアーマ
ットがあり、ゲームや雑誌も
あり、雪洞やテントに比べ
たら快適そのものだ。
でも、すぐに「もう麓(ふもと)
へ帰りたい」と思い始める。
人間は、限りなく少しでも楽な
ほうへと流れていく。でも、
それでは人間は変れない。
「道で、仏に逢うては仏を殺せ」です。
金 K18 ¥4930
プラチナPT950 ¥3210
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佐久市野沢93番地十二町
ケヤキの木の真向かい
アーケード十二町側
~ヤナギダ~
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