いつのまにか、
夜中の2時近くになっていた。
「じゃあそろそろ」
と、言ったのは、わたしだった。
あのひとからそう言われるより
も先に、自分で言ってしまった
方が、踏ん切りがつけられると
思って。
だけど、言ってしまってから、
後悔した。
「そろそろ」のあとに、うまく
言葉が続かなかった。本当はこ
のままずっと、しゃべっていた
い。
朝まで話しを聞いていたい。
つながっていたい。そんな
気持ちが波のように、寄せて
は返していた。
夜中の2時近くになっていた。
「じゃあそろそろ」
と、言ったのは、わたしだった。
あのひとからそう言われるより
も先に、自分で言ってしまった
方が、踏ん切りがつけられると
思って。
だけど、言ってしまってから、
後悔した。
「そろそろ」のあとに、うまく
言葉が続かなかった。本当はこ
のままずっと、しゃべっていた
い。
朝まで話しを聞いていたい。
つながっていたい。そんな
気持ちが波のように、寄せて
は返していた。