“成功者はこの「根っこ」を
うまく育てている”
脇目もふらずに、あることに
全力をかけて打ち込めば、そこ
に何かが生まれる。
その原動力は何か?
花を支える枝。枝を支える幹。
幹を支える根。だが、根っこ
は見えない。
それと同じで、人間の行動は
見えても「念(おもい)」は
見えません。
根も念いも目に見えないので、
ともすればその重要さを忘れ
がちになります。
が、見えないものこそ大切な
ものであることが多いのです。
大成する人は温厚そうに見え
ても必ず胸中に「念い」を
たぎらせている。
「念ずれば花ひらく」と言い
ますが、心の中に誰にも負け
ない念いがあれば、執念が起き、
問題意識が起きて、情報感度
が鋭くなり、アイデアも湧く
し、反省も起きます。
その強い念いのエネルギーが
他人にも伝わっていく。
それが、やがて多くの人を
動かすようになります。
何事も一朝一夕には成就しま
せん。念じて執念深く実行し
続けるしかないのです。
そのうちに少しずつ成果が
見えるようになり、自信が
湧いてきます。花が開かない
はずがない。
「ダメ」「できっこない」と
思っていては、何事も成就し
ません。
上に立つ人に大切なのは、
誰にも負けない情念です。それ
が、社員や部下を目標達成に
駆り立てるのです。