佐久市 ヤナギダ 趣味の店

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「雪の果 」ーゆきのはてー

2024-02-16 11:54:42 | 日記
『ついに終わりを迎える
冬の雪』

“あれが あなたとの最後だった
さよならさえも 言えないままに
救われない恋はタナトス
落ちては消える 雪ひとひら“

よく知られる「名残雪」と同義で、
はらはらと降って積もらないこと
が多い「降りじまいの雪」。

「雪」は冬の象徴ですが、解けて
いくころから春を表す言葉になる
のはおもしろいところです。

「雪の別れ」「忘れ雪」ともいい、
要するにその年の最後の雪なので
すが、「果」とつくと趣が加わり、

なぜかドラマチックな情景を
想像させる言葉になります。

「果てる」には長く続いていた
物事が最後まで行き着いて終わり
になる意味があり、

「雪の果」には、雪に閉じ込め
られていた人々の春を待ち望む
思いが込められていることがよ
くわかります。
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