山陰でおんぼらと(ゆったりと穏やかに)、志した活動に励む人を紹介し 、応援する「おんぼらと山陰流 わしやちのこだわり」
今回登場する山陰人は、まつえ若武者隊の本間亀二郎隊長。
まつえ若武者隊は島根が誇る国宝「松江城」の観光PR隊として活躍しているグループで、今や松江城には欠かせない存在なのです!
まつえ若武者隊の発足は2011年。
当初は期間限定のPR隊ということで結成されましたが、観光客や市民から惜しむ声を受け復活。
更に2015年7月には松江城天守が国宝に指定され、今年で5年。
節目を迎え、ますますの活躍が期待されます!
松江城から元気を発信するまつえ若武者隊、その隊長である本間亀二郎さんに、松江城に対する想いや魅力を語ってもらいました。
(本間亀二郎さん)
若武者隊の募集に「これぞ天職」と応募したものの、正直その頃のわしは、松江城についてよう知らなんだ。
しかし勉強すればするほど、この城は奥深い。
たとえば姫路城や名古屋城は大きくて優美である。
観光客のリクエストで記念撮影に応じる本間隊長
しかし松江城は、どっしり、いぶし銀とでも言おうか、戦国時代の姿をほぼ残す全国でも貴重な城じゃ。
石垣の見所を熱く語る本間隊長
城を建てたわが主・堀尾吉晴殿は信長、秀吉、家康と戦国三英傑に仕えた戦いのプロ。
とことん実戦型の城なのだな。
鉄砲狭間(ざま)や石落としなど、一見わかりづらい仕掛けが多いのじゃ。
石垣の見所を熱く語る本間隊長
細かなところにまで戦おうという意思が見えるのが魅力的なのだな。
武者をやめようと思うたこともあるが、仲間の支えと、お客さまとのふれあいに力をもろうた。
楽しんでくださる方、知識比べを挑まれる方。お客さまから学ぶことも多くある。
笑顔で観光客の質問に答える本間隊長
笑ってくださるのはうれしいが、世界観を崩さぬようには気をつけておりまする。
観光客にオリジナルステッカーを渡してもてなす本間隊長
存続が危ぶまれた時も、仲間の「お城には侍がいるのがいい」という言葉に、続けることになり申した。
この空間には武者がぴたりとはまる。
われわれとふれあい、楽しく過ごしてくだされ。
ぜひ松江城でお会い致しましょうぞ。
外出自粛が続く中で、それでも松江城の魅力を届けるためにブログやSNSでの活動を続けるまつえ若武者隊。
どんな状況であっても忘れない「おもてなしの心」を胸に秘め、松江城の侍は今日も出陣する!
まつえ若武者隊公式ホームページ
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