70の瞳

笑いあり涙あり、36人の子どもたちが生活する児童養護施設「さんあい」の出来事や子どもと職員の声をお聞きください。

ペットたちの近況

2018-08-31 16:33:22 | 愛すべき子どもたち

今日は夕立があったので、午後3時以降は快適に過ごしています。猛暑に耐えたのは人間ばかりではありません。さんあいのペット犬のポニーとウサギさんたちもエアコンのない中で頑張りました。ウサギさんたちはさすがに食欲が落ちましたが、それほど痩せることもなく乗り切りました。ボニーは、相変わらず元気一杯に笑顔を振りまいています。子どもたちはすっかり慣れて、怖がって近ずかなかった子も、最近では自分から散歩に連れて行きたいと、職員に申し出てきます。動物たちには夏休みや外出はありません。ほんとうにさんあいに来てくれてありがとうと言いたいです。

ポニーちゃんは元気です。どんな人間にも笑顔で接してくれます。

 

こちらのランちゃん(黒)とモモちゃん(白)も暑さがひと段落してホットしているようです。

 

こちらは、雄のレン君です。お気に入りの木の枠の上で涼んでいます。

 

くしびき祭りですくってきた金魚たち、暑さのせいで半数以上が死んでしまう中のサバイバーです。ときどき子どもたちが水をかえています。

 

 

 


収穫の秋は近い

2018-08-30 16:59:13 | 愛すべき子どもたち

相変わらずの猛暑は続いていますが、朝晩は過ごしやすくなりました。40度を超す暑さの中で、グリーンカーテンで植えたゴーヤが一時枯れる寸前までの状態になってしまいました。しかし2週間前の雨で復活し今ではおいしそうな実を沢山付けています。そして暑さには強いブドウ(デラウエア)が収穫時期を迎えています。今年も昨年同様にたくさんの実をつけました。さんあいの子どもたちでは食べきれない分は、さんあいに来たお客さんに分けてあげます。残暑は厳しいですが、収穫の秋は近づいています。

ゴーヤがようやく勢いが出てきて実を沢山付けてくれました。とても食べきれない数です。

 

ちいさな房ですが、ぎっしりなっているブドウの実です。

 

収穫のお手伝いになると、俄然パワーが出るKくんとMちゃんです。

 

 

 


消火訓練

2018-08-27 13:17:44 | 愛すべき子どもたち

家庭的な作りのさんあいの園舎ではあるが、消防法上の位置づけは旧来の施設と変わらず月一度の避難訓練と定期的な消火訓練が義務づけられている。先週は猛暑の中で避難訓練と消火訓練を消防署の方々に来ていただいて実施した。最後の放水訓練では男子の高齢児たちは、やる気満々で参加していた。訓練が役に立つことがないのベストだが、もしもの時に備えるのは施設の義務だ。しかし、さんあいの子どもたちは文句も言わずに淡々と定期的な訓練に参加してくれる。感謝なことだ。

避難訓練後に消防署の職員の方から消火器の使い方を教えてもらいました。

 

そして早速消火訓練の実施

 

次は放水訓練です。これは少し力も必要になるので職員と一緒に実施しました。

 

「それじゃ、火は消えがなー。」 猛暑の中でボケを入れました。

 


施設親善球技大会(ソフトボール大会)

2018-08-24 16:27:30 | 愛すべき子どもたち

今年も埼玉県下の22の児童養護施設が集って親善球技大会(ソフトボール大会)が開催されました。すべての児童養護施設が家庭的擁護を目指す中で、時代遅れのイベントという見方もあります。しかし、子どもたち自身がやってみたい、参加したいという意思を示している以上、続けてゆこうと思っています。今年は35度以上の暑さの中でしたが、台風の影響で風があったのが救いでした。小麦色に日焼けした子どもたちの顔から笑顔や口惜しさが溢れます。その表情を見ていると職員としても頑張れるパワーをもらえます。

今年は惜しくも初戦で、5対4で惜敗してしまいましたが、表情はさわやかでした。

 

応援団の小学生低学年たちも、「頑張れー」の声かけで試合に参加しました。

 

1回戦で敗れたチーム同士の交流試合もしました。こちらは大勝でしたが、「礼に始まり礼に終わる」を実践しました。

 

親善試合では、応援団の小学生女子たちも代打出場をすることができました。

 

最後の閉会式もみんなで参加しました。

 

夕食はみんなで焼き肉食べ放題のお店で、慰労会。 これが目的で参加している子も若干はおります。

 


無事帰国

2018-08-20 15:00:00 | 愛すべき子どもたち

本日全ての日程を無事に終え帰国することができました。参加者の児童は、「まだタイに行ってきたという実感が湧かない。」と言っています。それくらい濃厚で夢の中のような体験だったようです。新学期がはじまり、少し落ち着いたところで、みんなの前で報告会をする予定です。

 


児童養護施設「豊な人生の家」訪問

2018-08-19 17:35:19 | 愛すべき子どもたち

バンドンプレ小学校の次は、「豊かな人生の家」を訪問しました。ここはカナダ人宣教師により設立され、HIV陽性の孤児たちを受け入れています。小舎制家庭的養護を基本にしていて、大きさや中庭があるところがさんあいに似ています。ここでは、子どもたちと一緒に巻き寿司をつくって食べました。

最初は作り方をデモンストレーションしました。

 

次に子どもたちが作りましたが、みんながつくりたがるのであっという間に沢山できました。

そして、みんなで美味しくいただきました。

 

食事の後は、浴衣の試着をしましたが、みんな着たがるので職員は大忙しです。

みんなで記念写真!

 

最後に日本からのプレゼントの贈呈です。

文房具、日用品、スポーツ用具などなど、みんな気に入ってもらいました。


バンドンプレ小学校訪問

2018-08-17 13:15:59 | 愛すべき子どもたち

今日はさんあいが支援しているシャンタブリ県のバンドンプレ小学校を訪問し、交流会をしてから日本のカレーをつくって給食にみんなで食べました。この小学校は先生と生徒全員で160人程度の小さな学校で3年前日から交流をしています。朝からの雨でプログラムの進行が心配でしたが無事に楽しい時を持つことができました。

 

今日は朝から雨でしたが、生徒たちはこの日を楽しみにしていたのでNo,Problemです。

 

さんあいのメンバーは小学校に到着すると早速カレー作りに取り掛かりました。

 

ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、豚肉は現地で調達してもらいましたが、なぜか今年も大量のリンゴが具材として用意されていました。日本のカレーにはリンゴが欠かせないとタイの人たちは思っているようです。とりあえず、全部鍋に投入しました。

 

カレーのルーは業務用の2種類のものを使いました。

 

具材が煮えたところで、早く溶けるようにルーを包丁で細かく切って入れました。

 

カレーの用意が出来ました。給食までまだ時間があったので、小学校の生徒と先生全員で交流会をしました。まずは、日本から持ってきたビンゴゲームで場を盛り上げました。

そして日本の着物(浴衣)を希望する生徒に来てもらいました。

 

男の子には、ハッピを着てもらいました。

みんなで記念写真を撮りました。

小学校から歓迎の伝統的なタイ舞踊を子どもたちが披露してくれました。

 

そしていよいよ給食の時間が始まりました。今日は、カレーの他に豚の角煮のようなもの、豚ときのこのスープ、そして豆のデザートです。

 

給食のスペースは狭いので、まず併設されている保育園の園児から食べて、そのあとで小学校の低学年から順番に食べます。

 

小学校の番犬もご相伴に預かりたくて出てきました。無視する生徒たちを前に目が潤んできました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


パタヤ孤児院訪問

2018-08-16 12:34:40 | 愛すべき子どもたち

今日は、1978年に設立されたパタヤ孤児院を訪問しました。当時は、ベトナム戦争で駐留したアメリカ軍人とタイ人女性の間にできた赤ちゃんの多くが見捨てられカトリック教会にあずけられました。そこから教会や国内外の支援者により現在の施設へと発展しました。現在0才から大学生までの児童160人の子どもたちが70名職員に支えられています。日本の施設の状況と違いは、8割の子どもたちが、海外の夫婦に養子縁組みされることです。施設を案内してもらい、子どもたちと触れ合って、バザーの収益の一部を寄付させていただきました。感謝です。

 

 

 こちらは、男子寮です。

 

図書室で勉強する子どもたちと将来の夢についてお話しすることができました。

広大な敷地に園庭から野菜畑まであり、驚きました。

 


第2回タイ交流ツアー

2018-08-14 09:50:11 | 愛すべき子どもたち

2016年の8月に実施したタイ交流ツアーは大成功のイベントでした。参加した児童の中には現在、福祉や医療の仕事を目指して歩んでiいる者もいます。また引率した職員も大いに刺激を受けて新たな目標に向かって歩んでいます。

さて今年の8月は、第2回のタイ交流ツアーを実施いたします。計画では、2年前同様チャンタブリ県の小学校で日本のカレーを作って、給食に子どもたちと先生全員約160人に食べてもらいます。 そしてパタヤ県とチョンブリ県の児童養護施設に訪問して、寄付金を贈呈したり、みんなで巻きずしを作って食べます。寄付金や支援金は、バザー等で集めたお金です。

海外へ行くのですからお金は掛かります。しかしさんあいの考えは明確です。その一つは、海外での貴重な経験を通して、児童が将来他の人のために貢献する夢を持ったり、職員のモティベーションが大いに上がり、さらに質のよい仕事や多くの児童へ貢献できるようになるのであれば支出以上の効果があるからです。

2つ目は、さんあいは地域に根差した児童養護施設ですが、同時に国内や海外の社会的養護の必要な児童のためにできることをして行く施設であり続けるということです。それは日本の児童養護が、特に戦後の混乱の中で約12万人の孤児たちが差別され生死のさまよっていた時に、沢山の海外からの支援によって支えられたという歴史的事実を受け止め、少しでも恩返しをして行こうと考えているからです。

 

地域の方からいただいた野菜、これらご厚意に報いる一番の方法は、「あなたのして欲しいことを、あなたの隣人にもしてあげなさい」という、三愛の理念の一つである聖書の言葉を実践して行くことだ。

 

 

 

 


夏休みの宿題

2018-08-10 16:30:31 | 愛すべき子どもたち

夏休みは楽しいことだけではありません。宿題もしっかりとやらなければいけません。今日はみんなでホールに集まって宿題をすることにしました。広いホールの中にテーブルを並べて学校のクラスのような雰囲気を作って子どもたちを集中させます。学校と違うのは、先生役の職員が沢山いてマンツーマンで教えます。こうして学年を取っ払ったクラスを作ってみんなで勉強するのも夏休みのいい思い出です。

クラスは休憩を入れて1時間半です。子どもたちは集中できるように間隔をあけてすわりました。

 

一つ一つゆっくりと教えてくれるとわかるんだよね。

 

えーと、また間違えた!