70の瞳

笑いあり涙あり、36人の子どもたちが生活する児童養護施設「さんあい」の出来事や子どもと職員の声をお聞きください。

お別れの日 パートⅡ

2021-03-26 10:36:11 | 愛すべき子どもたち

高校入学を機に退所することになったAくん、退所日前に広いホールで一人黙々と何かを制作している。 何かと思って見に行くと、大好物の「ジャガリコ」のカップを1年間貯めておいたらしく、その大量のカップをガムテープでつなぎ合わせアーチを作っていた。退所の日は、そのアーチをくぐってお別れしたいらしい。

男の子らしい発想だと思う。シンミリする思いを出さずにクールに退所したい演出だろうか? 退所後は、新しい生活や高校入学の準備で忙しくなるだろう。さんあいでの生活の記憶も徐々に少なくなってゆく。それが自然、それでいいんだ。

 

よく、ここまで食べて集めたもんです。よっぽど好きなんだね。

 

はい、このアーチをくぐって退所です。 

 

すでに退所したOBも駆けつけてくれました。そして一緒に生活した同年代の男の子たちからの祝福の声。

 

ラインの交換も欠かせないね。

 


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