児童福祉施設では、毎月、避難訓練を実施することが義務付けられています。ただマンネリ化してしまわないように、避難をする事態も時間も方法も、はたまた避難だけではなく防災の内容も加味しながら、毎月、異なるアプローチで実施しています。
例年、夏休みには、施設内にある消火栓と放水用のホースを実際に使用して避難と消火の訓練を実施していたのですが、今年は災害ともいえる猛暑により日中に外に活動をすることが難しくなってしまったため延期としました。その暑さが少し和らいだ9月の休みの日に、深谷市消防局の方々のご協力もいただき、実施の運びとなりました。
制服の消防士さん達に見守られて、いつもより緊張感があります。
グラウンドで水の入った消火器を使って練習。希望する小学生が実際の消火器を持って的をめがけて放水。実際の消火器からは泡が出るそうです。
中高生はホースを使っての放水。水圧で押し戻される感覚も体験。実際の火事の場面ではまず職員が避難誘導、同時もしくはその後に消火活動を行いますが、人手が足りない、いざという時には中高生の手を借りることもあるかもしれません、と伝えられると皆真剣に取り組んでいました。
最後に講評をいただき訓練終了。その後は消防士さんが乗って来た消防車を間近で見学。
もう一台、消防士さんたちが乗って来た救急車も見せていただきました。熱中症の患者さんの対応で、今年の夏は大忙しだったそうです。この夏、さんあいではみんなで予防に努めてひとりも熱中症で病院に駆け込むことはありませんでした、と伝えると喜んでいただきました。
消防士の皆さん、いつもみんなの安全、安心のためにありがとうございます。