山と渓谷社刊。牧野富太郎が生前に書いたエッセィなどを集めて一つにまとめ、今年の3月に刊行されたばかりの本。
ドラマに連動した企画と思うけれど、牧野富太郎のことがよく分かった。
とても博学。健脚。そして明るい性格。文章に人柄が溢れ、とてもユーモア。残された写真もどれも笑っている。植物採集にはスーツ姿で。それは植物に対して礼を尽くすつもりだからとのこと。
今ドラマでは小学校を中退した後、独学で知識を深めているところに差し掛かって、この後上京してさらに世界を広げていく展開になるのでしょう。
当時高知から東京へ行くのは長旅。船、鉄道は少しだけ、間は馬車が繋ぐ。琵琶湖も船。大変な旅である。が、全然楽しそう。体も丈夫だったのだろう。
95歳まで生きて、小学校中退で東大の講師にもなり、文化勲章も貰って、一生一つの道を貫き通した偉人の姿に感動した。
好きこそものの上手なれ、言うは易く行うは難し。がしかし、やるだけのこと。それをこの本で教えられた。あまりに遅い気づきですが。
昔、観察会にいたころに買った本。また読み返してみましょう。
寝る前に一ページずつ読んでも楽しいかもしれない。
先日ご紹介有りました本2冊購入いたしました。
ドラマと共に楽しみに拝見いたします。
有難うございました。
コメントありがとうございます。
いつも見ていただいて、感謝しています。
楽しい本でした。ぜひとうぞ。