11月29日。 本日は、いい肉の日です。
肉、美味しく召し上がってますか?
また、あなた自身、いい肉していらっしゃいますか?
私は、いい肉でありたいと思ってやまぬ昨今です。
私は今、珍しく大層爽やかな気持ちでいるのです。
いい肉であろうとすることは、生きとし生ける命の礼賛に他ならないです!
というのは、何を思ったか、またウッカリ「にわか社会派」の血が騒いだのか、東中野まで社会派な映画を見に行ってしまったのです。
『ある精肉店のはなし』
題名ズバリです。
屠畜から精肉、販売までを一家で全てまかなっている、大阪の某精肉店のドキュメンタリー。
色んな意味で、あまりにシリアスで重いテーマですから、御興味のある御仁は映画を見た方がいいと思われます。
感じ方の相違が激しい内容だと思われます。
以下、私個人の感想のみを述べます。
ズバリ言いましょう。
(∩´∀`)∩ 今、モーレツに旨い肉(牛)を食べたい。
生きた牛(何を察したか暗い目してるドナドナ)をなだめなだめ、屠場まで引っ張っていく精肉店の人。
トンカチで眉間を叩かれ、どぅっ(←少年漫画にありがちな字体で)、と倒れるでかい牛。
あれよあれよとパーツ毎に捌かれて行く肉の塊。
この包丁捌きが見事な職人技! ああ、私が牛なら、この人に捌かれたい。
あら~、牛タンてこんなに大きかったのね。
うわ~、座布団みたいなレバー!
前衛芸術みたいなハチノス。なんだかカッコええ。
アブラカス(石鹸にする脂を取るために加熱した腸が、加熱途中で自らの脂でコンガリ揚がったもの)の旨そうなこと。
お好み焼きに入れると旨いらしいが、東京ではどこで買えるのか。
是非とも食べてみたい。
人に生まれたことに、この上なく感謝しています。
食肉がタブーでない国に生まれたことも。
そして、曲がりなりにも、元気に踊っていられる肉体でいられる奇跡に、手を合わせずにいられないのです。
さらに、こんな大きな生き物を、美味しい食べ物にしてくれる人がいらっしゃるということ。
何て有難いのか。
(∩´∀`)∩ 更に更に、一生懸命生きていこうと思うんだ~!
…そんな爽やかさを感じさせてくれる貴重な映画です。
重いテーマにも関わらず映像全体が優しい。
犬のラッキー(お店で飼われている)が、これまたい~感じの
大阪の犬でっせ♪
感ふんぷんの、昭和テイストな雑種で、いいポイントになってます。
だんじり祭の様子もいい。
毎年大変な目に遭っているという、角の『たこぼうずもなか』店の看板がいい。
精肉店の人が太鼓作りに挑む様もいい。
素晴らしいビートに、つい踊り出したくなる。
ポレポレ東中野で上映中です。
今日は午前中で売り切れたらしいのですが、明日も焼肉屋台が出るそうです。
どうぞ、足を運んでみてください。
これから、スーパー寄って肉買ってくる。
〈今日の素敵ショット〉愉快な仲間にもらった画像。 件。