ぐるぐる☆インディア  ~ 廻る廻るよ、宇宙は廻る。

踊り手の日々想う色々しのごの。
西へ東へ、あっちこっち。

踊りにジャンルなし!国境もなし!

キュウリを貫け! ~型と個性。

2011年02月23日 | ラヴ ユー 東京

2/20の西馬込。 ご参加いただいた皆様、お疲れ様でした。
ベリーダンスは実は男前な踊り(独断)とお察しいただけたかと思います。
またご一緒いたしましょう!


話が全く変わりますが、野菜の双葉を食べてみたことがありますか?
まだ双葉なのに、キュウリはキュウリの味がするんですよ。

(´-ω-`) 人間も同じだなぁと思った次第。

というのは先日、八王子市主催の、モダンダンスのWSに参加したのです。
通っているのさっ、創作3回コース。
振りの途中で逆立ちせい、などと技的に厳しいものもありますが

(´-ω-`) めちゃくちゃおもしれー!

ちびっこバレリーナ達に紛れながら中年、跳んだり跳ねたり。
その子達と接して思ったのです。

(´-ω-`) 「子どもだから」柔軟性があるとか、発想が突拍子も無いということは無い。

クラシックバレエのスタジオから
「先生に参加するように言われたから」
来ている子ども達ゆえかもしれませんが。
モダンダンスの先生が

「好きに動いて」

「バレエの動きから離れてもいい」

とおっしゃるにも関わらず、どうして判で押したかのように、どの子もバレエの型をするのだろう。
自在に動く柔らかい身体を持っているのに。

中には嬉々として、好き勝手動き出す子もいるが、大半が途方に暮れた面持ちでモゾモゾ。

(´-ω-`) どうして椅子を椅子としてしか、見做さないのだ?
(椅子を使ったパフォーマンスをするというお題にて)

慣れの問題もあるだろうと思いつつも、三つ子の魂 とはよく言ったものだと切に感じ入った次第。


しかし、最後までバレエの「型」から離れられなかったのか、離れなかったのか、な子。
ダントツで「キレイな型」でありました。

なお、嬉々として好き勝手やってた子。
私個人的には、好みでありますが

(´-ω-`) ねぇ、ベリーダンスに転向しない?

と耳元で呟きたくなるような、ふくふくしい体型で強そう。
おそらく、クラシックバレエのスタジオでは、外れた子として扱われているのでしょうね。


好き勝手が躊躇無くできる個性が「個性」とみなされがちですが。
「型」の中でこそ、活きる個性の持ち主もいると思います。

無理に「型」にはめ込むのもどうかと思いますが、無理に「型」から離れようとするのもどうかと。

 

己がキュウリかナスか、見定めるのが一番大切なことと、切に思います。

 


ジプシーは、パンク。

2011年02月19日 | ラヴ ユー 東京

こないだ、ロマ(ジプシーと呼ばれる人々)のパフォーマンスを見に行ったのです。雪の中。
八王子市民、文化活動侮れません。
(お誘い下さったHさん、この上なくテンキウ☆)
私好みの

ペ~ソス

溢れる演奏の数々。
真似出来ぬ、強暴なステップの乱打。
楽屋で喫煙してそうな子どもの不敵なダンス、不敵なビーム。

(´-ω-`) 学校行ってないんだろうなあ…。

色々色々ありそうな人々だけれど、心底音楽と踊りが好きなんだろうなあ…。
それしかないにしても好きなんだろうなあ…。

と思わせる空気に包まれている。
これといってアピールしなくても、魂の底からの pleasure は否応なしに伝わる。
逆にアピールしないから、まっすぐに伝わる。

だから、面白い。


ところで、演目のひとつに「ジプシー・ベリーダンス」というものがありました。
ロマのおねえちゃん達、如何ともしがたいレースふりふりのボレロに腹巻?して出てきたっ!

(´-ω-`) 腹が出ていないぢゃないか。

かつ、使用している技が3つくらい(4つあったかも)。

繰り返し繰り返し同じ動き。
確信に満ち満ちて、同じ動き。
時々人が入れ替わる。フォーメーションのつもりらしい。
でも、面白い。

この面白さは、何かと近似だとかねがね思っていましたが、繋がりました。

(´-ω-`) パンクロックです。

3コードを延々かきならすアレ。
どの曲も同じに聴こえるアレ。

誰でも出来そうで、実はそうでもないアレ。


アティテュードが全ての、アレ。


テカリルビン! ~豆と都知事のお話。

2011年02月10日 | ラヴ ユー 東京

take a little beans.

一体このブログ読者の何割が、『スピード・キング by ディープパーポー』とマッハ察しするかわかりませんが。
立春過ぎて暦の上では春です。  お寒うござんす。

何をトチ狂ったか私、今年の節分は高尾山と高幡不動を、はしごしました。

いやー、そ大豆価格高騰の煽りは節分直撃で、飛ぶ豆の少ないこと。
昨年の半分しかゲットできませんでしたよ! 最前列陣取ったのに。
何といっても泣かせるのが、帰り際に後列にいたオバチャンが

( ゚Д゚)! 豆が少ないっっ!

薬王院境内にコダマするよな、魂の叫びを残して行ったのねぃ…。


(´-ω-`) 少ない豆の中に落花生が混ぜてあったのが、せめてもの薬王院さんの良心。

不況って、いちいち哀しい。
生活の端々に遍満するペーソス。


とまぁ、春節を迎えて。
ペーソスにまみれながらも「美しいもの・面白いもの」に触れながら、はたまた自分もそんなようなものを発信しながら、この先も生きていけたらええな、と思うのです。

「美しいもの・面白いもの」は特別な人による特別なもの、特別な所のものではなくて、それこそ日常に遍満しているものではないのでしょうか。


砂金のように、雑多なもんにまみれつつ。



<今日のお写真>もう3年前? カイロで知り合った旅の友:マキちゃん(HPリンクしてます)作の水墨画。
なんかしらん(ゴメン)素晴らしい賞ゲットの力作!

只今、六本木の国立新美術館の3階展示室に展示してあります。
奮ってお出かけ下さい。

なお1階で開催されている「シュルレアリスム展」で、石原都知事見ちゃった。(お抱え学芸員付)
んでもって、シレッと一緒に巡回しちゃった。
無料で学芸員解説聴けて面白かったです。

(´-ω-`) なんだか高そうなコロンの香立ち込めてたわよ、都知事。