ぐるぐる☆インディア  ~ 廻る廻るよ、宇宙は廻る。

踊り手の日々想う色々しのごの。
西へ東へ、あっちこっち。

踊りにジャンルなし!国境もなし!

DNA オブ ジャパーン!~卵ごはんと東本願寺とピコ太郎の年の瀬。

2016年12月31日 | 印度と書いて、カオスと読む
<前回までのあらすじ>

あばよ。


ちうわけで、2年ぶりの晦日@ジャパーン。

ええですね、日本の年の瀬。
何がって、いまさらながらですけど道がきれい。
牛のフンフフーン♪などが落ちていない安心して歩ける道。

そして、だしの味。動物性蛋白質!
毎日卵ごはん。
安心して食べられる生卵。
プシュカルのみならず、インドでありえない生の卵。

夢の国ですよ、ジャパーン。

そして、2年ぶりの紅白歌合戦!
大して面白くもないが、見ずにはいられぬネタの源泉。
暖かい部屋で、蕎麦すすりながら

「なんでこの人出てんの?」

「この人、来年はいないよね。」

などと必ず言うのがジャパーンの風物詩。
何より今年は、プシュカルで旅人から聞いていた『ピコ太郎』を見られたのが豊作。

ピコ太郎?誰それ?

などと、プシュカルのゲストハウスの中庭で言っていたのは今月初旬。
旅人は鼻で嗤いながら「知らないのぅう?」と放言し

パイナポー、ペーン♪

<ここで貼っとこか> ピコ♪

平成のトニー谷か。

と、旅人はどこが面白いのか全くわからん謎のパフォーマンスをかましたのも記憶に新しい。
いいもん。もう知ったからアポーペーン。


しかし、今回は2カ月という短期滞在(当社比)だったせいか、帰ってきた感慨が薄い。
関西(実家ですな)とインドがあまり変わらん(当社比)せいか。
ナドト思っていたのだが

東本願寺の、あの八の字の、焦げ茶色の屋根!

これぞジャパーン!な感じの日本家屋!

あれを見た時初めて、あ~、帰ってきたなぁ、と思ったですよ。
なんだかんだ言って、DNAはジャパニーズ。
インドかぶれでもなんでもない、ジャパニーズ。

これで、いい。

<来年も夜露死苦!> 来年の抱負は 『ゴージャス☆』だっ!

けーる。

2016年12月29日 | 印度と書いて、カオスと読む
<前回までのあらすじ>

つやつや☆


ちうわけで、年の瀬ですな。
書いてるのは一時帰国前のデリーなんだが、29日の日付にしておりました。
いやあ、便利っちゃあ便利な機能だが、なんだか

夏休みの日記をデッチアゲている子どもの気分

えーっと、海行って、クラゲに刺されたのって何日だったっけー?
まーえーわ、15日にしとけ、みたいな。

三つ子の魂百まで。



んで、ラジャスタン飯のネタをアップしようと思ったのですが、何故か写真がアップできぬ。
大都市デリーのくせになめているのであるよ。

よって、もう帰る。日本けーる。

あばよ、インド。

またな、インド。

正月たぶん暇だから、アップしまくるから。待っとけ。
なお、プシュカルseason 3 前期最後の、師匠の言葉↓

(`・ω・´) 日本で 蛋 白 質 をしっかり摂取してくるようにっ!

傍に人がいたので用心してか「魚とかね、スシ~」などと誤魔化していたが。
ああ、分かっておられる。

肉 し こ た ま 喰って来い!

そんでもって、1月からまたスットバすからっ!

(#゚Д゚) フルパワーーーーーでっ!!

などと、言語下で言っておられる。
※ プシュカルはヒンドゥーの聖地ゆえ、肉のみならず卵も食べることが「表向き」厳禁なのだ。

なお、8月の来日時。
チキンうまうま喰うておられる時を狙って言ってみた。

(´・ω・`) インド飯、大好きなんですけどね(これは本当)、お肉のこと毎日考えざるを得ないんですよね…。

ええっ!毎日ぃ? というリアクションではあったが、至極納得しておられた模様。
もうね、肉体酷使者達にはね、避けて通れないんですよ、動物性蛋白質。

マスオ師匠もカミサマ信じていないわけではないのですが、そこんとこは仕方ないと思っておられる模様。
踊りおどりの業なのか。
そこで

(`・ω・´) よし、分かった!次回は卵あげるから、それを食べるといいよ!

マスオ師匠は密かに 毎 日 卵 2 ケ ずつ摂取していると判明したのもその時。
一方、中年の肉体鞭打って年増の弟子は、肉の幻覚見ながらクルックル、廻っていたのさ。

(#゚Д゚)なにが 「フルパワーーーーー!」だっ!


なんだか、ずるくないか…。


<といったわけで、プシュカル卵騒動は次回!これから〆のマサラ肉(たぶん)喰うて飛行機乗るぜ☆シーユー。>

す、膵臓くんたら、そんな目で私のことを…!

2016年12月28日 | 印度と書いて、カオスと読む
<前回までのあらすじ>

ずんどこっ♪


ふざけている余裕などない。突然の、腹部鈍痛である。

明らかに胃腸障害とは違う感じの鈍痛である。
嘔吐下痢は幸いにして無い。
仰向けに寝るも、内臓が引っ張られているような感。
くの字に横になると具合いい。青虫式。

今回、モディの無茶ぶり(ルピー新札切替問題ですな)による打撃は受けたが、体調よくってよかったわぁ~、と油断していた先のことである。


<つやつやお肌で言うなっ!>

餓死者も出ているといふのに。
「50日、我慢してください!」
などと、つやつや大演説モディ。

新札十分に用意してからやれ!と、モディ派からもブータレ声高まる昨今。

ほんとに50日で済むのかよぅ…新年が楽しみ。


油断のゆの字が 油 なのがわかったわ…

青虫、恐怖に突き動かされてネット検索する。
地味な結果を目の当たりにする。

膵炎の疑いがありますー。

タブレットの画面がそういうのだ。
原因はアルコール摂取過多が多いらしいのだが、油もん摂取過多でもなるといふ。
&ストレス。

ストレス!

この国では、当たり前になりすぎているストレス!

道歩くだけで受ける多大なストレス!

牛のフンフフーン♪を巧みに避けながら歩くストレス!

何より、師匠が自分で作った振付を忘れているのをフォローするという大ストレス!!!

ストレス、という単語がゲシュタルト崩壊してきた。
激痛でないのが小難ではあるが、膵臓などという地味な臓器、忘れかけている臓器である。
いい仕事しているのにも関わらず「あれ?いたの?」などと言われている臓器。

いい子なんだが、存在の薄い男子に突然壁ドンされたような衝撃。ずんどこ。

ああ、地味な子よ。ごめんな、地味な子よ。
地味ゆえ、どう対処していいかわからぬ。
お友達でいましょうね、か。

しかし「友達でなんかいられるか」と言っている。どーしょー。

とりあえず、油抜きじゃい。

ネット検索を進めてみても、絶食&安静と書いてある。
明日から一時帰国まで、フライポテトはやめだ。

勘は正しい。
踊りといふものに従事していてよかったのだ、体の声に敏感になる。

お友達からだ、これからのお付き合いは。

膵臓くんを、友達として正しい扱いをせねばならぬ。
よって、明日の稽古は休みだ。マスオスピードでステップなど無理だ。
一時帰国前の一週間、この充実の稽古を続けたい意思はあったが、無理なのだ。

膵臓って単語、通じるんやろか?

第一知らんよ、こんな単語。
ヒンディー語検索するもヒットせず。
をい、インド人には膵臓無いのかと。

しかし、ここでも大難が小難になったのだ。

機を同じくして、マスオ師匠も急病。
いやがおうにも、休講になったのである。
どこまで縁の深い御仁なのかと。

マスオスタジオが呪われているのかもしれん、という疑惑もあるが。

ともかく現在は師弟ともに回復し、愉快な新年を迎えるばかりなのさ。
油を控えて、漢方の胃薬(他に無かったから。意外と膵液にも作用すると判明したぞ、安中散)飲んで、プシュカル湖廻り歩いたりしていたら回復してきました。
一時帰国の際に念のため病院行って、ついでにビタミン剤とか、しこたま仕入れてくる魂胆です。

だって、インドの薬って、効き過ぎて違う病気になるんだもーーん!


この年の瀬に辛気臭い病床ブログで恐縮です。
インド遊学をお考えの御仁や、ふらっと旅に出ようかと思っておられる御仁多数でしょう。

こんな事態も 突 然 起こり得るんだぜ!

という御参考になれば、と思います。
この2カ月という短い間に、モディの暴挙(いわずもがなルピー新札…)、膵臓くん、想定外の事態連打でありました。
膵臓くんは、防げる事態ではありますが

「想定外」は、インドのデフォルト。

脳内の片隅にそう置いておけば、対処できるかと思います。
楽しいインドライフをお楽しみ下さい。
そして、新札問題落ち着いた頃を狙って、ぜひ一度、いらしてください。

…それでも、いちいち

Σ(・ω・ノ)ノ! なんやーーーー!!

とはなるんだけどね。


<なんやーーー!どしたーーーー!おりゃーーー! 面白がりながら、つづく>

自業自得を地でゆくインディア、リアルなインディア、見とけインディア。

2016年12月27日 | 印度と書いて、カオスと読む
<前回までのあらすじ>

インド人は関西人の一種。


…いや、関西人がインド人、か。



ちうわけで、旧札問題は割とあっさり片付きました。
しかし、新札不足(2016年12月27日現在 今だコンティニュー)ゆえ、使えるお金が不足しまくっている有様。

自ずから節約モードになるってもんでさぁね!

しかししかし、プシュカル湖への祈りが効をなしているのか、前世よっぽどええことしたのかわからんが、私ゃラッキー続きなのである。
大難が小難に、というか。

駱駝祭の際、いつも世話になっているホテルが強気で値上げ宣言してきたのを機に、なんとなく移動した先のゲストハウスが大当たり!

そこのレストランがとても美味しい上、食当たりしない(日本じゃ当たり前なんだが)という大当たり。
しかも、お支払いはチェックアウト時、日本円可という大当たり。
スタッフやオーナーの皆さんも、とても感じがよく、よー働く人達というのも大当たり。
もうマスオスタジオへの支払いは済んでいる上、土産も購入済み、ツケで暮らせるありがたさ。

カミサマ、カミサマ、本当にありがとう♪

惨事の前では、そんな素直な気持ちにもなるってもんだ。
こんな不良中年でも、本気で手を合わせる毎日。どーした俺。

また、このマネー問題があってか、駱駝祭が終わるや否や外国人がゴッソリ減った。
プシュカル市民にとっては大打撃だとは思うが、こちらとしては、マスオ師匠独り占め状態なんである。

すなわち、稽古がどんどん充実、といへば聞こえはよいが、激化が進むのであるよ!

マスオ師匠とサシの毎日である。休日など無い。
アジメール肉ツアーは金銭的にも、スケジュール的にも無理。
稽古というよりも師匠の自主練につき合わされているという様態になってきており、己の忘れた振付をこちらに指導させるというトンデモ状態。

よって、疲労する。心地よいながらも、疲労は疲労。

師匠に指導せんならん、という激務を背負っておるため、脳もフルパワー。
確実に力にはなっているインド現地修行とは思うが、疲労。
ともかく疲労。

よって、食べる。

ツケがきく、という安心感もあって、美味しい料理を毎日。
宿のスタッフとも仲良くなり、気のせいか盛りがいい。
マダムは日本人で、かき揚げなどといふ素敵な日本食をも食べさせてくれたりする。

フライポテトが付け合わせ。毎日うまうま。

イスラエルの料理もあるぞ。オリブ油うまうま。

おお、今日はラジャスタニー料理の宴ですか? 油まみれうまうま。

そして、およそ45日。結果どうなったか。

とうとう油で臓器故障の模様。

ある日突然、謎の鈍痛に腹部全般ずんどこずんどこ…危うし。

<自炊も一応する> ヒガシマルさん、ええお味♪

節約モードにて外食できず、持参した麺など日本食はマッハで底ついた。
この謎の麺、すっごい粉っぽくて、困ったお味で。

1月に戻る時は、スーツケース全編食料じゃい!


<暗い話で恐縮だが、これもインド生活の現実。シビアにつづく>

脱税国家の風に吹かれて ~生き延びる私。

2016年12月26日 | 印度と書いて、カオスと読む
<前回までのあらすじ>

イシシ。



50000ルピーもの使えぬ札束を前に呆然とする砂漠の夜。

こうなったら、前払いじゃい!

困ったら、マスオスタジオ! 押し付け…否、お支払いだっ!

早すぎるお支払いだが、ここんとこはシレット。
4月までの半年分、衣装代込みのお支払いを今、この素晴らしいタイミングで。

(´・ω・`) 受け取ってくれぇえええ~。

(´・ω・`) これ受け取ってくれんと、お支払いできんのじゃぁあああ~。

申し出ました。それはそれは腰低く、婉曲かつストレート(どっちや?)に。
そしたらあっさり快諾。拍子抜けるレベルで。
のみならず、お釣りが出るようなら(たぶん出る)、その際は新札で返してくれるなどと。

さながらマスオ銀行。

…といへどもマスオ銀行、実は、流石にちょこっと渋ったんだが

(´・ω・`) 銀行で外国人は後回しにされてます!

(´・ω・`) いつ行っても(ちうても一回しか行ってないけど)、後回しですねん!

(´・ω・`) ほんとーーーにお金無いんですぅううう!

強気で泣きついた。
日本円持ってるけど、泣きついた。
もう、絶対に押し付け…否、受け取ってもらうぞ、と。
元はといへば

(#゚Д゚)タンス貯金しまくって、脱税してるインド国民が諸悪の根源なのっ!

今回のインド政府の狙いはね、タンス貯金を吐き出させて、脱税やら汚職やらを撲滅させることなの。
表向きは「テロリストの資金源を洗うため」とか言ってるけどね。
すごいよね、イスラム教徒敵にしまくり政策。

これくらいの荒療治が必要なくらい、えらいことになってる国なんだろうとは思うが…

私とて、インド国民だったらタンス貯金派だよ。
誰が払うよ、税率30%! 脱税決定。
しかし、驚くよ。これ聞いたら力抜けるよ。

税金払っているの、大半が外資系企業。

すなわち、外国人。
そして、その外国人にこの仕打ち。
よくもまあ、国家が成り立ってるよインド。

な?本気入るだろ?

<この騒ぎ>

So sorry、って 「えらいことすんまへん」ではなく、「御愁傷様」の方かと。


今となっては、これも表現力を磨く稽古ではないかと。
インドに来てなければ、できない稽古といふもの。
またマスオ師匠、密かなパンク・スピリッツの持ち主なのも効いた模様。

(´-ω-`)ヴァカ政府。

このモディ礼賛激しいヒンドゥー地域で、こう宣ってはばからない御仁である。
カースト制度に関しても激しく憤っており…長くなるのでこの件は機会があれば。

(ノД`)・゜・。ええ師匠や~~。

そして若干残った旧札は、偽カルロスの店で何故か、新札に替えてもらえたという始末。
ま、奉仕はしてるんだけどね、店の片付けバイト。
(この店の実態についても、機会があればまた)


ちうわけで、割とあっさり、旧札問題は片付きました。
ほんとにインドって所は、コネが何よりモノ言います。
身に染みてわかったこと。

インド人、身内にめちゃくちゃ甘い。

身内とみなされたら上記のようなメリットもある反面、めちゃくちゃ甘えてくる。

偽カルロス、私に商品畳ませておいて姿くらますようになってきた。
30分のはずが、2時間帰って来ない。
私、オシッコ行けない。腹減った。
どこ行ってたのだーと訊いたら

(・∀・) ん?ごはん食べにー。

悪びれず「チャイ飲むかー?」とくる。
インド人、憎めない。

そしてマスオ師匠。
私、もうすぐ正月ちうことで(肉正月!)一時帰国するんですが

(・∀・)○○のスピーカー買ってきて~。

(・∀・)○○さんにこの物品(3キロだぜ、3キロ!)届けて~。

(・∀・)○○さんからお支払い(このルピー騒動故、日本円で支払う人も出てきている)もらってきて~。

それはそれは無遠慮…否、師匠らしいアティテュードで依頼三昧。

流石に3キロは無理だとは言いましたけど(スーツケースでなくバックパック1ケで帰るので)。
出来るところまでは協力を惜しまぬつもり。
しかし、こちらもズバズバと

(#゚Д゚)だったら、マスオスタジオに荷物置かせてもらいまっせ~。


インド人は関西人(すなわち親戚)だと思うと、腹も立たないよ。


<11兆円だか旧札回収しておいて、刷りあがった新札は4兆円だとか。呆れながら、つづく>