今日は、4週間に1度の、精神科の診察日。
発症当時から診て頂いている主治医が、急に「療養中」(「個人情報」とかで、原因とか療養期間とかは、まったく教えてもらえない)との事で、休診が続いていて、とりあえず別の医師に診てもらっていたが、その医師も、抱えている患者さんの数が多くて充分な対応がしてあげられない。ということになり、新しい若い医師が代診に入ることになった。
外来の看護師さんは、「若いけど優しい先生だから、とりあえず一度診てもらって・・・」という。精神科では、特に、医師と患者が、「合う・合わない」というのは重要だ。そのため、「もし、合わなかったら、別の担当医を考える」という意味。
ま、仕方ないので、一度みてもらうことにした。
そして、診察で、初対面の挨拶を交わしたのち、最近の症状の悩みをぶつけてもた。
「いくら休んでも取れない、ずっと続く『疲労感』は、どうすれば良いでしょうね?」
「それは、『体質改善』だよ。『体質改善』!」
私は、初めて聞く『体質改善』の意味が判らなかったので、畳み掛けるように問い直した。
「『体質改善』って、具体的には?」
「それは、ストレッチとか、散歩とかして、血液の循環を良くすることだよ!」
とのこと。
半分、判ったような判らないような感じで、デイケアに戻った。
(デイケアに参加していると、患者と医師の、それぞれの都合の良さそうな、デイケアの合間の時間に、診察を受けることが出来る。)
デイケアで時間をつぶしていると、デイケアの責任担当医師で副院長の先生がやって来たので、先ほどの診察の顛末を話してみた。
「先生、精神科で『体質改善』って何ですか?」
副院長も、怪訝な顔つきで、「『体質改善』?・・・それは、誰が言ったの?」
「xx先生」
副院長は、困った顔つきで、身体を左右に大きくゆさぶった。
私は、先ほどのxx先生の答えを返した。
「それは、日常生活で、リズムを作って適度な身体的疲労感を作ればいいんだよ。」
「初めからそう言ってくれれば判るのに・・・」
さて、これから、新人先生には、受診のたびに鋭くツッコミを入れて鍛えて直してやろうか・・・