http://hr-party-shelter.jp/2017/305/
核爆発か、通常ミサイルか
Jアラートが鳴った時点では、日本に向かっているのが通常ミサイルなのか、核弾頭を搭載しているのか、または化学兵器なのか、その区別はまったくつきません。
もしも通常のノドンミサイルであれば、載せられる弾頭は700kgが限界です。家屋を6~7軒壊す程度の威力しかなく、コンクリートのビルを崩すこともできません。
もしもその程度の爆発であれば、核ミサイルではないと思ってよいでしょう。
放射線に注意するのは、核爆発だった場合
核ミサイルが使用された場合は、特徴的な閃光(せんこう)と巨大な火の玉、そして広島・長崎原爆のような巨大なきのこ雲が発生し、爆風がやってきます。屋外に無防備に立っていた場合は、生存は厳しいので、必ずこのサイトの「ミサイル着弾直後の行動」を参考に、地面に這いつくばりましょう。
爆発がおさまったあと
核ミサイルだった場合、爆発がおさまったあとは、放射性降下物(死の灰)が降り注いできます。
もしも外にいた場合は、急いで屋内に避難してください。
室内では、灰が室内に入らないように、ガムテープで窓と換気扇を目張りします。
換気扇は、ビニールで覆ってガムテープで目張りをします。
※放射性降下物(フォールアウト)・・・核兵器や原子力事故などで生じた放射性物質を含んだ塵(ちり)。
広域な放射能汚染を引き起こす原因はこの放射性降下物である。 一般には「死の灰」という俗称で知られる。
窓ガラスが割れて目張りができない場合
窓ガラスが割れた部屋は、まもなく放射性降下物(灰)に汚染されるので、立ち入り禁止にしてドアを封鎖します。
ドアを目張りしましょう。
家の中でガラスの割れていない部屋、窓のない部屋を探し、そこを簡易シェルターに決めます。
放射性降下物が降ってくるまで、少し時間がありますから、その部屋に
・備蓄食糧や水(最低2日分)
・外に出入りするための雨合羽(防護服の代用品)、着替え
・汚染された服を入れるビニール(大)
・ラジオやスマホ
などを運び込み、49時間は籠城できるようにしましょう。
家中の窓ガラスが割れてしまった場合
30分以内に爆心地付近からできるだけ遠くに移動するか、近くに地下やコンクリート製の施設があれば、そちらへ避難しましょう。
30分で安全なエリアまで、徒歩で避難できるかどうかは、その時の状況に応じて自分で判断することになります。安全なエリアまで、何キロ離れていて、そこまで徒歩で何分でたどり着けるか、素早く冷静に判断してください。もしも無理だと思ったら、移動はあきらめ、近隣への避難か、自宅の中に密閉空間を作る作業に取りかかってください。
当然ですが、近隣で火災が発生していたら、迷わず安全な場所への避難を開始してください。できれば、安全エリアについたあとに服を脱げるように、ビニールの雨合羽や上着、ズボンの替えを持ち出してください。
(1)近隣に移動する場合
自宅が倒壊するなどして、近隣の密閉された建物に避難する場合、もし持ち出せるのであれば、非常持ち出し品のほかに、着替え、汚染された服を入れるビニール、ラジオやスマホです。食糧と水は2~3日分必要です。普段から非常持ち出し袋の中に入れておきます。
火災が迫っていたり、自宅が完全に倒壊して何も持ち出せなかったら、着の身着のままで、放射性降下物が降ってくる前に、迷わず避難を開始しましょう。
(2)自宅で屋内退避する場合
怪我をして動けなかったり、避難するより自宅にとどまったほうが安全と判断し、窓ガラスの割れた自宅にとどまる場合は、以下の要領で目張りをします。
- 割れた窓から放射性降下物が入ってこないように、ピクニックに使うビニールシート、ブルーの養生シートなどを窓の部分に張る。
- シートが落ちてこないようにクギや画鋲でしっかり壁にとめる。
- さらに、隙間から灰が入らないように、その上からガムテープでしっかり目張りをしてふさぎます。
ビニールシートなどがなければ、家庭にある45リットルの大きなゴミ袋をはさみで切り拓いて、代用してもよいでしょう。強度が弱い場合は、ゴミ袋を数枚重ねます。
※普段から必要な備蓄
- ビニールシート
- 青い養生シート
- 布張りガムテープ(多めにに備蓄を)
- ゴミ袋(大)45リットル用
- はさみ
- クギや画鋲
- 雨合羽(玄関などに普段から置いておく)
- マスク
放射性降下物の種類と危険度
核爆発が起きると、大きなきのこ雲が上がります。爆心地付近では、約1時間かけて、このきのこ雲が上昇気流となって、どんどん上にあがってゆき、30分から1時間くらいたつと、今度は地上に落下します。これが「放射性降下物(フォールアウト)」です。
これがもっとも放射線レベルが高く、危険な灰です。重たいので、灰のように降ってきて、地面に積もります。
もしも移動できるようであれば、この死の灰を浴びないために、30分以内に爆心地付近から離れましょう。
放射線降下物の中には、もう少し軽くて、空気中に浮遊するものもあります。窓などを目張りするのは、この軽い放射線降下物の侵入を避けるためです。
積乱雲と同じ仕組みなので、雨が降ることもあります。この雨は強い放射能に汚染されているため、絶対に濡れないようにします。広島の原爆では「黒い雨」が降りましたが、必ずしも黒いとは限らず、ビキニ環礁では白い雨が降りました。
危険だが、減衰も早い
放射線降下物は確かに危険ですが、減衰(危険度が下がること)も早いのが特徴です。最初の7時間で放射線量は10分の1、49時間後には100分の1になります。
ですから、爆心地付近(爆発の規模にもよりますが、半径数キロ)では、せめて最初の24時間、できれば49時間は、しっかり密閉された屋内にとどまるべきです。
爆発後、1時間で外に出るよりは、24時間後に出たほうが、格段に安全です。2日たてば、外に出られます。
SF映画のように、核戦争で何年も何十年も地下シェルターで暮らさなければいけない・・・などということはありませんので、正しい知識を持って行動しましょう。
※参考リンク
北朝鮮からミサイル発射されたらしい。初めて聞くサイレン
・【新宿100人アンケート!】北朝鮮ミサイル危機!!迎撃システムで日本を守れる!?【ザ・ファクトREPORT】
・北朝鮮に核ミサイルを打たせないために
小野寺防衛相が、「北朝鮮は核兵器持っている」と明言しました。
日本政府閣僚が、「北朝鮮は核兵器持っている」と明言するのは異例だそうで、私はそれにビックリしてしまいました。
北朝鮮に核ミサイルを打たせないために【幸福実現党党首・釈量子】
9/9品川駅前 (6分)
https://www.youtube.com/watch?v=LSCjsueVe68