決断できない政治家たち
松山てつや氏ブログ転載
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英国の雑誌「エコノミスト」最新号に、興味深い記事が掲載された。
オバマ大統領、メルケル独首相らが、財政再建などの痛みを伴う
決断を避けているということで、それを「日本化している」と批判
する記事である。表紙は、米ドルを象徴する緑色の着物姿のオバマ
大統領、ユーロのマーク入りのかんざしを挿したメルケル首相の
風刺画となっている。「決断を嫌がる政治家が問題の根源と化し、
景気後退の要因となるような行動をとっている」と日本の政治家の
無能さ、決断力の無さを引き合いに出した。日本人として悔しく
恥ずかしい。しかし、まったくその通りであり、反論の余地はない。
日本の政治家の最大の課題は、責任を取るのを嫌がり決断しないことだ。
また、国家・国民のためには、時に耳の痛いことも言わねばならないが、
自己保身から、批判を恐れて言いたいことも言わない。菅直人など
その最たるものである。弁明、言い訳、嘘、責任のなすりつけの
オンパレードだ。
決断力があるということは、「いったん自分が決定したしたことを
変えない」ということではない。いったん自分が決めたことは、
あくまでも貫こうとうするが、それが「私利私欲がないか。
これが本当に多くの人々を生かす道であるか。」と言うことを常に
点検するという気持ちがなければならない。よって、偉大な人物ほど、
自分の非を認めるのに迅速である。
決断力の源泉にあるものは、多くの人への愛である。そのためには、
自らにとって不利な決断もしなければならないことがある。
「間違った行動をしたと思った時、間違った判断をしたと思った時には、
それを素直に認める」ということである。そして、多くの人から
批判を受けようと、本当にそれが国民のためになるという確信があるなら、
断固として貫き通すことである。言い訳などもっての外である。
また、決断するに際しては、「何が善であり、何が悪か」ということ、
つまり正義とは何ということを常に追究しなくてはならない。
しかし今の政治家は、「何が自分にとって有利で、何が不利か」という
視点で動いている。そして、そうした自己保身やプライドにとらわれ、
醜い姿をさらけ出している典型・象徴が菅直人首相である。
リーダーに最もふさわしくない人が国のトップにいることこそ、
日本の最大の不幸である。
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菅さんは、みんなの声が、判らないのでしょうか、
判っていてわざとでしょうか。。
後者だと思います。。; ̄ロ ̄)
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