
2015/02/23
エジプト大統領「イスラム教には宗教改革が必要だ」 オバマ大統領の“配慮”は問題解決につながるのか
オバマ米大統領が19日にワシントンで開いた、過激派対策のサミットでは、60カ国以上の閣僚らが出席。いわゆる「イスラム国」のテロ行為を非難した上で、若者らが過激派の宣伝になびかないように教育を強化する重要性などを確認した。
サミットで目立ったのは、オバマ大統領がイスラム教徒に対して見せた配慮だ。オバマ大統領は、「我々が戦っているのは、イスラム教ではなくイスラム教を曲解した者たちだ」「暴力やテロの原因は宗教ではなく人間にある」と発言。「イスラム過激派」と名指しするのを避け、サミットの主題も「イスラム過激派によるテロ」ではなく「暴力的な過激主義」という曖昧なものになった。
「イスラム国」の打倒に向けた国際的な包囲網ができ上がる中で、オバマ大統領は「キリスト教」対「イスラム教」という対立の図式を煽ることがないように、注意を払っているように見える。5日の「全米祈りの朝食」でのスピーチでは、キリスト教徒も十字軍や異端審問といった罪をキリストの名において犯したという認識を示し、「(特定の宗教に限らず)私たちには、信仰を悪用したり歪曲したりする、罪深い傾向性がある」と指摘した。
確かに、欧米の列強が引いた国境線を無視してカリフが治める国家を再興しようという「イスラム国」の動きは、キリスト教徒との長年の争いの流れを汲むものと言える。千年以上も続く歴史的な背景を理解しないままでは、過激派の問題を解決することはできない。
米ウォールストリート・ジャーナル紙は、19日付の社説でこの問題について論じている。オサマ・ビン・ラディン氏がテロ活動の根拠とした、異教徒を殺してもいいとする神学者の見解を紹介した上で、次のように論評している。
サミットで目立ったのは、オバマ大統領がイスラム教徒に対して見せた配慮だ。オバマ大統領は、「我々が戦っているのは、イスラム教ではなくイスラム教を曲解した者たちだ」「暴力やテロの原因は宗教ではなく人間にある」と発言。「イスラム過激派」と名指しするのを避け、サミットの主題も「イスラム過激派によるテロ」ではなく「暴力的な過激主義」という曖昧なものになった。
「イスラム国」の打倒に向けた国際的な包囲網ができ上がる中で、オバマ大統領は「キリスト教」対「イスラム教」という対立の図式を煽ることがないように、注意を払っているように見える。5日の「全米祈りの朝食」でのスピーチでは、キリスト教徒も十字軍や異端審問といった罪をキリストの名において犯したという認識を示し、「(特定の宗教に限らず)私たちには、信仰を悪用したり歪曲したりする、罪深い傾向性がある」と指摘した。
確かに、欧米の列強が引いた国境線を無視してカリフが治める国家を再興しようという「イスラム国」の動きは、キリスト教徒との長年の争いの流れを汲むものと言える。千年以上も続く歴史的な背景を理解しないままでは、過激派の問題を解決することはできない。
「イスラム教には宗教改革が要る」という声も
しかし、「キリスト教徒も間違いを犯した」というオバマ大統領の認識が、現代のイスラム教国で起きているテロや人権の問題に積極的にアプローチしないという意味なら、それもまた問題ではないだろうか。十字軍や異端審問が「キリストの名において犯した間違い」なのであれば、イスラム過激派「イスラム国」のテロ行為も「アラーの名において犯した間違い」であると認識する必要はないのだろうか。米ウォールストリート・ジャーナル紙は、19日付の社説でこの問題について論じている。オサマ・ビン・ラディン氏がテロ活動の根拠とした、異教徒を殺してもいいとする神学者の見解を紹介した上で、次のように論評している。
「キリスト教の文明にも間違いがあった」という認識を示したオバマ大統領の正直さは評価したいが、イスラム世界においても、テロを肯定する思想が出てくる背景や、人権問題など、検証し改めるべき点はある。「イスラム国」の問題はテロ対策にとどまらず、2つの世界的な宗教の歴史をいかに考えるかという問題である。このような見解は、イスラム神学がますます急進的に傾いてきているとよく認識しているイスラム世界で、否定されているものではない。エジプトのアブデル・ファタ・アルシーシ大統領が、スンニ派の宗教教育の本拠地であるカイロのアル・アザ大学をこのほど訪れ、主要な聖職者たちにイスラム教が向かっている方向について次のように警告したのには、それなりの理由があった。「もう一度、言わせてください。私たちは、私たちの宗教に革命を起こす必要があります」。
この発言はまさに正しい。しかし、「暴力的な過激派」についての会議という文脈で、イスラムがほとんど言及されないのであれば、そのような革命がどのように起きるのか――いわんや誰がそれを起こすのか――は見えにくい。
(Wall Street Jounarl “The Ideological Islamist Threat”2015/02/19)
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しかし、コーランに信徒が手を加えることはほぼ不可能ですので(たぶん命を落とすことになります)、事実上、昔の宗教としてありつづけることになるでしょう。
トルコ人くらいに、ゆるく宗教と向き合ってくれれば他国との軋轢も減るとはおもうのですが。
イスラム教の国が、植民地を持って搾取したケースを思いつかない。
あくまで仮定の話しであるが、現在の中東において、もしイスラエルという国がなければ、中東は紛争もなく穏やかで、ある程度豊かで平和な生活を送っているのではないかと思う。イスラム教国同士の争いがあるとは考えにくい。
今までの中東の紛争は、戦争を好み必要とする勢力により、人為的に作られてきたと私は考える。
イスラエルの国土面積は、日本で言えば岩手県を一回り大きくしたぐらいかなぁ。
まぁ、核の1,2発の攻撃で国そのものが滅びるかなぁ。
そういう、恐怖心がある訳ですね。
そうなると、イスラム圏で団結してイスラエルを倒そうみたいな運動が起こるのを抑えたいわけですね。
イランだけでも恐怖なのに、対象が拡大したらもっと怖いみたいな感じかなぁ。
離間工作をするのも当然かと。
調停者は、両方の言い分を聞かないといけないので書いてみました。
いまさら、その土地から出て行けと言われても、簡単ではないでしょうからね。