センムのブログ

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普通のこと

2011-10-11 | 日記
さて、プロ野球のペナントレースも大詰め、昨日から天王山と呼んでもいい、首位攻防戦が始まりました。
首位と2位のゲーム差は0.5、ほとんど差が無い状態で、しかも残り試合数も10試合を切っており、文字通り最終決戦といったこの連戦、初戦を取ったほうが限りなく優勝に近づくと思いますが、それを中日が取りました。
この時点で7割方、優勝の行方は決まったでしょう。

このところの中日の選手のインタビューでよく出てくる言葉が「普通にのことを普通にする」です。考えてみれば最もプロらしい言葉であり、落合イズムがかなり選手に浸透しているようです。
落合監督のすごいところは、そういった野球哲学(もはや理論ではない)だけではなく、目の前の戦いだけでなくシーズン全てを見通した動きや戦略を立てて行けるところです。
調子の悪い選手がいれば二軍に送りますが、送る時期と戻す時期を、ペナント争いの行方を鑑みた上で決定しているようです。
今年では4番のブランコがそれで、怪我をして二軍で調整をしていましたが、夏場を超え、いままでチームを牽引していた投手陣に疲れが出、打線の調子が落ちてきた時期に上がってきました。
そうすると、打線に中心軸が生まれ、個々の打順がそれぞれの仕事を安心してできるようになり、投手陣も負担が減って楽になります。

その「機能」が「順当に」働き出すと、本来の能力がいかんなく発揮され、9月・10月の好成績につながったのではないかと考えます。最近の山井にしても同じではないでしょうか。

落合監督が就任した時に「個々の選手がやるべきことやれば、優勝できる力は十分持っている」と言い、本当に一年目に優勝しましたが、それすらも「普通のこと」だったのでしょう。

私たちが普段している仕事も、いわば普通のことです。
年々、業界をとりまく環境は厳しくなっていきますが、私たちのような零細企業も、国内だけでなく「海外」という単語も「普通のこと」として考えていかねばならない時代になってきたような気がします。



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