桜の腹黒日記

ヲタ日記。毒吐きまくり。嫌な方は回れ右!責任は持てません!
…更新不定期中。遡ってふいにアップしてたりします。

サヨナラノツバサ アルシェリ考察1

2011-03-02 | マクロスF

完結編のアルシェリについては、語りたいとはたくさんありますが、まぁ、思いつくまま、ちまちま語ります。
まずは、「好き」をすっとばして、「愛してる」になった件。

初め見た時は、ええ~~~!突然、「愛してる」かよ!!!
と思ったのですが、3回目の鑑賞をおえ、色々考えて納得が。

まずは、前編から2~3ヵ月後ということを忘れてました。

ボディガードは交代で、ということでしたが、あのグレイスのことです。シェリルために、出来る限りアルトがつくように手をうったに違いありません!
余計な虫はつけたくはないが、命短いシェリルの喜びのためなら、どんな手段でも方法でも使ってくれたことでしょう。
あんがい、ボディーガードの件もグレイスの提案かも。
となると、結局のところ、前編から完結編までの数ヶ月間、アルトとシェリルはほぼ毎日一緒にいたのでは?と。(学校に行ってる様子もなかったし。)
24時間とは言わなくても、朝から晩まで一緒。

前編で語られている通り、出合って間もなくても、プロとしてのシェリルは尊敬しているアルト。
幼い頃から本物の芸狂いたち(お父さんとか矢三郎とか)を見て、舞台の上で育ってきたアルトが認めるくらいなのだから、よほど、シェリルのプロ意識に揺さぶられたことは確か。
かなりの衝撃だったと思います。
それがどんな感情であれ、アルトの中でシェリルという存在は出会ったときから、どっかりと胸の中に座り込んでしまったに違いありません。
さらには、尋常ではないプロ意識とは裏腹にその素顔は驚くほど無邪気。
それでいてミステリアス。
アルトが気になって当たりまえです。

そこにスパイ疑惑。
自分の勘違いでシェリルのことを突き飛ばしてしまった件は、アルトの性格からいって、ずっと気にしてただろうし、疑惑自体は晴れてないわけだから、本当のところはどうなんだ?と見極めようとして、アルトがシェリルのことを観察しまくったことは想像に難くないです。

そんな中で、毎日のように、ハードなスケジュールでもプロとしてよりよいものを生み出そうと人一倍の努力をし続けるシェリルの姿。
グレイスだけにはちょっと甘えてる姿。
自分といる時は年相応なただの少女になって、拗ねたり、怒ったり、無邪気に笑う姿。
言ってることはわがままで、気が強そうに見えても、本当は優しい……ってことだって、分かったと思います。

元々、好意はあったのだから、こんな姿を毎日のように見てて、好きにならないはずがない!

ただ、アルトさんはにぶちんなので、自分の中にある”好意”または”好き”という感情が、人間として尊敬できるという意味のものか、異性に対しての恋愛感情なのかが分かってなかったんだと思われる。
それでも、自分がシェリルに対して”好意”を持っているということは、完結編のスタート時点で自覚してると思われる。
だって、最初のほうで、シェリルが咳き込むシーン(ランカに虹色~可愛いとか言ってるとこ)で、アルトの反応は早いし、しかも心配して説教まで!
この辺りのアルトのくだけた口調からもアルトとシェリルの距離がすごく近いことがわかる。
ランカにたしてはちょっと格好つけてますが、シェリルといる時は”素”。
まぁ、この時点ではそんな自覚はないようですが。

そうやって、数ヶ月もそばで見てきた上で、シェリルの”スパイ”はない……とアルトの中では結論がついてたんだと思う。
もうスパイだと疑ってないからこそ、「スパイ容疑がはれるまで、ボディーガードに付いてろって、言ったのはお前だろうが」とか言えてたんだと思う。
じゃなきゃ、アルトの性格からして言えないでしょう。

だから、三島の登場でシェリルが逮捕されたのは、すごいショックだったと思う。
でもなにより、ショックだったのは、シェリルが何も言い訳しなかったことにじゃないかと。
あそこのシーンのアルトがシェリルを何度も呼んでるところは

「嘘だよな、シェリル」

は疑ってるわけじゃなくて、

”スパイじゃないのに、なんで、何も言わないんだよ?”
”信じてるから、(事情を)話してくれ、シェリル”

って気持ちなんじゃないかと。(←もちろん私の勝手な妄想です。でも、悠きゃんの演技からは騙されて傷付いてる…とは聞こえない。必死に真実を聞き出そうとしてるようにしか、聞こえんです。)
でも、シェリルは何も言わずに言ってしまう。

そのあとのアルトがシェリルのイヤリングを捨てようとしてるシーンは、ランカは「シェリルさんに裏切られたって、アルトくん傷付いてます」って言ってるけど、あれは葛藤してるんだと思います。
シェリルが何も言わなかったことで、もしかしてスパイなのか?!とアルトの心が多少揺らいだのはあるでしょうが、でもあのシェリルとの日々を思い出してるシーン。
あれで、この数ヶ月、自分が見て感じたシェリルを思い出し、やっぱり、スパイではないと思ったと思う、だったらどうして何も話してくれなかったのか、信用されてるつもりだったのに、本当は自分は自分は信用されてなかったのか?とか。
シェリルの救出話がでるまで、すげ~悩んで、でもアルトが出した答えは、”シェリルを信じる”ってことだったのでは。
そうじゃなきゃ、シェリル救出作戦だって、納得しないし、あんな格好もしないだろうし、さらには「言っただろう、独りなんかじゃないって」とか、迷いなく言わないって。
さらには、「ばかっ」って強がりながらも胸に飛び込んできたシェリルをみる、愛しくてたまんないぜって眼差し!!
この辺りからアルトもシェリルに対する”好き”を自覚し始め、覚醒はやはり、20話再現のあの涙の別れのシーンでしょう!

シェリルの涙がアルトの頬にあたり……
宇宙に吸い込まれていくシェリルを見て、失うって時になって、やっと、アルトは自分の中にあるシェリルへの”好き”に気付いたんだと。
もう、そのあとのシェリルを呼ぶアルトの声の切ないこと!
まるで魂から絞りだされたような叫び声。
(本当、悠きゃんの演技が光るわ~)

映画のアルトは大切な者を守れなかったからこそ、もう、誰にもそんな思いをして欲しくないからこそ、最後まで戦うって決めたような気がします。
最後の出撃前にシェリルのイヤリングを首にかけるシーンも、イヤリングを通して、シェリルに語りかけてるように見えるし。

そして、シェリルが生きてると分かった時の満面の笑顔。
呼ぶ声まで輝いたわ(笑)
さらには、再会したシェリルは自分が尊敬したどこまでも気高いシェリルのままで、思い出の少女(きっと初恋/笑)で、アルトさんのシェリルへの好きはMAX!(笑)

んで、最後、バジュラに想いを届ける為に光の舞を舞ってくれるアルトさんですが、あそこで、バジュラとわかりあう為に、自分の心を全開にしたんだと思うんです。
武器もバルキリーの捨て、自分の中にある余計な感情も全部投げ捨てて、その結果、自分自身と向き合うことになり、自分の中にある本当に大切なものに気付いた。
今まで散々蓄積してたぶんシェリルへの感情は”好き”ってだけに納まらないくらいになってたんじゃないでしょうか。

だからこその

「愛してる」


約2時間に凝縮されて、一気に見せられてる私たちとしては、いきなりな展開ですが、前編からを順を追って考えてみると、アルト的にはいきなりではなかったのかなぁと。



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4 コメント

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Unknown (たいめし)
2011-03-05 17:55:58
こんにちは、元気回復されましたか?
考察読んでその通り〜〜!と思ってしまいました。
私も護衛でアルトが登場した時の「言ったのはお前だろうが」とか2人のやりとりがすごく自然で一緒にいた時間の長さと言うか親密さを感じました。説教するところは世話女房アルトといったところでしょうか(笑)。
そんな2人を目の当たりにしたランカは、一生懸命アルトに慰安旅行のこと話しかけたのかな‥‥なんて。

考えは尽きませんね(笑)。長々と失礼しました。
わたしの独り言、もしよかったらご覧下さい。m
(_ _)m。それでは、

返信する
拝見いたしました♪ ()
2011-03-09 21:01:56
たいめし様

返信遅くて申し訳ないです!
体調はそれなりに回復中です。
ありがとうございます(平伏)

たいめし様の独り言はしっかり!こっそり、拝見させていただいてました。
もう、わかる!分かるとPC前でジタバタしながら(笑)。

本当、最初からいきなり親密さをアピールの二人ですよね。ニヤニヤ。
アルトはなんか話したいことあったから呼び出したんだろとか言ってますが、正直、私には、え?そうなの?たんにデートしたかっただけじゃないの?!って思いましたよ。

続々集まる完結編のアルトがいかにシェリルが好きか!情報にホクホクですv
いいネタあればぜひ!こちらでも呟きでもOKなので、教えて下さい!
返信する
良かった…! (miho)
2011-04-29 04:52:49

桜様が今回の震災でもご無事で安心致しました!
しかもいつも気丈としておられて心底尊敬します。
うちは仙台にいる兄と一時連絡つかなかっただけで私も母もグダグダでしたから;
ほとんど影響のない石川県に住んでいるというのに…f^_^;

それはそうと…

サヨツバをご覧になった余韻でこの話をするのはどうかなとも思ったのですが、
アルシェリの方には朗報かと思きって書き込ませていただきます。


ヴァリアブルファイター・マスターファイル
というバルキリーを実用機体に見立てた専門書の本がシリーズで発売されているのですが
それに VF-25メサイア版が発売されまして
そこに恐らくサヨツバ後のアルシェリの未来が書かれていました。

2064年アルトはマクロスオリンピア船団にいてSMSマクロスオリンピア支部所属
大尉になっていて、
シェリルは一時的にオリンピア船団に活動拠点を置き
個人専用VF護衛部隊を雇っていて、ツアー中はパイロットもSSとして行動を共にし、コンサートで上空飛行を披露。
機番は#1123と#727の2機。
(アルシェリの誕生日…!)
アルトは若手パイロットの抗議を理路整然と論破したりとすごくカッコ良く成長しました。笑
船団や移民惑星など拠点を転々と移しながら近傍の部隊に請われて出向したりしているみたいで。
アルトは偽名を使っていて上草シオン大尉、「Vexation」(=不快の原因)を日本音にあてたものらしく
危機管理と機密保持の理由でパイロットの名前や素性を公開できないのは
一般常識との事です。

以上なのですが、長々とすみません。
どうしてもアルシェリを大切にして下さってる方に教えずにはいられませんでした。

尚既にご存知でしたら重複になってしまいすみません…

でもやはり映画の終わり方は不安もありましたので
私はファイルを読んですごく嬉しかったです。
(アルトが淡々とインタに答えてるだけのものですが…)

また改めて映画を見返したくなりました。(*^^*)

返信する
ありがとうございます☆ ()
2011-05-04 08:30:41
miho様

ご心配おかけしております。
ーが、私はなんというか…申し訳ないくらい、被害もなく、元気です。
mihoさんのお兄さんは大丈夫でしたか?
情報が入る分、現地より遠方に住んでいる家族のほうが心配になると思います!
私も自分が震度7にあっても平気だったのに、実家が震度5強に襲われた時はパニックになりましたもの。

メサイヤ本の情報ありがとうございます!
お友達から情報はいただいていたのですが、内容がよくわかってなかったので、助かりました。
ええ、もちろん、速攻!ポチリました(笑)
早く、読みたいです。ソワソワ。
また、お素敵情報があれば、教えてください。
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