半年

震災から半年が過ぎましたね。
そういえば、アメリカの同時多発テロも11日、今日だったんですね。
30歳のクリスマスは、冬のＮＹに行って、ツインタワーの前にあるスケートリングで遊ぶ！というのが10代前半からの密かなら野望だったのに……と、跡地を見るたびに思ってしまいます。
不謹慎ですみません。
同時多発テロから10年。
10年もったのか…と思う気持ちとまだ10年かと感じる部分と。
でも10年たった今もどうしてこんなことをする必要があったのか？と憤る気持ちは消えることはありません。
あのテロで、テロリストが望む世界に近づいたんでしょうか？
とてもそうは思えません。
どうして、みんな手を取り合って、助け合って生きていけないのでしょうか？
どうして、手を取り合えないのか……その理由はわかってます。
そのうえで、やっぱり、思ってしまいます。
無理なのかなぁ。
これについては思うことが沢山あるので、このへんで。


震災から半年。
やはり、もう半年かと思うと気持ちとまだ半年なんだと思う気持ちと。
なんだか、複雑な思いにかられます。
すくなくとも震災から1ヶ月は本当に、本当に不便な生活をしていました。
水のない大変さ、食べたいものがすぐに手に入らないもどかしさ……
髪なんて1週間洗ってなかったり、4日おきだったり……。
それがたった半年前の話です。
なのに、どこか遠い物語のようで、あまりに非現実的で、本当に自分が体験したことなのかと首を傾げたくなります。
それは人間が心を守る為の自衛なんでしょうが、あれは、あの思いは忘れてはいけないと思ってます。
そのためにも時より振り返ること大事。
大変だったことも、ひどいかったこともですが、同じくらい人同士の繋がりとか、優しさとか思いやりとか、そういったことを忘れないようにしたい。

私は幸いにも仕事も居場所も失くさずにすみましたが、沢山の方が沢山のものを失って、いまだに避難してる人も避難所生活してる人もいて。
水や電気が復旧してない、目処も立ってない地域もあって。
津波で生まれた大量の瓦礫（他に適切な言葉が見つけられなかったので、こんな表現ですみません）を今後どうしていくのか……
色んなことが山積みです。
半年たって、むしろ、やっとこれからなんです。

私のできることはささやかだけど、これからも続けていきたい。
もし、私のブログを読んで何かしら思うところがあった方は、無理のない範囲で、ほんの少しでもナニかを始めて下さったらうれしい。
10円募金するでも、あの震災のことを忘れないでいてくれることでも、自分の身近な人に親切にするでも。
真綾さんがライヴで言ってたんです。

自分の手はどんなに伸ばしても東北に届かない。だけど、隣りの人の手を握ることができる。隣りの人はその隣りの人を、その隣りの隣りの人はさらに隣りの人の手を。そうして繋いでいけたら、自分ではないけど、誰かの手が東北に届いて、誰かを救うかもしれないと。

私もそう思います。
私自身ではなくても、繋いだ先の誰かの手が、誰かを助けることが出来てたら素敵だなぁ。