諸事情で、買いたくても買えずにしくしくしておりましたが、天使さまは降臨!!
おかげで、限定版が聞けました。
ありがとうございます(平伏)
初回限定版はライヴ音源付です!!
もう、これが聴きたくて、聴きたくて……
ええっと、まずは本編のほうは。
1. eternal return |
2. 秘密 |
3. DOWN TOWN |
4. 美しい人 |
5. キミノセイ |
6. ゼロとイチ |
7. みずうみ |
8. stand up,girls! |
9. ミライ地図 |
10. ムーンライト(または“きみが眠るための音楽”) |
11. 手紙 |
12. トピア |
全体の印象としては、ちょっとまとまりはない気がします。
ただ、今回は、作曲家がかなりバラエティーにとんでいるので、しょうがないのかなぁって。
真綾ちゃんのなかで、これからの方向性を模索しているような、そんな印象を受ける1枚でした。
なので、アルバム自体のクオリティはいまいちのところがあるかも。
全曲、悪くはないのですが、私はどこか物足りなさがあったなぁ。
なので、正直、オリコン1位は意外だった。
アルバムを聞く前に、まずは作曲家や制作の面々を見て驚きました。
ええっと、こんな有名な、”普通の音楽”分野で活躍してる人が、曲を提供してくれたりってすごくない?と。
私自身は真綾ちゃんを”声優”というよりは”アーティスト・俳優”と認識してますが、一般的に見たら、”声優”で、オリジナルさえ、アニソン扱いされているわけで……
でも、ただの”声優”さんに、多くの人が知ってるようなアーティストの皆さんが楽曲提供してくれるなんて、ないですよね、普通。
そういう意味で、真綾ちゃんの詩や歌声が”アーティスト”として、音楽の世界で認められてるんだなぁ・・・とファンとしてはほくっとなりました。
内容的に、全体は最近多い、ポップめな曲。
長年の真綾ちゃんファンには、多分、物足りないというか、どこか残念な気持ちが……
夕凪からのファンには、そんなに違和感ないかも。
ポップな真綾ちゃんが嫌いなわけではありませんが、せっかく、真綾ちゃんのもつ”違う世界を作り出す力”が半減するので、個人的には残念。
10~12はまさに今、冬の夜に聴きたいような、流しておきたいような感じの曲。
さりげ11.手紙とかけっこう好きでした。
あとは7.みずうみとか。
6.ゼロとイチはサビの真綾ちゃんのトーンを変えたコーラスのはまもりがすごく好き。
2.秘密が思ったのとちょっと違った。
柴田淳さんとなら、もっと違った音楽を生み出せると思ったのに……なんか、ちょっと一般的な感じの音楽になってて残念。
もっと、深い、想いや痛みのある曲になるかと思ったのに……む~。
4.キセキノヒトが持つ、切ないような疾走感も嫌いじゃないなぁ。美しい人の持つ重厚感と世界観を破るためには、これくらい必要かも。
結論としては、やはり、菅野×真綾は最高です!!!!
菅野さん離れをしようとしてる、自分の音楽を模索してる真綾ちゃんには悪いけど、やっぱり、何度聴いても、「美しい人」が別格だ。
もちろん、私が菅野信者ということも大きいと思う。
もしかすると、この「美しい人」を入れないで、他の曲同様にポップさのある、”今”を歌った曲を入れていたらCDとしてはまとまったかも。
それくらい、私的には「美しい人」は浮いてる。
てか、菅野さんの曲を一般的なアーティストの人が作った曲を一緒に並べるのは無理がありすぎる。
あくまで、素人の印象ですが……山下達郎さんは超一流のアーティストで彼の作り出す音楽には”物語”があると思うんですよ。
でもその”物語”が起きてるのは、あくまで、私たちが今いる世界のどこか。
だから聴いたほうは、その物語に自分を投影させて、きゅんきゅんしたりわけなんだけど。
菅野さんや梶さんが作り出す音楽って、”物語”だけじゃなくて、その物語が起きる”別世界”から造っちゃう。
音楽流れた瞬間から異次元・別世界の扉が開かれて、違う世界に足を踏み込んだような気持ちになる。
真綾ちゃんの歌声はその作り出された世界を形にして、その世界に広がりや歴史を造る。
世界が違うンだから、並べると浮いてしまうのはしょうがない。
これが、May’nちゃんやまめぐちゃんだったら、多分、他の作曲家と菅野さんの曲が並んでいてもそんなに問題ないと思う。
真綾ちゃんだからこそなんだよね。
本当、真綾ちゃんの持つ歌声の力ってすごい。
あとは、菅野さんの曲と真綾ちゃんの歌声は相性良すぎるんだよ。
菅野さんと出会っていたから、今の真綾ちゃんの歌手としての立場があるんだけど、最高のものと最初に出会うって、大変でもあるねぇ。
でも、これだけ、色々やってくれると次はどんなものが飛び出すのか楽しみです。