醸造の元祖のような趣を感じる「ワイン造り」。
シンプルでいながら、複雑な面も見せる造りを簡単に紹介いたします。
①ブドウの収穫(および、選果)
ブドウの果皮に付着する天然酵母を使用する事もあり、
その際はあまり洗う事はできません。
②徐梗・破砕
ブドウの果梗を取り、果皮をかるく破り果汁を出します。
白ワインの場合は次に圧搾し、果汁のみを発酵。(果皮や実を取り除く)
③主発酵
糖分がすでにある為、日本の酒造りのように麹を必要としない。
温度管理の重要性は、すべてのお酒造りに必要なのでワイン造りも。
酵母菌の投入や補糖が行われる事もあります。
赤ワインはこの後、圧搾して果皮や実を取り除きます。
④後発酵
乳酸菌を入れ、刺激の多いリンゴ酸を刺激の少ない乳酸に変化。
この方法は、マロ・ラクティック発酵とも言われます。
⑤熟成
通常、6ヶ月~2年ほどタンクや樽で熟成。
⑥澱引き・清澄・濾過
濁っている原因の果肉などが底に沈殿するので、上澄みを移し出します。
天然の清澄剤を加えて澱と結合させ、除去。
⑦瓶詰め
最近は機械詰めが一般的だそうです。
⑧瓶熟成
一部の銘柄は瓶でも熟成させ、香味を向上させます。
造りの作業自体には複雑さなどはあまり見かけられません。
でも、それだけに誤魔化しが利かず、丁寧な作業が求められていそうです。
美味しいワインを、今宵も――
今更感がありますが、よくよくブログを読み返してみると、
ワイン造りに関しては一切ふれていなかったので、書いてみました。
かなりあっさり目の仕様なので、入門編と言った所でしょうか。
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