酒屋三代目 ~明日はどっちだ?~

今や酒屋低迷時代。しかも繁栄か衰退かの境目と言われる「三代目」。それが私……?
――さぁ、精一杯あがいて行こう!

錬金術の足跡の一つ

2006年05月10日 21時06分47秒 | スピリッツ

スピリッツについてです。
言葉の意味合いは「精神」、お酒を指すなら「蒸留酒」となります。
本来ならウイスキーやブランデー、焼酎なども含まれるはずですが、
現在ではウォッカ・テキーラ・ラムなど、かなり狭い意味合いで使われています。

さて、スピリッツの起源を辿っていくと素敵な響きの人たちに行き着きます。
それは「錬金術師」達です。
果てない錬金術の試みの中で、おそらく偶然産まれたであろう産物。
「アクア・ヴィテ(生命の水)」と呼ばれた精神は、
その技術を世界各地に広めました。
スペインでブランデーの元を、
それはフランスに渡り「オー・ド・ヴィー(生命の水)」ブランデーの事です。
さらにアイルランドでウイスキーの祖先を、
その技術はスコットランドに渡りスコッチを。
北欧では「アクアヴィット」、ロシアでは「ウォッカ」、さらに中東、タイ、沖縄、
そして九州で焼酎を産み出しました。
カリブやメキシコにはコロンブスが伝えたと言われています。

今では多種多様なスピリッツ。
祖は違えど伝える「精神」は一つ。
人類に当てはめると、何か深い意味合いまで考えてしまいます―――。


最新の画像もっと見る