シン営業 2023-05-14 20:00:00 | 超短編小説 俺は公園のベンチに座り、深いため息をついていた。仕事で大きな穴を空けてしまったのだ。そんな俺に、近付く女がいる。 「すいません…何かお悩みでしょうか?」 なんだこいつは…でもちょっと好みかな… 「ああ別に…」危ない、こんな女は…俺は立ち去ろうとした。 「待って下さい。あなたの幸せを祈らせて下さい!」 「そんなこと言って、壺でも売り付けようとしているんだろ⁉️」 すると女は真顔になり、こう言ったのだ。 「違います。トースターですよ」完