あしどりテクテク525

書と共に歩む私の日々

『絆』

2011年08月08日 | 社会に思う

震災後、「絆」という字がよく目に付くようになった。辞書には「断つことのできない人と人との結びつき」とあり、語源は「犬や馬などをつなぎとめておく綱のこと」とある。

今行われている高校野球の応援団の背中に見つけた「絆」の文字、また政府は「われわれは全世界の皆様が与えてくださった『絆』に深く感謝しております。」と、海外からの支援の謝意を『絆』として表している。全国のJAグループでは「大地がくれる『絆』をもっと。」と呼びかけ、雑誌や単行本でも合言葉のように躍り出ている。

震災後「頑張ろう日本」とか、この『絆』の文字が目に付いていることは、まだまだ復興はこれからであり、強い日本を作らなくてはいけない。この日本を強くするのに必要なものを表す漢字一文字も「絆」(住友生命調査)であり、愛や信、金をしのいで断然1位だそうです。

年末に行なわれる、今年を表す漢字も「絆」かもしれない。