SIDE:Carのブログ

絵本ユニット[SIDE:Car]のブログです。アクセサリーなど小物も作りつつ活動中。

[恐るべきこどもたち」 in cinema bar THE GRISSOM GANG

2006-06-25 23:44:48 | Weblog
24日土曜日、映画館と併設されているというバー、
「cinema bar THE GRISSOM GANG」
にてコクトー原作、メルヴィル監督の「恐るべきこどもたち」をみてきました。

大量のポスターが貼られたバーの隣に、そっけない感じのシンプルで、少し重さを携えた感じの扉があり、
その扉の奥にはこんなところに!?と、思ってしまう21席だけの映画館があるのです。

そんな少し不思議な空間にて、今回はフィルムでコクトーの世界を堪能してしまいました。
貴重な時間です。

「恐るべきこどもたち」は、コクトーがラリって病院に入院した際に数時間で書き上げてしまったという作品。
以前渋谷でコクトー展を観た際に本を購入し、映画もみてみたいな~、と思っていたのです。

やっぱり映画は映画館だね。うっかりDVDで観なくて良かった気がする。

現実味のない、ちいさな世界で生きてしまったこどもたちは
よりリアルな人間の感情に飲み込まれてしまうかの様に生きて行く。

彼らを取り巻いていたものは異常性に満ちてはいるけれど、人間の本質ではないのか?

本を読んで観た私の感じは、すごく綺麗にまとまっているな。
原作を全く知らないタカハシの感想は「これは悲劇じゃない」。

もの凄い角度で人間を観ていたのであろうな、と感じさせるこの作品を書いたコクトーは
やっぱり天才なのだろうな。

なかなか濃厚な時間を味わいました。

その後は、バーに移動して飲みながら映画の話はもちろん、雑談まで、結局サッカーを観ながら朝までいてしまいました。


はじめてでも楽しくお酒が飲める店内はすごくいいかんじ。
しかも良くも悪くも、誰も気を使わない(笑)。
もっと驚いたのが、タカハシとよく参加するシネクラブ、キノ・イ・グルーがこの店から始まったなんて…。

今後のラインナップも楽しみです。
http://movie007.hp.infoseek.co.jp/

琥珀さとこ

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