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先々週くらいかな?その日はいつもより若干仕事を早く切り上げる事ができまして、夜の回を観に行くチャンスだと思い、ダッシュで渋谷のBunkamuraル・シネマに直行致しました。
みんなやっぱりそうだろうとは思うんだけれど、観たい映画は山ほどあるのに、全部観られないんだよね。
でもこの日は「今行けば間に合う!」って思ったが最後会社から一目散に飛び出していたよ。
監督ジャック・ドゥミ没後15周年という事で今回この美しい映画が現代の映像技術によって再び蘇った訳ですけど、拝見できてラッキーだと思いました。
まず目に飛びこんでくる若きカトリーヌ・ドヌーヴの美しさ!
私が近年みた彼女の映画といえば「8人の女たち」。役者は本当に素晴らしいです。今の彼女だからこそ8人のおんなたちは演じられたわけで、そのいくつもの前段階には、やはりあの時の彼女だからこそ演じられた、カトリーヌ・ドヌーブがいた訳なんですね。
また歌声の美しさが耳から離れません。映画を拝見して以来、お菓子を作る彼女の歌声がいつも耳元に囁かれるかのようです。
驚いたのは当時の映像表現です。
題材がおとぎ話なので、それ故の表現方法であり、また当時の時代背景やアート感覚も伺えるかの様ではあるのですが、だからこそ現代のアート感覚に刺激的に伝わってきた様に思えました。
青い馬も太陽の輝きのドレスも夢の世界の物だけれど、「おとぎ話」という枠を超えて躍進的なアートに感じられました。
この映画をみるのなら、ちょっぴりの子供の時の気持ちを携えて、今の大人の視点で観てみる事を個人的におすすめ致します。
琥珀さとこ
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